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+++FE トラキア776 会話集+++


第9章 ノヴァの紋章


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■ワールドマップ上



紫竜山の山賊そうどうに決着をつけた
リーフたち『解放軍』は

無事であると知らされた
レンスターの遺臣たちと合流すべく

彼らの隠れ住んでいるという
ハンニバルの山荘を目指す・・・



第9章  ノヴァの紋章



■オープニング



※敵軍側



(トラバント)

マーロック、このあたりだな

(マーロック)
はっ
まちがいありません

(トラバント)

それにしても、山賊どもめ
わがトラキアの民を苦しめるとは
ただではおかぬぞ

(アルテナ)
それにしても
わざわざ父上がここまで
お出になることもありませんのに・・・

(トラバント)
いや
国王たるもの
どんな細事でも知っておかねばならぬ

それに、アルテナ
おまえと遠出するのも久しぶりだ
まあ、よかろう

(アルテナ)
はい
私は父上とごいっしょできて幸せです

(トラバント)
アリオーンも誘ったのだが
本城を留守にできぬとぬかしおったわ
愛想のないやつだ

(アルテナ)
兄上は
父上のお力になりたいと
がんばっておいでなのです

(トラバント)
まあ、わしがあいつのとしには
国王として
すべてを取りしきっていたからな

アリオーンにも
がんばってもらわねばならぬが・・・

(アルテナ)
私も、精一杯がんばって
父上や兄上の
お力になりたいと思っています

(トラバント)
そうだな
おまえたち二人には
このトラキアの未来をたくしたい

北には豊かな実りが野をおおい
南には多くの富が山々にうずもれている

そのどちらがかけても
トラキアは自立できぬ

このトラキアを再び一つに・・・
そう、ダインとノヴァが作り上げた
理想の国に戻すことがわしの望みだ

そのためならば
地獄に落ちることもいとわぬ・・・

(アルテナ)

・・・父上?

(トラバント)
アルテナ・・・

(アルテナ)
はい

(トラバント)
・・・風が出てきたようだな
ここはマーロックにまかせて戻るとするか

(アルテナ)
はい、父上!

(トラバント)
うむ
マーロック!


(マーロック)
はっ!

(トラバント)
あとはまかせる
これだけの兵を与えたのだ
失敗はぜったいに許さぬぞ!

山賊どもを掃討せよ
一人残らず殺せ

わが民を苦しめた代償が
どれほど高くつくか
やつらに思い知らせてやるのだ!

(マーロック)
はっ、お任せください!



※自軍側(山荘)



(セルフィナ)

父上! トラキア軍です!
南方一帯、攻めあがってきます!!

(ドリアス)
トラバントめ、
われらのことに気づきおったか!

しかし、まずいな

グレイドはターラに行っている
今この山荘にいるのは
実戦を知らない若者たちばかりだ

(セルフィナ)
私が敵をひきつけます
父上は彼らを連れて脱出してください

(ドリアス)
そうもいかぬ

ハンニバル将軍の
知らせによると

リーフ様が
フィアナとマンスターの戦士団をひきいて
こちらにむかっておられるそうだ

わしは王子をお待ちせねばならぬ

(セルフィナ)
わかりました

では私が防衛の指揮をとりましょう

王子が来られるまで
きっと守りきって見せます

ケイン!
アルバ!
ロベルト!

出撃よ!
私に続いて!



※自軍側




(アウグスト)
あれが
目的の山荘ですな

(リーフ)
みんな元気だろうか・・・

・・・まわりに軍隊がいるようだが
ドリアスたちだろうか?

(アウグスト)
軍隊ですって?
・・・いかん!あの装備はトラキア軍だ!

(リーフ)
なんだって!
あそこはハンニバル将軍の山荘だろう?

(アウグスト)
隠れていたのが
見つかったのかもしれません
それともハンニバル将軍が密告したか・・・

(リーフ)
やめろ! アウグスト!
ハンニバル将軍はそんな方ではない

(アウグスト)
・・・いずれにせよ
救援に向かわねばなりませんな

山荘を落とされるようなことがあれば
トラキアの解放やレンスターの再建など
とてもおぼつきませんぞ



■敵軍20ターン目




(マーロック)
うーむ
まだ山賊どもを掃討できぬか

仕方ない
ランスアーマー部隊に
突撃の合図を送れ



■敵軍23ターン目



(マーロック)
おのれ、なにをグズグズしておる!
全軍、これより総攻撃にうつる
なんとしても山賊どもを一掃するのだ!



