VII 現実を見据える男、あがき続ける男 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() 前回のはぐれウルタンのイベントも終わり、ナム・エンサ横断再開。 トラップにバンバン引っ掛かってボンボン死んで非常に心臓に悪い思いをしながら(いやライブラしろよ) 砂漠をやっと抜けてレイスウォール王墓に入ると、遺跡の陰から怪鳥ガルーダが出現、そのまま戦闘開始。 【BOSS】ガルーダ Lv:16 HP:6754 イクシロの実を使えば楽勝らしいのですがぶっちゃけ使わなくても倒せる相手なのであえて実は使わず ヴァン→ダーク、バルフラ→飛び道具、ウォス→遠隔攻撃 のみで30秒と経たずに戦闘終了。 ガルーダ撃破後、殿下が覇王の伝説について語り始めました。 アーシェ「往古、神々に愛されしレイスウォール王は――バレンディアからオーダリアの両大陸にまたがる広大な領域を 一代で平定し――ガルテア連邦を打ち立てました。覇王と呼ばれていますが――連邦樹立後のレイスウォール王は、 民を愛し、無用の戦を憎み――その精神は後継者にも受け継がれ、平和と繁栄が数百年もの間つづいたのです。 アルケイディアもロザリアも、その源流はガルテア連邦に属していた都市国家であり――レイスウォール王が築いた 平和の中で生まれ育ったようなものです。レイスウォール王は、覇王の血統の証となる3つの遺産を残しました。 そのうち『夜光の砕片』はのちのナブラディア王家にわたり――『黄昏の破片』はダルマスカを建国した我が父祖へ。 最後のひとつ、『暁の断片』はここに封じられて――その存在は、王族にだけ伝えられてきたんです」 ウォースラ「覇王は今日の事態を見越しておられたのでしょう」 アーシェ「代々の王にのみ許された場所ですから、証を持たない者が立ち入れば――」 バルフレア「生きて帰れる保証はなし。墓守の怪物やら悪趣味な罠やら――そんなところか」 アーシェ「その先に眠っているのです。『暁の断片』も、覇王の財宝も」 バルフレア「話がうますぎると思ったよ」 遺跡に入ってすぐ、バルフレアの言うその「悪趣味なトラップ」と「墓守の怪物」の両方の要素を併せ持った FFシリーズお馴染みのモンスター、デモンズウォールが不気味な音を立てて起動。 王蟲みたいな足をワラワラと動かして近づいてきます。 ヴァン「追い詰められたらやばいぞ!倒すか逃げるか、どっちにする!?」 【BOSS】デモンズウォール(手前) Lv:18 HP:22187
【BOSS】デモンズウォール(奥) Lv:16 HP:10332 こっちはいたって普通の雑魚(ひどい) 二匹のデモンズウォールを倒したことで隠し通路に行けるようになり、隠し通路にただ1つあるトレジャーの中には 現時点で最強片手剣のエビルスレイヤーが入ってるハズなのですが…なかなか出てこない。ギルばっかり。何故だッ。 何度かリセットを繰り返してやっと入手。ランダムトレジャーしんどい…(これは ま だ ま だ 序 の 口 ですが) ウォースラ「あのような墓荒らしの同行は、認めたくないものです」 アーシェ「けれど私たちだけでは明らかに無力、それが現実でしょう?あの人は自分の利益だけを考えているわ。 利益を約束できれば裏切らないはずよ」 ウォースラ「しかし殿下、自分は」 アーシェ「話は後で。今はまず『暁の断片』を手に入れないと」 怪しい雰囲気のダンジョンを進み、仕掛けを解いていくと最深部に到着。 部屋の中は黄金色のモヤが充満しています。 パンネロ「地下なのに、霧が出てる――?」 フラン「霧ではないわ。ミストよ」 どっちも同じじゃん!英語版はどう訳すんだよ!と思ったアナタ! 大丈夫。通常の霧は「フォッグ(FOG)」なので無問題なのですよ。何の話だよ、って感じですかそうですか。 パンネロ「ミストって目に見えるんですか?」 フラン「ここではそれだけ濃いということ。魔の気配が満ちているのよ」 パンネロ「危険――ってことですよね」 フラン「けれど役にも立つわ。濃密なミストは魔力の回復を早めてくれる」 パンネロ「覚えておきます。ヴァンは無茶ばかりだから、私がしっかりしないと」 階段を降りていくと、モフモフしたくなるような尻尾の持ち主が仁王立ちで待ち構えていました。 