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+++FE トラキア776 会話集+++


第1章 フィアナの戦士


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■ワールドマップ上



焼け落ちるレンスター城から脱出し
からくも生き残った王子リーフは

彼を守る騎士フィンや
その娘、ナンナとともに

トラキアや、そのトラキアをやぶり
北トラキアの支配権を手に入れた

西方の大国グランベル帝国などの
追手をかわしながら

アルスター

ターラなどを転々とし

トラキア地方東部の海近くにある
フィアナという小さな村に流れ着いた

そこは、エーヴェルという
女剣士が治める独立村で

屈強の男たちが武装し、
近隣の村々を盗賊から守っていた

エーヴェルは彼らを快くむかえいれ

リーフは彼女をしたって集まる
村の若者たちとの交流を深めながら

次第に、大人へと成長を重ねていった

そして グラン暦776年・・・



■オープニング



第1章  フィアナの戦士



※敵軍側



(レイドリック)

どうだ、王子は見つかったか?

(ワイズマン)
いえ
村中くまなく探しましたが
まだ見つかってはおりません

(レイドリック)
ばかもの!
なにをグズグズしている

レンスター王国の生き残りが
この村に隠れていることは
まちがいないのだ

村人をしめあげて居場所をはかせろ!

(ワイズマン)
はっ、もちろんやっております

しかし、どうやら
この村にいないのは本当のようです

王子たちは、フィアナ義勇軍とともに
海賊におそわれた村を助けに行ったと
村人たちは申しております

(レイドリック)
フィアナ義勇軍?
なんだ?
それは・・・

(ワイズマン)
この村はもともと
山賊の根城だったようです

それを十数年前に
エーヴェルという旅の傭兵が
山賊どもを平らげて支配者におさまり

今では義勇軍として
近隣の村々を守っているそうです
なんでも、かなり腕のたつ女だとか・・・

(レイドリック)
ふうむ・・・
それは少し面倒だな

(ワイズマン)
ご心配にはおよびません
エーヴェルの娘は
捕えて人質にしております

それに王子の護衛役、騎士フィンの
娘も捕えました
これならやつらも反抗はできぬでしょう

(レイドリック)
ほう
貴様にしては上出来だな

よし
娘たちは
ワシがマンスターに連れ帰ろう

貴様は村に残って
反逆者どもの帰りを待て

王子が戻ってきたら
必ず捕えるのだぞ!

(ワイズマン)
はっ、おまかせください

(ワイズマン)

だれか!
娘たちをここへ連れてこい!

(MAP上、マリータとナンナが兵士二人に連行されてくる)

(レイドリック)

娘、名はなんという

(マリータ)
フンッ・・・

(レイドリック)
ふっ
気の強いところもまた可愛いものだ

(レイドリック)

して、もう一人は・・・

(ナンナ登場)

(レイドリック)

ほぉ、おまえはフィンの娘か
母親はノディオン王国の姫らしいな

さすがに血は争えぬものよ
こんな辺境にありながら
気品を失っておらぬ

(ナンナ)
・・・・・・

(レイドリック)
ふふふ、これは思わぬ手土産ができた
よし、マンスターに戻るとしよう

(レイドリイク)

ワイズマン、あとはたのんだぞ!!

(ワイズマン)
はっ!

(MAP上、レイドリックがマリータ、ナンナを連れて去る)



※自軍側




(エーヴェル)
どうしたのかしら
なんだか様子がおかしいわ

(ハルヴァン)
エーヴェル様、私が見てきます
少しお待ちください

(MAP上、村の入り口にハルヴァンが行く。一見し、すぐ戻る)

(ハルヴァン)

エーヴェル様
村は帝国兵でいっぱいです
われらの留守におそわれたようです・・・

(オーシン)

なんだと!
くそっ、帝国のやつら
ふざけたマネしやがって!

エーヴェル様
村へ急ぎましょう!

