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+++FE聖戦の系譜 会話集+++


第五章 運命の扉


■ワールドマップ上



シレジアの内乱をしずめたシグルドを
グランベルの大軍が待ち受けていた。

ザクソン城を制圧したのち
シグルド達は休む間もなく、
リューベック城のグランベル軍と
向き合うことになった。

軍を率いるのは、父のかたきの一人
ランゴバルト卿である。

父バイロン卿をおとしいれた
ランゴバルトとの戦いは、
シグルドにとって父への弔いでもあった。

砂漠の街フィノーラには、
アルヴィス卿の有能なる部下
魔道剣士ヴァハが駐留し、
ヴェルトマーには、
アルヴィスの右腕とまでいわれた
アイーダ将軍が城を守っていた。

そして、王都バーハラでは、
老いて病床にあったアズムール王を
アルヴィス卿がたすけ、
宰相のレプトール卿が
国の治安にあたっている。

王都バーハラへの道のりは遠く、
討伐隊との戦いはさけられない。

これ以上、世話になったシレジアを
戦いに巻き込むわけにはいかない。

シグルドたちは最後の戦いを決意した。
グラン暦 760年 早春、
シレジアの山野は
いまだ深い雪におおわれていた。



第五章 運命の扉



■オープニング



(バイロンがリューベック城東方から逃走してくる)

(バイロン)

ううっ、シグルドよ
・・・私はまだ死ねぬ・・・

おまえにこの聖剣ティルフィングを
わたすまでは・・・

(スレイダー入城)



※リューベック城



(スレイダー)
ランゴバルト様、

逃亡中のバイロン卿を発見しましたが
あと一息のところで
逃げられてしまいました

どうやら、シレジアに
逃げ込むつもりのようです

(ランゴバルト)

なんだと、ばかめ!
すぐにおいかけんか!!

シアルフィの聖騎士団
グリューンリッターは
我らのだまし討ちで壊滅させたが

バイロンが生きていたのでは
なんにもならんではないか!

(スレイダー)
はっ、しかし
相当の手傷を負っていますので
そう長くはもたないかと・・・

(ランゴバルト)
だから貴様は甘いと言うのだ

バイロンは最後の力をふりしぼって
聖剣ティルフィングを
息子にわたそうとしている

あの剣がシグルドの手にわたれば
後々まで面倒なことになるのが
わからないのか!

すぐに出撃しろ、バイロンを殺すのだ!!

(スレイダー)
はっ、かしこまりました

(スレイダー隊出現)

(ランゴバルト)
くそ、ダナンのやつめ
まだ援軍に来られぬのか

精鋭の斧騎士団、
グラオリッターを率いていながら
イザークの反乱一つおさえられぬとは・・・

レックスといいダナンといい、
役に立たぬ息子どもめ

(アンドレイ)

ランゴバルト卿、ご心配めさるな
わがバイゲリッターがあるかぎり
反逆者など恐れるものではない

(ランゴバルト)
すまぬな、アンドレイ卿
いざというときは力をかしてくれ

(アンドレイ)
ふふっ、まかせておけ・・・

(バイゲリッター出現)

(ランゴバルト)
くそっ、なまいきな小僧め
父親を殺しておきながら
まったく悪びれたようすもない

リング卿もあわれなものよ・・・

(リューベック城守備兵出現)

(ランゴバルトがリューベック城の守備に上がる)



※ザクソン城



(オイフェ)
シグルド様、東の方から騎士が一騎で
こちらへ向かってくるようです

(シグルド)     
なに? 敵か!?

(オイフェ)

いえ、リューベックの城から
追撃軍が出たようですから
たぶん味方だと思います

(シグルド)
そうか、ならば助けなければならないな
・・・・・・いずれにしても
ランゴバルト軍との戦いはさけられない

よし、敵の前線を一気に撃破する
最初の一戦ですべては決まるぞ!



■会話 エーディン→ブリギッド




(エーディン)
お姉様、どうかされたのですか?

(ブリギッド)
エーディン、アンドレイのことは
あなたもきいたでしょう

(エーディン)
はい、父上を手にかけたうえ、
シレジアのマーニャ様まで・・・

アンドレイは
悪魔にみいられたのでしょうか

(ブリギッド)
私はアンドレイを殺します
彼にこれ以上罪をおかさせないためにも
しかたのないことです

エーディンはわかってくれますね

(エーディン)
お姉様・・・

(ブリギッド)
辛いけどがまんしてね
彼の罪は私たちの罪でもあるの

私の手は血に汚れるけれど
エーディンだけにはわかってほしい

(エーディン)
はい・・・ブリギッド姉様・・・



■会話 クロード→エーディン(恋人時)



(クロード)

エーディン、いよいよ最後の戦いですね

(エーディン)
はい、クロード様・・・

(クロード)

これをあなたにわたしておきます
若い兵士たちを助けてあげなさい

(エーディン)
これは、レスキューの杖ですね
でもどうして・・・

(クロード)

これは誰にも話していないことですが
妻であるあなただけには話しておきます

よくききなさい
この戦いは私たちの敗北で終わります
主だったものはすべて死にます

(エーディン)
・・・!?