【BOSS】魔人ベリアス Lv:20 HP:15943 オイルされない限りファイジャはそれほど脅威でもないので、 あぶらとり紙でステータスを回復しながらベリアスを攻撃。 運命なのか、トドメの一撃は殿下が。ちょっと画になりました。 ![]() フラン「かつて神に戦いをいどんだ、荒ぶる者ども――敗れた彼らの魂は、ミストにつなぎとめられて、時の終わりまで自由を奪われた。 ――ン・モゥ族の伝承よ」 アーシェ「王家には、覇王と魔人にまつわる物語が伝わっています。若き日のレイスウォール王は魔人を倒して神々に認められた、と。 以後、魔人は魔王の忠実なしもべとなったそうです」 バルフレア「で、いまだに覇王の財宝を守ってたわけだ」 アーシェ「いいえ、財宝とはこの召喚獣そのものでしょう」 バルフレア「なんだと?」 アーシェ「私たちが手に入れた魔人の力には、計り知れない価値があります」 バルフレア「おいおい――オレとしては、もうちょいわかりやすい財宝を期待してたんだがね」 「利益を約束できれば裏切らないはずよ」全然約束されてませんよ殿下!? まんまと騙されてしまったバルフレアはとりあえず横に置いといて、ベリアスが入口を塞いでいた部屋に入っていきます。 キラキラと光る『暁の断片』を発見した一行ですが、ウォースラの様子が少し変です。 バッシュの「どうした」という言葉にハッとし、『暁の断片』を取るよう殿下を急かすウォースラ。 それに頷いて『暁の断片』を取ろうとすると目の前にラスラの幻影が現れ、驚くアーシェを横に出口に向かって歩き出し消えていきました。 ヴァンにも幻が見えているらしいのですが、他のメンバーは全く気付いていません。 アーシェ「仇は必ず――」 無事に暁の断片を入手し、レイスウォール王墓の遺跡を出たと思ったら 突如、帝国のリヴァイアサン艦隊が遺跡上空に現れ、ヴァンを取り囲まれてしまいます。なぜかヴァンだけです。 ほ、他のメンバーは…!? そんなことを思っているうちに場面はリヴァイアサン内部。 ギース「再びお目通りがかなって光栄ですな、殿下。先日は実にあわただしく、ご退艦なさったので―― 我々に無礼があったのではないかと心を痛めておりました」 無礼ありすぎて何から言えばいいのやら。 アーシェ「痛む心があるというの。本題に入りなさい」 ギース「破魔石を引き渡していただきたい」 パンネロ「破魔石って――」 ギース「そのような模造品ではない!」 一応あなたの上司だったラーサーの持ち物だったんですけどね。 ギース「我々が求めているのは――覇王レイスウォールの遺産である『神授の破魔石』だ。 まだ話していなかったのかね――アズラス将軍」 ウォースラ「殿下、『暁の断片』を。あれが『神授の破魔石』です」 ウォースラの裏切りに驚く一同。 バッシュ「なぜだ、ウォースラ!」 ウォースラ「帝国は戦って勝てる相手ではないっ!ダルマスカを救いたければ現実を見ろ!」 ギース「アズラス将軍は、賢明な取り引きを選んだのですよ。わが国は『暁の断片』と引き換えに――アーシェ殿下の即位と、 ダルマスカ王国の復活を認めます。いかがです?たかが石ころひとつで、滅びた国がよみがえるのです」 バルフレア「で、あんたの飼い主が面倒を見てくださるってわけだ」 バルフレアのこの言葉にムカッとなるギース。 ギース「彼をダルマスカの民とお考えなさい。殿下が迷えば迷うほど、民が犠牲になる」 と言い、ギースは自分の剣をバルフレアの首に当て脅迫します。 ギース「彼は最初のひとりだ」 バルフレア「まわりくどい野郎だな、ええ?」 ヴァン「アーシェ!」 仕方なく『暁の断片』を渡す殿下。 ギース「王家の証が、神授の破魔石であったとは――。ドクター・シドが血眼になるわけですな」 バルフレア「今なんつった!」 ギース「アズラス将軍、ご一行をシヴァへ。数日でラバナスタへの帰還許可が下りる」 シヴァに移送するため連れて行かれる殿下一行。 ギースはヴェインの命令を無視し、『暁の断片』を調べようとします。 ギース「すぐに魔力を測定しろ」 研究員「本国に持ち帰るまで、手をつけるなとのご命令では?」 