■会話 カリオン→セルフィナ



(カリオン)

セルフィナ様
ただいま戻りました

(セルフィナ)
カリオン
大切なお役め、ご苦労様でした

(カリオン)
いえ、私などがお役に立てるのは
これくらいですから

私もはやくグレイド様のような
りっぱな騎士になって

リーフ様のお役に立ちたいと願って
いるのですが・・・
非力な自分がはがゆくてなりません

(セルフィナ)
カリオン、あせってはだめです
それでは命を失うことになりますよ

でも、もうそろそろ
これを渡すときなのかもしれませんね

(カリオン)

これは?・・・
ずいぶんりっぱな剣ですが・・・

(セルフィナ)
これはエリートの剣とよばれるもの
あなたのお母様から預かっていました

カリオンがりっぱな騎士になったら
渡すように頼まれて・・・

(カリオン)
母上が!?

(セルフィナ)
ええ、病で亡くなられたときは
あなたはまだ幼くて

この剣は戦死されたあなたの父上が
愛用されていたそうですよ

(カリオン)
父上の・・・
レンスターの聖騎士だった父上の剣・・・

(セルフィナ)
そうです
大切にしなければならないわ

(カリオン)
はい!
セルフィナ様
ありがとうございます!!

エリートの剣をてにいれた



■会話 リーフ→セルフィナ



(セルフィナ)

リーフ様!
おなつかしゅうございます!!
私です! セルフィナです!

(リーフ)
セルフィナ!
本当にセルフィナなのか!

(セルフィナ)
リーフ様・・・ほんとに・・・
これは夢ではないのですね

あの幼かったリーフ様が・・・
私のひざもとで心地よくねむっておられた
あのリーフ様が・・・

こんなにご立派になられて・・・
ああっ
なんといえばいいのでしょう・・・

(リーフ)
セルフィナ
泣きたくなるのはぼくのほうだよ

セルフィナもドリアスも
ぼくのために殺されたとばかり・・・

もう一度会えるなんて
思ってもみなかった

ぼくは母上や姉上を覚えていない
ぼくは肉親のぬくもりを知らない

だから、ラケシスを母上のように
セルフィナを姉上のように思っていた

いつも
セルフィナに無理ばかり言ってたね
今でもはっきり覚えているよ

(セルフィナ)
リーフ様・・・
そんな・・・
もったいないお言葉・・・

・・・ラケシス様は
まだお戻りには・・・

(リーフ)
うん・・・
イザークに出かけたままだ・・・

(セルフィナ)
・・・そうですか・・・

大丈夫ですよ
ラケシス様のことです
きっとどこかでお元気におすごしですよ

きっと、きっとまた会えますわ
リーフ様
私たちだってお会いできたのですもの



■会話 セルフィナ→フィン



(セルフィナ)

フィン様
お久しぶりです!

(フィン)
きみは・・・?

(セルフィナ)
私のことをお忘れですか?
セルフィナです、フィン様

(フィン)
セルフィナ? ドリアス伯爵の娘の?

(セルフィナ)
はい

(フィン)
・・・まさか
・・・あのおさげの女の子が・・・

(セルフィナ)
十年もたてば女は変わります
今はグレイドの妻ですし

(フィン)
グレイドだって!? 彼は無事なのか?
会いたい!
彼に会わせてくれ!

(セルフィナ)
今は不在です
ターラ救援に出向いているのですが・・・

(フィン)
そうか・・・残念だな
軍務とあればやむをえないことだが・・・



※先にリーフ→セルフィナの会話をしていれば、以下のように
  会話が続く。していなければここまで。



(セルフィナ)

フィン様は
私よりグレイドの方に
きょうみがおありみたい

昔からぜんぜん
変わっていらっしゃらないのね
女性には冷たい方だもの

(フィン)
冷たい?
そんなつもりはないが・・・

(セルフィナ)
それならなぜラケシス様を
ほうっておかれたのです?

あの方の悲しみを
わかっていたしたはずなのに・・・

(フィン)
・・・私にはなんのことだか
わからないが・・・

(セルフィナ)
いえ!
フィン様はわかっていらっしゃいます

なのにわからないふりをしている
ひきょうだわ、フィン様は!

