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+++FE トラキア776 会話集+++


第4章 地下牢獄


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■ワールドマップ上



レイドリックの手に落ちたリーフは

帝国兵の手によって
マンスターへと護送される

そこは、グランベル皇帝より北トラキアを
あずかるフリージ家の支配下にあり

元コノート王国の近衛将軍で、帝国に
内通して功を立てたレイドリック男爵が

コノートにいるフリージ当主ブルームの
配下として、その統治をまかされていた

そこでリーフが見たものは・・・

■オープニング



※敵軍側



(レイドリック)

ふっふっふっ
これでワシの出世も
まちがいないな

ダルシン!
コノートから引き取りにくるまで
あのこぞうを逃がすなよ!

(ダルシン)
・・・はっ・・・

(ダルシン消え、エーヴェル登場)

(レイドリック)

ワシは闘技場へ行く
女、お前もついてこい

(エーヴェル)
なぜ、私が・・・

(レイドリック)

娘たちに会いたくはないのか?

(エーヴェル)
娘?
・・・マリータとナンナ?

(レイドリック)
そうだ
二人とも元気でおるぞ

心配するな
指一本ふれてはおらぬ

(エーヴェル)
・・・本当に
二人に会わせてくれるのですか?

(レイドリック)
約束しよう

(エーヴェル)
・・・わかりました
案内してもらいましょう・・・

(レイドリック)
そうこなくてはな
クックック・・・

(エーヴェル)
・・・・・・



※自軍側



(セティ)

ブライトン、きみたちは
この地下牢にとらわれている人たちを
助けてくれ

私は
アスベルとともに
子どもたちを探しに行く

(ブライトン)
承知した
市民たちを解放したら
われわれも応援にいく

(セティ)
そうか
ではまた後ほど会おう
幸運を祈っている!

(セティ、アスベル、MAP上から立ち去る)

(マチュア)

ラーラ
あなたの腕だけが頼りなのよ
大丈夫ね?

(ラーラ)
うん
カギ開けならまかせといて

だけど、ちゃんと守ってよね

(ブライトン)
万が一のときは
相手の武器をうばえばいい
おまえにならできるだろう

(ラーラ)
気安くいわないでよ
重い武器なんて
あたしには持てないんだから

(マチュア)
心配しないで
ブライトンと私がついているわ
さあ、行きましょう!

■敵1ターン



(リフィス)
ちくしょう・・・
ついてねえなあ・・・

(男1)
あのう・・・ひょっとして・・・
リフィス海賊団の
リフィス親分さんじゃないですかい?

(リフィス)
あ、ああ、そうだけど・・・

(男1)
やっぱり!

いや、賞金首のはり紙にそっくりなんで
もしやと思ったんですが・・・

(リフィス)

へへ・・・
オレもけっこう有名じゃねえか・・・
まてよ・・・こいつを利用して・・・

(男1)
あれ、どうしたんです?リフィスさん
えれえ難しそうな顔をなさって・・・

(リフィス)
・・・実はな
この牢から逃げ出す手はずを考えてたんだ

(男1)
ええっ!
そんなことできるんですかい?

(リフィス)
バカ、考えてもみろ
このオレさまがこうして捕まってるんだぜ

オレのかわいい子分どもが
それを黙って見てるわきゃねえだろうが

だから
オレは近々おさらばすることになる
短い間だがよろしくな

(男1)
そ、そういうことなら
リフィスさん
いっしょに連れていってくださいよ

(リフィス)
うーん
・・・まあ、働きにしだいによっちゃ
考えてやらなくもないが

(男1)
ホ、ホントっすか!!!

まかしてください
うでっぷしにゃ自信があるんです

あんな牢番くらいなら
一発でのしてみせますぜ

(男2)
リフィスさん
その話
オレにも一口かませてくださいよ

(男3)
おれもおれも

(リフィス)
へへ・・・
バカはあつかいやすくて助かる
あとはチャンスをどうやって作るか、だな

■自軍2ターン目



(フェルグス)

急ににぎやかになったな

(リーフ登場)

(フェルグス)

おまえはなんで捕まったんだ?

(リーフ)
・・・きみは?

(フェルグス)
俺はフェルグス
旅の傭兵さ

いや、まいったよ

兵士が娘にちょっかいを出してたんで
止めようとしたら捕まっちまった

ひどい話だぜ、まったく

(カリン)
あれで止めようとしただけ?

かわいそうに
あの兵士、半分死にかけていたわよ
まったく、むちゃくちゃなんだから・・・

(フェルグス)
おいおい、それはないだろ
はじめに止めに入ったのは
おまえなんだぜ

(カリン)
おかげで仲間だと思われて
私まで捕まっちゃったじゃない

もう、どうしてくれるのよ!
責任とってよね!