(ハルヴァン)

落ち着け、オーシン
何の準備もせずに村に戻ったりしたら
帝国兵の返り討ちにあうだけぞ

(オーシン)
ハルヴァン、おまえ
なんでそんなに落ち着いてんだよ!
村がおそわれてるんだぜ!

(エーヴェル)
ハルヴァンの言うとおりです
オーシン、少し落ち着きなさい

(エーヴェル)
リーフ様
どうやら
帝国に気づかれてしまったようです

残念ですが、ここでお別れです

私たちが帝国兵をひきつけている間に
すこしでも遠くに逃げてください

(エーヴェル)
フィン、あなたも王子といっしょに・・・

(リーフ)
エーヴェル!

村にはナンナがいる
ぼくたちだけで
逃げるわけにはいかないよ

(エーヴェル)
ナンナ様は私が取り戻します
リーフ様は心配なさらないで

(リーフ)
いや、ちがうんだ
ぼくはもう逃げない、そう決めたんだ

(エーヴェル)
フィン、あなたはどうなの?
王子を危険な目にあわせてもいいの?

(フィン)
王子は15才になられた
もう
ご自身で運命を決められるおとしだ

私は
一人の臣下として
王子のご意志に従う

(エーヴェル)
そう、15才に・・・
それで海賊討伐にもお連れしたのね

わかりました
フィンがそういうのなら
私に異存はありません

(オーシン)
・・・なんだかよくわかんねえけど
話がおわったんなら
早く行きましょうよ!

(エーヴェル)
ええ、でも気をつけて
帝国兵とはいえ下級兵士は
ムリヤリ徴収された市民たちです

できれば殺さずに捕まえて
武器を奪ったあと解放するの
いいわね!

(オーシン登場)

(オーシン)
でも反抗できないくらいに
痛めつけるのならいいでしょう?
そうでないとこっちがやられちまう

(エーヴェル)
ええ、それはそうだけど
痛めつけすぎて殺さないようにね

特にオーシンは気をつけるのよ

(オーシン)
ちぇ〜、俺は信用ないんですか

(エーヴェル)
では行きましょう
みんな
フィアナ義勇軍の名に恥じない戦いを!



■自軍3ターン目



(タニア)

おやじ、もうはじまってるよ

(ダクダ)
こいつはいかん

いくらエーヴェルでも
帝国兵が相手では・・・いそぐぞ

(MAP上、初期配置の場所につく。マーティ登場)

(マーティ)

まいったなぁ、もう・・・



■会話 エーヴェル→ダクダ



(エーヴェル)

ダクダ!?
来てくれたのね

(ダクダ)
おお、エーヴェル
無事でよかった

帝国軍がこんな辺境までくるとは
なにかよほどの事情がありそうだな
やはりあの子どものことか・・・

(エーヴェル)
ええ
実は、あの子は
滅亡したレンスター王国の王子なの

私の一存でかくまっていました
隠していてごめんなさい

(ダクダ)
そんなことだろうと思っていた

まあいい
帝国軍と戦えるならわしに不服はない



■会話 オーシン→タニア



(オーシン)

おい、タニアじゃねえか

なにやってんだ?

(タニア)
オーシン!?
見てわかんないの?
わざわざ助けにきてあげたんじゃないのよ

(オーシン)

『助けにきた』だぁ?
おまえに助けられるほど
俺たちゃ情けなくねぇよ

さ、ガキは
おウチに帰った、帰った

(タニア)
ガ、ガキですってぇ!!
ガキはあんたのほうじゃない!!

言われなくったって帰るわよ
誰が好き好んで
こんなところに来るもんですか、ばか!!



■村(オーシンの家)



※オーシン以外が訪問した場合



(オーシンの父)

オーシンのヤロウは
どこであそんでやがる
あのやくたたずめ!



