Setting Mighty Frog.
我がZX6R「マイティフロッグ」についてのセッティング資料。俺が個人的に見返す為のメモであります。
'03 ZX6R セッティング資料 (※モーターサイクリストRUNPLUS誌 03/4号より) | ||||
項目 | ノーマル | 最速セット※ | 峠セット※ | 現在値 |
FIN 上からの段数 |
5.5 | 4.25 | 5.5 | 4.5 |
FT 最強からのノッチ数 |
H → 8 | ← | H → 5 | H → 8 |
FC 最強からのノッチ数 |
H → 8 | ← | ← | ← |
RIN mm |
180 | 179.625 | 180 | >180(1.5回転緩めた) |
RT 最強からの回転数 |
H → 4.25 | ← | ← | ← |
RC 最強からの回転数 |
H → 3.5 | H → 3.25 | ← | H → 3.25 |
F/R 空気圧 | 2.5/2.9 | 2.3/2.3 | 2.5/2.9 | 2.3/2.3 |
備考 | ||||
出典 | 「最速セット」「峠セット」は、上記雑誌で連載されている「エッジデハシレ BY 梨本圭」から引用。 | |||
補足 | 「最速セット」はサーキット向けだが、トミンでテストされたものだから、もっと大きいところでは違って来るのかなあ?それは俺にはわからない。まあ、どっちにしても俺にはこれでオッケー。俺は速い人に「最速セットは時期尚早」と言われたりもしたが。 ちなみに、最速セットにおける梨本圭の記事中でのトミンベストラップは、26"86となっている。ただしこれはノーマル車両、つまりOEMのミシュラン・パイロットスポーツでのタイム。同連載でのドカティ748よりちょい遅い。が、それはタイヤのせいだと言わせて貰おう。でも同じタイヤのCBR600RRには負けた。・・・それは気温のせいだと言わせてくれ。・・・つまり、俺が言いたいのは、6R最強。 さらにちなみに、俺は現在はハイグリップタイヤ、メッツラー・レンスポルトRS-2/RS-3を入れている。タイムは・・・・ここで聞くのは野暮ってもんだぞ。 |
初期状態
納車当初は、そのままで乗っていた。硬く感じるものの、それまでに乗っていたSV400Sに比べれば、レーシーな車両だから硬くて当然か・・・と思って、とりあえず乗りつづける。
しかし、アクセルを大きくあけて加速しながら道路の継ぎ目を通過すると(また、トミンのホームストレート半ばでも)よく後輪がホップしていた。「ブイー・・・ビヤ!ブイー」って。わかる?ビヤのとこで後輪が浮いて一瞬だけ空回りしてるのね。
慣らし終了直後のハイサイドは、俺の技術の至らなさが主要な原因なのは疑いないが、このリヤの硬さも悪い方向に出ていたかもな、と後になって思った。リヤサスが硬過ぎてコケた、という言い訳はしないが、サスが俺のピンチを救ってくれなかった、と愚痴って見る程度にね。
なにせ、乗車してもバイクが1ミリも沈まなかったし(感覚的にね)・・・。ちなみに、マニュアルによれば、出荷状態での想定されるライダーの体重は65kgだそうだ。俺は意外とチビであるので、忘年会シーズンでも55kgもない。
ちょっと軟らか状態
その後、やはり硬すぎると判断し、フロントイニシャルを1段抜いて、リヤイニシャルを1.5回転抜いてみた。あと、サスが縮みにくいと感じているわけだから、と前後コンプレッションダンパーを半回転くらいだけ抜いた。どのくらいやればいいかよくわからなかったし、最強や最弱にして徐々に・・・ってなのは面倒だったので山勘だ。
ベストかどうかはともかく、これで加速時にリヤが跳ねる現象はおさまったし、乗りやすくなったように感じた。
準最速セット状態
だが、徐々にマイティフロッグに乗りなれてくるに従って、また状況は変わってきたようだ。
写真で見てもコーナー進入でひどくフロントが沈んでいる。・・・いや、実はこの写真を当初見た時はなんとも思ってなかったんだけど。梨本塾参加時に撮影されたDVをなぜかジョニー家で鍋なぞ食いつつしかもなぜか塾長も交えて鑑賞していた際に、フロントのイニシャルをもっとかけた方がいいな、と言われたのだ。
特に、この頃になると、マイティフロッグにはハイグリップタイヤが装着されており、そうなるとそれに合わせてサスもいじらなくてはならないそうだ。・・・申し訳ないことに飲んでたから詳細には憶えてないんだが、確か、ハイグリップタイヤはグイグイと車体に力をかけてるから、それに負けないで踏ん張る(姿勢を崩さない)ようにイニシャルをかけたりする必要があるとか、そんな説明だった。
姿勢が変わると何が悪いのか、ちょっと考えてみたのだが、フロントが沈むと、ハンドルも下がるし、ジオメトリー的?にも荷重は前に寄り易くなってしまうよな、たぶん。あと、リヤに対して大きくフロントが沈めばキャスターが立ってしまうわけで、そうすると「切れ込む」ような状態になるんだろうか?まあ、きっとそんな感じだろう。なんにしても、良くないことだってことは確かだ。
で、フロントのイニシャルをノーマルから1段かけた状態に変更し、ダンパーはノーマルに戻した。
リヤはどうしようかと思ったが、やはりノーマルでは硬すぎたと思うので、とりあえずそのまま(ちょっとイニシャルを抜いた状態)。だが、コンプダンパーはちょっと締めた。最速セットに習ってね。フロントは硬くしてるから、動きについてはバランスが取れるかなあ、という思惑もあり・・・。
もうひとつ、特記事項として。ハイグリップタイヤ(メッツラー・レンスポルト)に変更後、1速を目いっぱいまで(14500rpmでシフトインジケーターが光るのを確認するまで)引っ張ってから2速に入れた瞬間に、フロントが振られることがよくあったのだ。これはパイロットスポーツ時にもあったが、レンスポルトにしてから頻度が上がっていた。
まあ、なにせ過大なパワーを発揮させている状態だから、俺のシフトが下手ってことかな〜、と思っていたのだが、イニシャルをかけてから、それは収まって来た気がする。まだあまり試してないが、近所で20回くらい試した限りでは、まずその現象は起こらなかった。
ハンドリングもカチっとした感じなので、期待できると思っている。
すべての記述は経験浅い俺のインプレッションであるので、同じにしてどんな悪いことが起こっても俺は責任を負いません。それと、引用した「エッジデハシレ」にいつも書いてる一言を真似て、ここに添える。セッティングデータは参考資料です。公道ではマニュアルに定められた規定値を守って走行しましょう。(TOPへ)