(フェルグス)
あはは
まあ、すんだことを
くよくよ言うのはよそうぜ

ふあ〜
なんだかねむくなってきちまった
めしになったら起こしてくれ、じゃあな

(カリン)
もう
なんて人なの、まったく・・・

あっ、ごめんなさい
私はカリンっていうの
よろしくね

(リーフ)
カリン?
・・・トラキアじゃめずらしい名前だね

(カリン)
私はシレジアから来たの
この街にはいったばかり

なのに
こいつのおかげで
ひどい目にあっちゃった

(リーフ)
シレジア・・・
ずっと北にある国だね
名前だけは聞いたことがある

そのシレジアからなんのために?

(カリン)
私たちの王子様
国を出ちゃったの

王妃様は亡くなられたし
姫様はまだお若いし

私たち
どうしたらいいのかわからなくなって
それで王子様をさがしにきたの

(リーフ)
シレジア王国は、帝国に滅ぼされたと
聞いたけど
王家の人たちは無事なのか?

(カリン)
ええ
帝国に反発する人たちは

ずっと北の
トーヴェという街に移り住んで
王家を守り続けているわ

私も、いつかは
近衛の天馬騎士になって
そのお手伝いをするの

(リーフ)
すごいな
天馬騎士になるのなら
空を飛べるんだね

(カリン)
うん、飛べるよ!

私はまだナイトじゃないから
飛ぶだけで精一杯だけど
ペガサスと心は通じるの

エルメスって言うのよ

すごく可愛くてね
それに賢いの

今だって
私をさがして
空を舞っていると思う

(リーフ)
それで
王子が国を出たのはどうして?

(カリン)
国王様をさがしに行くんだって・・・
でも、国王様っておかしな方でね

国や家族をほったらかして
ずっと国にはいらっしゃらないの

みんな怒っているわ
もう国王には期待しないって

だから
セティ王子には、王になるために
帰ってきていただきたいの

だから私がお迎えに来たんだけど
こいつのおかげで・・・

(フェルグス)
どいつのおかげだって?

おまえ、ちょっとしずかにできねぇのか
ここは牢獄なんだぜ
ねているみなさんにご迷惑だろうが

(カリン)
こんな状況で
いびきかいてねてられるのは
あんたくらいのものよ

もう
ほんとに無神経なんだからっ

(兵士)
こらっ
おまえら、うるさいぞ!
しずかにしてろ!!

(フェルグス)
ほ〜ら、おこられた
あははは・・・

(カリン)
ムッ・・・

(リーフ)
・・・・・・

(フェルグス)
おまえ、なんだか暗いな
よかったら話してみなよ
力になるぜ

(リーフ)
・・・そうだね、きみたちになら・・・

■同盟軍2ターン目



(おばあさん)

ごほっ、ごほっ、ごほっ・・・

(青年)
ばあさん、大丈夫かい?

(おばあさん)
わたしのことは心配いりません
どうせ老い先短い身です
それよりも孫が・・・ごほごほごほ・・・

(青年)
ほらほら
無理しちゃいけねえよ
ばあさん、いいから横になってな

(おばあさん消える、娘登場)

(娘)

あんなおばあさんまで・・・

(青年)
そうさ、だからいつまでも
あいつらをのさばらしとくわけにゃ
いかねえんだよ

(娘)
ですが・・・本当に
マギ団の力で帝国の支配を
くつがえせるのでしょうか?

(青年)
簡単にゃいかねえだろうよ
だからといって
やらなきゃ可能性はゼロだ

だったら、あの人を信じるしかねえだろう

(娘)
勇者・・・セティ様・・・

(青年)
そうさ

あの人が現れる前
マギ団は帝国の連中に追いつめられ
壊滅寸前だった

それが今じゃどうだ?

連中にひとあわもふたあわもふかせれる
存在になったじゃねえか

・・・もっとも
つかまっちまったオレが
えらそうにいう話じゃねえけどよ

とにかく、あの人を信じろ

あの人を信じていれば
まちがいはねえんだ

■リフィス達の牢が解放されたとき



(男1)

リフィスさん、カギが開きましたぜ!
すげえな
リフィスさんの言ったとおりだ!

(リフィス)
・・・・・・

(男1)
あれ、どうしたんです?

子分さんたちが助けに来たってのに
うれしくないんですかい?

(リフィス)
い、いや、そんなことはねえよ・・・

(男1、消える)

(リフィス)

おいおい
本当に誰か助けにきたのかよ・・・
ホラもふいてみるもんだな・・・

■リーフ達の牢が解放されたとき



(フェルグス)

リーフさま
誰かが助けにきてくれたようだぜ
俺たちも逃げるとするか

(リーフ)
いったい何者なんだ?

