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+++FE トラキア776 会話集+++


第15章 二つの道


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■ワールドマップ上



アリオーンとリノアンの約束により
ターラからてったいした『解放軍』

次の目標については

マンスターの解放を先にのぞむ
フィアナ義勇軍、マギ団

レンスターの解放を先にのぞむ
レンスターの遺臣、ターラ傭兵団と

意見が二つにわれたが
結局、効率よく軍を動かすためにも

まずレンスターを攻略するのが
現実的だ、ということでおちついた

しかし、リーフは、ここでまた新たな選択を
求められることとなる・・・



■オープニング



※自軍側



(ドリアス)

リーフ様
北公路に出るには
この峠を西に下らねばなりません

(アウグスト)
ドリアス伯爵
やはり海岸ぞいに東進されるおつもりか

私は峠を東に下り
防御の甘い南側から
攻略すべきだと考えるが?

(ドリアス)
レンスターの南といえば
メルフィーユの森林地帯だぞ

貴公はあの森が
『迷いの森』といわれていることを
知らぬのか?

(アウグスト)
むろん困難は承知だ
だが
それゆえに帝国も油断しているはず

戦力で劣るわれらにとって
自然を味方にするのは
戦術の基本でありましょう

(ドリアス)
私は反対だな

われらの戦いはトラキア・・・
いや
この大陸すべての人々が見守っている

ただ勝てばよいというものではない
帝国の圧政にあえぐ人々に
勇気と力を与えるものでなければならぬ

レンスターの旗を押し立てて
正面から堂々と挑むべきだ

(アウグスト)

北公路はレンスターの表玄関
敵の大軍が待ちうけておる
多くの兵士が死にますぞ

(ドリアス)
むろん覚悟はしている
だがらこそ名誉ある死を望むのだ

(アウグスト)
名誉?

・・・ドリアス卿、この戦いは
騎士だけのものではありませんぞ

あなたがたの考え方を
一方的に押し付けられては迷惑ですな

(ドリアス)
アウグスト
その物言いは少し無礼ではないか?

・・・まあよい
決められるのはリーフ様だ
われらが争うことはない

(アウグスト)

そうですな
すべては王子のご決断のままに・・・



※敵軍側



(山賊)

お頭、格好のエモノを見つけましたぜ
今日はあの村をいただきましょう

(ザイル)
けっ、さびれた村じゃねえか
あれじゃ焼き討ちにしたところで
たいした稼ぎにゃならねえぜ

(山賊)
ですが
若い女はけっこういるみたいですぜ

捕まえて
奴隷商人に売っぱらうってのは
どうです?

(ザイル)
なるほど・・・悪くねえな
よし、若い女だけ捕まえて
他の奴らは殺すとするか



■同盟軍1ターン目



(アマルダ)

では司祭様
子供たちをどうかよろしくお願いします

(司祭)

お任せください
帝国兵もこんな山中の貧しい村までは
手を出さぬはず

私たちの命にかえても
お預かりした子供たちはお守りします

だが、アマルダどの
あなたは大丈夫なのですか?

このことが帝国に知れれば
あなたの身に害が及ぶのでは・・・

(アマルダ)
私は恥ずかしいのです

誇りあるフリージ家の騎士として
このような形でしか
子供たちを救えない自分が・・・

毎日、多くの子供たちが捕われ
帝都に送られているというのに

私が助けることができるのは
ほんの一握りの子どもたちだけ

国王陛下には
さしちがえることになってでも
おいさめしようと

何度もお目通りを願っているのですが
それもいまだ許されず

いやしくも一軍を預かる将軍の身として
私にはどうすればよいのか
日々、思いなやんでおります

(スルーフ)
アマルダ様
お気持ちは私にもよくわかります
ですがあせってはなりません

(アマルダ)

しかし、スルーフ様、私は・・・

(スルーフ)
いま、あなたを失うということは

この先
救われるかもしれない子どもたちまで
失うということになるのですよ

(アマルダ)

はい・・・
ありがとうございます
では、私はこれで・・・

(スルーフ)
あの方も、つらいお立場ですね
私たちとて苦しい思いは
同じですが・・・

(司祭)
うむ・・・
だが、たしかにこのままでは
世界は破滅するだろう

そうとわかっていても
われらには祈ることしかできぬ

(スルーフ)

司祭様、私はブラギの塔で
確かに聞いたのです

『三つの光が一つになるとき
 この世の闇は払われる』と

(司祭)
亡くなられたはずの
クロード司祭のお声が・・・

(スルーフ)