(クロード)

ブラギの塔で神の声をきいたときには
私も信じられませんでした

しかし、これが運命なのです
むろん私も死ぬでしょう
だからあなたにこの杖を託すのです

(エーディン)
そんな・・ウソです!!
そんなことは信じられません!!

どうか・・・
どうかウソだとおっしゃって下さい・・・

(クロード)
エーディン、悲しむことはありません
私たちの死で
すべてが終わるわけではない

生あるものが死に
形あるものが失われるのは仕方ない事、
しかし無になるわけではない

より完全なものへと形を変えるのです
死を恐れてはいけない
失うことを恐れてはいけません

(エーディン)
でも、クロード様・・・

(クロード)

私が死んだとしても、また生まれます

ほら、すでにあなたの中にも
新しい命が・・・
それが私かもしれないのです

だから、エーディンは生きねばなりません

(エーディン)
そんな・・クロード様はずるい
わたし一人で生きて行けと言うのですか!

(クロード)
エーディン、
私はあなたとめぐりあえて幸せでした
どうか許してくださいね・・・

(エーディン)

クロード様・・・・

レスキューの杖 をてにいれた!



■会話 シグルド⇔バイロン



(シグルド)

・・・父上ではありませんか!
よかった! ご無事だったのですね

(バイロン)
シグルド・・・立派になったな
・・・ごほっ、ごほっ・・・

(シグルド)
父上! しっかりなさって下さい!!

(バイロン)

いや、わしはもうだめだ
シグルド、良くきけ
クルト殿下はランゴバルトに殺された

裏であやつっているのはレプトールだ
陛下にこの事をお伝えしてくれ

わしは・・・死はいとわぬが、
反逆者の汚名をきたままでは
死に切れぬ・・・

(シグルド)
やはりそうだったのですね・・・
わかりました、父上!
私が必ず、父上の汚名をはらします

どうかご安心下さい

(バイロン)
すまぬな・・・
わしが油断したばかりに
おまえにも苦労をかける

シグルド、これを受け取れ
聖剣ティルフィングだ・・・

(シグルド)

ティルフィング・・・
しかしこれはまだ父上が・・・

(バイロン)
シグルド、頼んだぞ
わが無念、はらしてくれ・・・

(シグルド)
あっ父上! しっかりして下さい!!

(バイロン消滅)

父上・・・

(オイフェ)

シグルド様・・・

(シグルド)

なんてことだ・・・
くっ・・・レプトール、ランゴバルト!
きさまたちだけは絶対に許さない・・・

こわれた剣 をてにいれた!



■敵ユニットVSバイロン



(バイロン)

くっ、もはやこれまでか・・・



■バイロンの死



(バイロン)    

シグルド・・・すまぬ・・・



■シグルドとバイロンを会話させずにリューベック城を制圧した場合



(バイロン)

な、なんという事だ・・・シグルド!!
あと一歩というところで・・・

・・・・・天は我を見放したか・・・



■アーダンがザクソン城南東の崖に待機



※恋人がいる場合



(アーダン)

・・・こんな俺でも結婚して子供もできた
これからは家族の為にもがんばらねば、
まだしばらく死ぬわけにはいかんな・・・

ん? 何だこの古びた本は?
なにを書いているのか
ちんぷんかんぷんだぞ・・・

・・・むむ・・・
な、なんだこの感じは!
五感がとぎすまされていく・・・

(アーダンのSKL+5)



■1ターン目終了後



※バーハラ城



(アズムール)