※オーシンで訪問した場合



(オーシンの父)

オーシン、まじめにやってるか
エーヴェル様の
足手まといになるんじゃねぇぞ

(オーシン)
くそおやじ
説教はたくさんだぜ

(オーシンの父)
この不良息子が
口だけは一人前になりやがって

まあいい
ほら
これをとりに来たんだろ

(オーシン)
お、ありがてえ
やっぱり
このオノでなきゃどうも落ちつかねえんだ

(オーシンの父)
まったく、ドジなやろうだ

いくさに行くのに
自分の武器を忘れるやつの話なんざ
聞いたことがねえぞ

(オーシン)
ちぇっ
だから
説教はたくさんだって言ったろ

(オーシンの父)
フン
とっとと
エーヴェル様をお助けしに行ってこい!

(オーシン)
言われなくてもそうすらぁ

プージをてにいれた



■村(ハルヴァンの家)



※ハルヴァン以外が訪問した場合



(ハルヴァンの妹)

ハルヴァンにいちゃん、見ませんでした?
元気でやってるのかな・・・



※ハルヴァンで訪問した場合



(ハルヴァンの妹)

あ、おにいちゃん!
いいものあげるよ
これ、役に立つんじゃないかな?

(ハルヴァン)

・・・このオノは?

(ハルヴァンの妹)
よさそーなオノでしょう?

この前、裏山を歩いてたとき
いずみの中から出てきた
ヘンなおばさんにもらったんだ

でも
わたしにはあんまり必要なさそうだし
おにいちゃん、使ってよ

ゆうしゃのおのをてにいれた



■村1



(おばさん)

みなさん
帰ってきてくださったんですね!
よかった・・・

どうか
村を
村をお救いください!

これ・・・きずぐすりです
どうぞお使いください

いえ、いいんです
わたしたちが、エーヴェル様にうけた
ご恩にくらべれば、これくらい・・・

きずぐすりをてにいれた



■村2



(おじいさん)

武器は高価なものじゃから
わしらまずしいモンにはかえん

情けない話だが
敵を捕まえてぶんどるしかないじゃろうな

ホレ
わしもこのとおり
帝国兵からうばいとってやったわ

といっても
相手がいびきをかいてる間にじゃけどな
ホッホッホッ

こんな
ガラクタでよければ
おまえさんにやろう

いらなかったら
そこの道具屋で売り飛ばせばいい
すこしは金になるじゃろう

てつの剣をてにいれた



■村3



(おばさん)

マリータ嬢ちゃんとナンナ嬢ちゃんが
帝国兵に連れていかれちまったんだよ
早く助け出してあげておくれよ

あ、そうそう
この、魔法のうでわを持っておゆき
役に立つよ思うよ

でも
持ってるだけじゃダメだからね
ちゃんと使わないと

ライブリングをてにいれた



■ワイズマン初戦時



(ワイズマン)
わしを殺せば
人質たちの命はないぞ
わかっているのか!



■ワイズマン撃破時




(ワイズマン)
くそう・・・
おまえたち、後悔するぞ・・・



■ワイズマン解放時




(ワイズマン)
くっ、くそっ
お、おぼえとけよ!



■制圧後



(リーフ)

ナンナ!マリータ!
どこにいる!
返事をしてくれ!!

(エーヴェル)
二人はレイドリック男爵に
連れ去られたようです

(リーフ)
なんだって!?
ではマンスターに?

(エーヴェル)
たぶん
人質とするつもりなのでしょう
レイドリックが考えそうなこと・・・

(リーフ)
くっ・・・
エーヴェル、あとを追おう
二人を助けよう!

(エーヴェル)
ですが、リーフ様は・・・

(リーフ)
二人はぼくの身代わりになって
捕えられたんだ、エーヴェル

ぼくはもう子どもじゃない
誰かを犠牲にして生きるのは
いやなんだ!

(エーヴェル)
・・・わかりました
では明朝、出発しましょう

苦しい旅になります
今夜はゆっくりお休みください



→NEXT  第2章 「イスの村」

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