はい
そしてこうもおっしゃいました
『善なる者、ブラギのしもべよ

 動けぬわれになりかわり
 なんじ、わが目となって
 世界を見とどけよ』と・・・

(司祭)

わかっておる
お前は旅立てばよい
子供たちのことは心配いらぬ

(スルーフ)

はい・・・申し訳ありません
私のわがままを
どうかお許しください

(ラルフ)
司祭、大変だ
北の方から山賊が
押し寄せてくる

(司祭)

なんだと、それは本当か

(ラルフ)
ああ、まちがいない

女騎士が戦うといってくれているが
彼女と俺だけでは
どこまで持ちこたえられるかわからん

司祭は女、子供を連れて逃げてくれ

(司祭)
そうか・・・わかった
ラルフ、すまんな・・・

おまえほどの傭兵が
こんな小さな村のために戦ってくれる
ありがたいことだとみな感謝しておるぞ

(ラルフ)

フッ・・・
これもなにかのえんだ
やむをえまい!



■民家1



(おじさん)

おお、あんたら
村を助けにきてくれたのか
ありがてえ

お礼にこのやりをやるよ
いいものらしいんだが
よくわかんねえ

なにせ、オレには使えねえからよ
ワッハッハッ・・・

キラーランスをてにいれた



■民家2



(青年)
おまえさんら、ちょうどいい
このうでわをやるよ

気にすんな
どうせ持ってたって
やつらにうばわれるんだから

スキルリングをてにいれた



■民家3



(青年)

あんたたち強いねえ
あんたたちならこの剣
つかいこなせそうだな

助けてくれたお礼にあげるよ

アーマーキラーをてにいれた



■民家4



(おばさん)

ちょいとあんた
この紙切れ、どう思う?

この前、道でひろったんだけどさ
なんか、気味が悪くないかい

かといって捨てちまって
呪われでもしたらいやだし・・・

え?
あんた、もらってくれるのかい?
ありがたい、さっそく持っていきな

ウルの書をてにいれた



■教会(リーフ以外)



(司祭)

おお
村をお救いくださり
ありがとうございます

リーダーの方にも
お礼を言いたいのですが
どちらにいらっしゃるのでしょう?



■会話 マリータ→シャナム



(マリータ)

何者! 帝国の手先か!

(シャナム)
そんなぶすいなものではないさ
死にたくなければ私に剣を向けぬことだ

わが流星剣は
おまえのような小娘を切るために
あるのではない

(マリータ)
流星剣?

・・・それって
イザーク王家の秘伝といわれるあの・・・
ということは、もしや、あなたは・・・

(シャナム)
フッ・・・さっしのいいことだな
その通り
私はイザークの王子シャナンだ

だが、今はゆえあって身分を隠している
だから私に会ったことは忘れて・・・

(マリータ)

シャナン様! お願いがあります!

(シャナム)

うわっ! な、なんだ、突然!
驚くではないか

(マリータ)

どうか私に剣を教えてください!

少しでもいいんです
あの流星剣のほんのさわりでも
教えていただければ・・・

(シャナム)

・・・・・・

(マリータ)
お願いします!
私は強くなりたい!
どうしても強くなりたいんです!!

(シャナム)
・・・まあ、さわりくらいなら・・・

(マリータ)
ほ、本当ですか?
お願いします!

(マリータ消える)

(シャナム)
うーむ、やっかいなことになったな
まあてきとうにごまかして終わらすか・・・

(マリータ登場)

(シャナム)

流星剣は技自体もさることながら
重要なのは心だ

技と心が一体化したとき
はじめて流星剣への道が開ける

(マリータ)
技と心・・・ですか?

(シャナム)
うむ
まずは剣をふってみよ

(マリータ)
でも、どうすればいいのか・・・
一度手本を見せていただけませんか?

(シャナム)

むうっ・・・
い、いや、数々の試みの末に
体得しなければ真の流星剣は使えん

一度技を見てしまうと
そのマネに走ってしまうからな
うん・・・

(マリータ)
そういうものですか・・・
では、とりあえずやってみます
えいっ

(シャナム)
だめだな、まったくなってない

(マリータ)

せいやっ

(シャナム)
だめだめ・・・
気持ちばかり走っているではないか・・・
技に心を乗せるのだ、心を・・・

(マリータ消える)

(シャナム)

って
オレもいいかげんなことを
言ってるよな・・・

(マリータ登場)

(マリータ)

技に心を乗せる・・・
技に心を乗せる・・・
はーっ!