(フェルグス)
そんなことは助かってから考えな
今はとにかく逃げることだ

『北の階段』まで行けば脱出できる
俺が敵を食い止めてやるから
王子は先に行きな

(リーフ)
しかし、ぼくが脱出すれば
きみたちはどうなる?

(フェルグス)
残されたものは
全員捕えられるだろうな
まあ、王子さえ無事ならそれでいい

(リーフ)
そんなことはできない!

ぼくが『りだつ』するのは
他の者が
全員『りだつ』したあとだ!

(フェルグス)
フッ・・・
泣かせてくれるぜ

まあ、いいさ
俺もしばらくつきあってやる

話を聞いた以上は
ほっとくわけにもいかないしな

(リーフ消え、カリン登場)

(カリン)

ふーん
あんたって見かけによらず
いいオトコなのね

(フェルグス)
ほれたか?

(カリン)
ば、ばかなことを
言わないでよ!!

(フェルグス)
冗談だよ
で、おまえはどうする

マギ団のリーダーは
セティっていうヤツらしいぜ

おまえの探している
王子様じゃないのか?

(カリン)
ええ、たぶんね
でも、いまはリーフ様のことが心配

女の子を人質にするなんて
そのレイドリックっていうやつ
絶対に許せないわ

私も救出のお手伝いをします

(フェルグス)
おまえがか?・・・
おまえ、戦えるのか?

(カリン)
自信ないけど、がんばるわ!

(フェルグス)
ふうっ・・・まいったな
これじゃ守るものが多すぎて
大変だぜ・・・

■向かって左上の牢が解放されたとき



(青年)

仲間がきた、チャンスだ!
みんな、逃げ出そう!

確か西の通路に
地上に抜ける階段があったはずだ
そこを目指せ!

■向かって右上の牢が解放されたとき



(老人)

おお、マギ団の方たちか
ありがたい
みなのしゅう、逃げ出しましょうぞ

確か、東の通路に
逃げ出せそうな階段があったはずじゃ

■会話 リーフ→ダルシン
(3章でユベルを村に届けた場合のみ発生)



(ダルシン)

なんだと!
俺の弟まで子供狩りに!?

そうか・・・世話になったな

もう
帝国にもレイドリックにも愛想がつきた

俺の命
おまえたちに預けよう!



■ダルシン初戦時



おまえたち
悪いことは言わん
牢にもどれ!



■ダルシン撃破時



ディアナ・・・
兄ちゃんは帰れない・・・
ユベルを・・頼む・・・



■ダルシン解放時



甘いやつらだ・・・
だが借りができたな


■リーフが離脱した(クリア)後



(マンフロイ)

ベルドよ
子供狩りはすすんでおるか?

(ベルド)
はっ、マンフロイ様
一部住民の抵抗はありましたが
それ以外はとどこおりなく

(マンフロイ)
では
あとはターラ市だけだな

どうしてもいやだというのなら
かまわん
街ごと焼いてしまえ

今後の見せしめにもなる
容赦はするなよ

(ベルド)
はい
そのつもりでおります

しかし
フリージ家の将軍たちが
どうも及び腰で

包囲はしたものの
いまだ手つかずの状態です

(ベルド消え、イシュタル登場)

(マンフロイ)

イシュタル王女

貴女のお父上は
戦意にとぼしいように見えるが
どういうおつもりなのかな?

(イシュタル)
父はなやんでいます

多くの重臣たちが
子供狩りに反対しているからです

もちろん、私も兄も
この一件には強く反対しています

マンフロイ大司教
どうかお願いです
子供狩りはやめてください

まだ年端もいかない子どもたちを
親から引き離すなんて
むごすぎます

ましてや
ロプト神の生けにえにするなど
人のすることではありません!

(マンフロイ消え、ユリウス登場)

(ユリウス)

イシュタル
なにか
かんちがいをしていないか?

ぼくは
子どもたちを殺せと
いっているのではない

ただ彼らを教育して
ぼくの帝国に
ふさわしい人間にしたいだけなんだ

試練にたえたものたちは
帝国の臣民になり
下等な人間どもを支配する

つまり
新しい貴族になれるわけさ

これは
幸せをつかむチャンスなんだよ

(イシュタル)
たがいに憎しみあい、戦わせ
生き残ってはじめて
帝国の臣民と認められる・・・

それが幸せといえるでしょうか?

(ユリウス)
・・・まあいいさ
きみにもそのうちわかるだろう

そんなことよりイシュタル
裏庭にきれいな花壇があるんだ
一緒に見に行こうよ

(イシュタル)
・・・ユリウス様・・・



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