ギース「あらかじめ真贋を確かめておかんでどうする?」 シヴァへと移された後、ウォースラは歩きながら殿下に今後やるべきことを伝えますが、 殿下は心底ウォースラに失望した様子で、ウォースラは再び信用を得ようと必死です。 ウォースラ「ラバナスタに戻ったら、市民に殿下の健在を公表しましょう。あとは自分が帝国との交渉を進めます。 ラーサーの線を利用できると思います。彼は話が分かるようです。信じてみましょう」 アーシェ「いまさら誰を信じろというの」 ウォースラ「ダルマスカのためです」 その頃、リヴァイアサンでは『暁の断片』の魔力測定が始まろうとしていました。 石がカプセルのようなものに入れられると、シヴァにいるフランが何かに気付きます。 研究員「設備が限られておりますので、当艦の動力を利用して判定します。石を機関に接続し、その反応を――」 ギース「手順の説明などいらん。結果を見せろ」 ヴァン「フラン!?」 フラン「あ、熱い――ミストが――熱い――!」 研究員「――6700、6800、6900、7000!間違いありません、神授の破魔石です!限界が見えません!」 ギース「これが神授の破魔石――まさに神々の力だ。手にしたものは第2の覇王か?ヴェインでなくても、かまわんわけだ」 ヴェインを蹴り落とそうという野望に燃えまくるギース。 しかしこういう輩にまともな結末がやってこないのはお約束。 研究員「なんだ、これは!?反応係数が――」 ギース「どうした!?」 艦内に警報が走りただならぬ気配になる中、ついに倒れこんでしまったフラン。 帝国兵がヴァンとパンネロを押し退けてフランに触ろうとした時、弾かれるように吹き飛ぶ帝国兵。 ウォースラ「なっ――取り押さえろ!」 唸り声を上げながら爪でガリガリと床を引っ掻くフラン。力一杯掻いてるので爪が折れるんじゃないかとビクっていたのは自分だけでしょうか。 暴走フランは絶叫しながら帝国兵にサマーソルトキックをかました後、そのまま飛び跳ねて次の帝国兵に襲い掛かります。 パンネロ「どうしちゃったの!?」 バルフレア「束縛されるのが嫌いなタイプでね。――ここまでとは知らなかったが。あんたはどうだい?」 アーシェ「彼女と同じ。脱出しましょう!」 ウォースラ「やらせるかっ!空賊ごときに、ダルマスカの未来を盗まれてたまるか!」 ウォースラの前に1人進み出るバッシュ。 ウォースラ「なぜだ、バッシュ。お前なら、現実が見えるだろうが」 バッシュ「だからこそ――あがくのだ!」 【BOSS】ウォースラ、帝国軍剣士×3 Lv:20 HP:15943 魔人ベリアスの貴重な活躍どころでもあるこの戦い。 この時点でのベリアスはまさに無敵です。 帝国兵「機関出力、急速に低下――」 帝国兵「バカな、マイナスだと!?艦の浮力を保てません!」 ギース「何が起きたというのだ!」 研究員「破魔石です!艦の動力を吸収しています!」 帝国兵「止めろ!早く止めんか!」 研究員「やっています!ですが――」 研究員「まずい、反転した!臨界到達まで300!複合崩壊だ!」 バルフレア「アーシェ、行くぞ!」 バッシュとウォースラの2人を遠くで複雑そうな表情で見つめる殿下。 ウォースラ「俺は、俺は祖国のためを――」 バッシュ「わかっている。お前は国を思っただけだ」 ウォースラ「ふん。功を焦ったのも事実さ――焦りすぎたのか――お前が戻るのが遅すぎたのか―― 俺はもうお仕えできん。殿下を頼む」 しばらくの間のあと、ウォースラを置き走り出すバッシュ。 リヴァイアサンの全魔力を吸収した『暁の断片』によってリヴァイアサンは爆発四散、周りの艦隊も衝撃波で木っ端微塵に吹き飛んでしまう中、 衝撃波に巻き込まれないようバルフレアは小型飛空挺を猛スピードで飛ばします。 バルフレア「おい、冗談じゃねえぞ!」 フラン「ミストよ、ミストが実体化してる!」 ヴァン「ありかよ、そんなの!?」 爆発を何とか切り抜けると、空中に浮かんでいる『暁の断片』を発見。 アーシェ「暁の断片!?」 バルフレア「拾ってくだろ!」 ナブレウス湿原にひとり佇む殿下。 ラスラの幻が『暁の断片』を渡すと、また消えています。 殿下はナブラディアの惨状を思い、更なる復讐と憎悪の炎を燃やしているのでしょうか。 