※戦闘アニメシーンに切り替わる。シャナム相手に流星剣を
  繰り出すマリータ


(マリータ)
えっ
これって・・・まさか・・・

(シャナム)
・・・うそ・・・

(マリータ)
ううん、そんなはずはないわ
こんなに簡単にできるはずないもの
そうですよね、シャナン様!

(シャナム)
えっ?
・・・あ、ああ、ももももちろんだとも
こ、これでは流星剣とは言えぬ

(マリータ)
やっぱり・・・
あやうくカンちがいするところだったわ

(シャナム)
と、とにかく
さわりだけ教えるという約束は果たしたぞ
私はもう行くから

(マリータ)
はい
ありがとうございました、シャナン様

(シャナン消える)

(マリータ)

技に心を乗せる、技に心を乗せる・・・

(マリータ消える、シャナム登場)

(シャナム)

なんなんだ、あの娘は〜

りゅうせい剣をおぼえた



■会話 リーフ→ラルフ



(リーフ)

あなたは村の傭兵か?

(ラルフ)
いいや、村から金をもらった覚えはない
もっとも、こんな貧しい村から
取ろうとも思わないがな

(リーフ)

では、なぜ村のために?

(ラルフ)
旅の途中で世話になったから
手を貸しているだけだ

あれこれとぶしつけな小僧だな
きさまはいったい何者だ?

(リーフ)

あ、これは失礼した
ぼくはレンスターのリーフだ

(ラルフ)
リーフ?・・・
ほう・・・
あんたがリーフ王子か?

これはいいところでめぐりあえた
俺はラルフっていうしがない傭兵だが
王子の軍に加えてもらえるのか?

(リーフ)
もちろん
あなたのような方なら
こちらからお願いしたいぐらいだ

でも、なぜだ?
わけを聞かせてもらえるか?

(ラルフ)
帝国兵のおうぼうにがまんならねえって
理由じゃだめなのか

(リーフ)
わかった、それで十分だ

傭兵ラルフ
帝国の圧政に苦しむ人々を
解放することがぼくの望みだ

そのために戦うと誓えるか?

(ラルフ)

おう、まかせておけ!



■リーフ→ラルフの会話が発生した同盟軍のターン



(アマルダ)

どうやら
あの軍隊、村を救ってくれるようね
これで一安心だわ

・・・私も
そろそろ軍に戻らなくては



■シャナム撃破時



(シャナム)

そんなばかな・・・



■シャナム解放時



(シャナム)

とりあえず礼はいっておく
フッ・・・



■ザイル初戦時



(ザイル)

けっけっけっ

このオレさまに
ケンカうろうなんて
十年早いぜ



■ザイル撃破時



(ザイル)

ぐぉっ
ち、ちくしょう・・・
ぐふ・・・



■MAP向かって左側の到達にリーフが着いた場合



(ドリアス)

ここから北へ抜ければ
レンスター街道に出ます

帝国の正規軍が待ちかまえており
困難な戦いが予想されます

それでもよろしいですか?


※はいを選択すると16章レンスターゲートへ。
  いいえを選択するとゲームに戻る。




■MAP向かって右側の到達にリーフが着いた場合



(アウグスト)

ここから北へ向かえば、
『迷いの森』と呼ばれる
深い森林地帯に出ます

敵は少数でしょうが
予期せぬ困難が待ちうけて
いるかもしれません

それでもよろしいですか?


※はいを選択すると、16章暗黒の森へ。
  いいえを選択するとゲームに戻る




■リーフが教会を訪問した場合



(司祭)

おお
村をお救いくださり
ありがとうございます

おかげで助かりました

これは村人の気持ちです
どうかお受け取り下さい

レストをてにいれた

(暗転)


(リーフ)
では、われわれはこれで・・・

(司祭)

これからどちらにいかれるのです?

(リーフ)
東へ・・・レンスターへ
向かうつもりでいます

(司祭)
それでは一つお願いがあります
私の弟子のスルーフというものが
旅に出ました

もし出会うことがありましたら
リーフ様に
声をかけていただきたいのです

ではこのワープの杖で
途中まで送って差し上げましょう

レンスターへの道は
『迷いの森』ことメンフィーユの森から
レンスターの南に出る方法と

海岸ぞいに東進して
ノルデン砦をこえていく方法の
二通りがあります

どちらになさいますか?


※ノルデン砦を選択すれば、16章レンスターゲートへ。
  メルフィーユの森を選択すれば16章暗黒の森へ。




→NEXT 第16章 「レンスターゲイト」or 「暗黒の森」

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