(フィン)
セルフィナ
久しぶりに会ったのだ
もういいだろう・・・

(セルフィナ)
あっ・・・
ごめんなさい
そうですね

久しぶりにお会いしたというのに
失礼なことばかり・・・

(フィン)
いや、いいんだ
その話はまた後で聞かせてもらおう
今はまず戦うことだ

(セルフィナ)
はい、フィン様・・・



■民家1



(おばさん)
あなたたち
山荘に住んでる人たちと
お知り合いなんですか?

これ、裏山で見つけたんですけど
あの人たちのモノじゃないかしら
持っていってあげてくださいな

ファラの書をてにいれた



■民家2



(おじさん)

アンタ
ちょっと顔色悪いぜ
働きすぎじゃねえのか

そんなときには
このSドリンクがおすすめだ

つかれた体にぐぐっと一本
たちどころに
ゲンキモリモリってスグレモノだ

つかれて出撃できねえ時だって
持たせとくだけで大丈夫なんだぜ

サンプルで一本やるから
気に入ったら
隣の道具屋で買うといい

ここを逃したら
あとはターラ市しか売ってないから

有り金はたいてでも
買っておいたほうがいいぜ

Sドリンクをてにいれた



■マーロック初戦時



(マーロック)
おまえたち
山賊ではないな!
いったいなにものなんだ!



■マーロック撃破時



(マーロック)
トラバント陛下
お許しください・・・



■山荘に敵ユニットが侵入した場合



(アウグスト)

リーフ様! 大変です!
山荘が落ちました!

(リーフ)

なんだって!
それじゃ、ドリアスたちは・・・

(アウグスト)
レンスターの旧臣は
ほとんどこの山荘に
集まっていたということです

その彼らが
全滅した今

残念ですが
レンスターの再建は
あきらめるしかないでしょう



Fin・・・(ゲームオーバーになる)



■制圧後



(リーフ)

ドリアス!!

(ドリアス)
リーフ様・・・
よくご無事で・・・
ご立派になられましたな・・・

(リーフ)
なにもかも
ドリアスとフィンのおかげだ

おまえたちの犠牲のおかげで
ぼくはここまで生きてこられた・・・

(ドリアス)

なんともったいない・・・
いや
これは私としたことが・・・

としのせいか
涙もろくなりましたな・・・

(リーフ)
としなどとそんな・・・

!!
ドリアス!
その右腕は・・・まさか・・・

(ドリアス)
ああ、これですか
いや、たいしたことはありませぬ

アルスターでの戦いで
少し油断しました
おはずかしいことです

(リーフ)
アルスターで・・・
じゃあ
ぼくたちを逃すために・・・

な、なんてことだ!
ぼくのために・・・
ぼくのためにドリアスは・・・

(ドリアス)
ははは
そのように気にせずともよろしいのです

このおいぼれの体など
もともと大してお役に立てませぬ

それよりもリーフ様
ターラへ行かれるのなら
グズグズしてはおられませぬ

グレイドからの便りによれば
帝国の総攻撃が
まもなく始まりそうだということ

さあ
ノヴァの軍旗のもとに
勇者は集いましたぞ

新生レンスター王国軍
北トラキアの解放を目指して
出陣いたしましょう!!

そのためには、まず
外のトラキア兵ですな

(アウグスト)

そのことですが
なにやらトラキア軍の動きが変です

こちらへの
攻撃を止めて動こうとしません

(リーフ)
それはおかしいな・・・

(ドリアス)
リーフ様、考えていても始まりません
私がちょっと様子を見てまいります
ここで少しお待ちください

(場面がマップ上に変わる)

(ドリアス)

うーむ
あの男のいった通りだ
こちらへの攻撃をやめておる

しかし
いったいどうしたというのだ?

ん? なんだ? あの女竜騎士は・・・
トラキア軍に向かって
何か言おうとしているようだが・・・

(アルテナが登場する)

(アルテナ)

トラキア全軍につぐ
私は王女アルテナだ

ハンニバル将軍より
火急の知らせが入った

この山荘にいるものは
山賊ではない

民を山賊から守らんとして
将軍がそしきされた
傭兵部隊であるとのことだ

よって
これ以上の戦闘は無用!
全軍、ただちに撤退せよ!



→NEXT 第10章 「ノエル渓谷」

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