一行はラバナスタに戻り、今後何をするべきか話し合います。 バッシュ「帝国の艦隊を消し飛ばしたのは、『暁の断片』なのだな」 バルフレア「察しがいいな」 バッシュ「あの桁違いの破壊力――心当たりがある。アーシェ様もご存知のはずです」 アーシェ「ナブディス――」 バッシュ「旧ナブラディア王国の都――ラスラ様の故郷だ。先の戦争中、帝国軍が突入した直後に、原因不明の大爆発で敵味方もろとも―― あの国にもレイスウォール王の遺産の一つ、『夜光の砕片』が伝わっていた」 バルフレア「破魔石――か。帝国が夢中になるわけだ」 アーシェ「あの戦争も、調印式の罠も、ヴェインはこの力を狙って――!レイスウォール王の遺産、破魔石は帝国には渡せません」 バルフレア「とっくに渡ってる。『黄昏の破片』に、たぶん『夜光の砕片』も。でなきゃ人造破魔石なんて合成できるか」 アーシェ「では『暁の断片』の力で帝国に対抗するだけです。 ダルマスカは恩義を忘れず、屈辱も忘れず、刃を以って友を助け、刃を以って敵を葬る。 私の刃は破魔石です。死んでいった者のため――帝国に復讐を」 殿下の過激☆発言にシーンと静まり返る部屋。 この空気を察してか(?)ヴァンが核心を突くような質問をぶつけます。 ヴァン「使い方、わかるのかよ」 ヴァンその言葉にハッとなる殿下。復讐復讐言ってる割には何も考えてなかったようです。復讐は計画的に。 フラン「ガリフなら、あるいは。古い暮らしを守るガリフの里には、魔石の伝承が語り継がれているわ。 彼らなら、破魔石の声が聞こえるかもしれない――危険な力の囁きが」 アーシェ「危険だろうと、今必要なのは力です。無力なままダルマスカの復活を宣言しても――帝国に潰されるだけ。 ガリフの里までお願いします」 フラン「オズモーネの平原を越えた先よ」 バルフレア「遠くないか?」 エンサ砂漠を二つ越えるよりはまだマシです。 アーシェ「また報酬――ですか」 バルフレア「話が早くて助かるね。そうだな、そいつが報酬だ」 殿下が中指にしているラスラの形見である指輪を指すバルフレア、殿下は予想外の注文でちょっと慌ててしまいます。 アーシェ「これは――何か他の――」 バルフレア「嫌なら断る」 渋々と指輪を渡す殿下。 バルフレア「そのうち返すさ。もっといいお宝を見つけたらな」 ヴァン「なんだよ、もっといい宝ってさ?」 バルフレア「さあな、見つけた時にわかるのかもな。ヴァン、お前なら何が欲しい?何を探してる?」 ヴァン「オレ?そりゃあさ、その――」 何も思いつかないようです。 ヴァンもヴァンですが、さっさと行ってしまうメンバーもメンバーです。 何だか非常にむなしい雰囲気が・・・。 ヴァンはほっておいて、外ではバッシュがバルフレアにガリフ族の里がどこにあるのか尋ねています。 バッシュ「ガリフ族の里は、はるか南方だと聞いているが」 バルフレア「ああ、ギーザ草原を南下する。今頃ギーザ草原は雨の季節だ。河が増水して、道が使えない可能性もある。 その逆に、増水のおかげで通れるようになる道もあるのさ」 アーシェ「ともあれ、早く南をめざしましょう」 バルフレア「慌てなさんな。あんたは先を急ぎたいだろうが、出発前に準備はしとけよ。ついでに覚悟もな」 アーシェ「覚悟なら2年前に。どのような苦痛にも耐え抜く、と」 バルフレア「そいつはけっこう」 ということで、次はオズモーネ平原へと向かいます。 その前に溜まった討伐依頼を消化しなければですが。 …あれ? なにかがおかしい 殿下は生粋のダルマスカ人で、バッシュも17歳の時に亡命、20年近くダルマスカに住んでますよね。 レイスウォール王の歴史やヤクトの地理には詳しい割に、なぜ2人ともガリフの里の場所を知らないのか。 「ガリフの里とダルマスカとは古い昔から交流が盛んだった(byシナリオアルティマニア)」という歴史的背景があるのにも関わらず、である。 そもそも何故2人よりもアルケイディア人であるバルフレアの方が詳しいのか。 ご両人、自国の文化そのものに対しての知識は意外と疎いのかもしれない説浮上。 |
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