アルヴィス卿よ、
シグルドの手勢がバーハラに向かって
進撃しているというのは本当なのか

(アルヴィス)
はい、しかしご心配にはおよびません

すでにランゴバルト卿の軍団が
リューベックに展開しており
反乱軍の討伐も、もはや時間の問題かと

(アズムール)
だがのぉ、
わしはいまだに信じられぬのじゃ

あのバイロン卿がクルトを暗殺した事も
シグルドが反乱を起こした事ものぉ・・・

(アルヴィス)
陛下、まだそのようなことを・・・
バイロン卿が
ユングヴィのリング卿とはかって

クルト殿下を害したことは
レプトール、ランゴバルトの両公爵が
見とどけているのです

彼らは王家のさんだつをねらい、
それを殿下に知られたことで
お命まで奪いました・・・

むろんシグルド公子も
反乱にくみしています

それが証拠に、彼は、
敵国のイザークの王子をかくまっている

これは明らかに、
国家に対する反逆です

クルト殿下は、
今では私にとっても義父・・・

愛する妃・・・ディアドラのためにも
私は、逆賊シグルドを
許すわけにはまいりません

もしランゴバルト卿が
破れるようなことになれば

わがヴェルトマー家の炎騎士団、
ロートリッターが
彼ら反乱軍を討伐してごらんに入れます

(アズムール)
そうか・・・そなたがそこまでいうのなら、
やむをえまいのぉ・・・

アルヴィスよ
ディアドラのことを・・・ごほごほ・・・

(ディアドラ)
おじいさま! 大丈夫ですか
ご無理をなさってはいけません
もうお休みになってください

(アズムール)
ああ、ディアドラ・・・
おまえは優しい子じゃのお

老い先短いわしにとって、
おまえが唯一の希望じゃ

クルトがいつ
おまえのような娘を得たのかは知らぬが

おまえが、わがバーハラ王家の
直系であることは
その額のしるしをみれば明らかじゃ

いままで、どこでどうして
暮らしておったのか・・・

(ディアドラ)
ごめんなさい、おじいさま・・・
わたし、なにも思い出せないの

何一つとして、
わたしには記憶がないのです・・・

(アズムール)
ああ、これはすまぬことを・・・
おまえが一番苦しんでおることなのに

(アルヴィス)

姫は・・・わが城下で倒れているのを
発見されたときには、
すでに記憶を失なっておられました

なまえ以外は
何一つ覚えていなかったのです

はじめは同情心から
面倒をみていたのですが
そのうちに深く愛するようになって・・・

まさかクルト殿下の姫君だとは
思いもよらず
恐れ多いことをいたしました

(アズムール)
おまえが、妻にしたい娘がいるからと
姫を王宮に連れてきたとき、
わしは、わが目をうたがったぞ

同族のみが知る直感どでもいおうかのぉ
そして、やはりサークレットの下には
ナーガのしるしがあった

アルヴィス卿よ、わかるか

ナーガの聖書を手に取り
その力を解放できるのは
ヘイムの末裔たるわが王家のものだけ

そして、そのナーガの力が唯一、
暗黒神ロプトウスに対抗できるのじゃ

(アルヴィス)

はっ、承知しております

(アズムール)
ナーガ神の・・・聖者ヘイムの血を
絶やしてはならぬ
おまえたち二人は、早く子をもうけよ

そして、
もしナーガの力を受け継ぐ子ができれば

その子を王子となし、
わしがなきあとのグランベル王とせよ

王子が成人するまでは、アルヴィス卿よ、
そなたが仮の王となり、
王子を正しく導くのじゃ

わかったな・・・ごほごほごほ・・・



■スレイダー撃破後、リューベック軍フェイズ



(アンドレイ)

ゆくぞ!
わがバイゲリッターの恐ろしさ
ヤツらにとくと見せてやれ!!



■リューベック城制圧



(オイフェ)

シグルド様、激しい戦いでしたね

(シグルド)
うむ、グランベルの正規軍との戦いだ
これからはもっと苦しくなるだろう

そこでだ・・・オイフェ
おまえに頼みがある

(オイフェ)
はい、なんでしょう?

(シグルド)
このリューベックから北東に行けば
イザークの領内に入る

イザークはグランベルとの戦いに敗れ
今はランゴバルトの長子、
ダナンが駐留しているときくが、

まだ地方までは手はのびていないだろう
だから・・・

(オイフェ)
待って下さい!
まさか私に落ちのびろと!?
それはいやです!

私は、さいごまで
シグルド様のおそばにいます!!

(シグルド)
オイフェ、
勝手なことをと思うかもしれないが
わかってほしい

私はセリスを失いたくないのだ
この子はまだ二才にもならない
こんな幼い子を連れて、私は戦えない・・・

オイフェ、どうか頼む
セリスを守ってほしい

こんなことを頼めるのは
おまえしかいないのだ・・・

(オイフェ)

シグルド様・・・
そうですか・・・・・・わかりました

セリス様は、
私が命に代えてもお守りします
しかし、お約束下さい

この戦いが終われば、必ず迎えにくると、
そのお約束がなければ、
私は去るわけにはまいりません

(シグルド)

わかった、約束しよう
必ず迎えに行く

(オイフェ)
はい・・・そのお言葉を信じております

(シャナン)
待ってよ
セリスを守るのは、ぼくの役目だ
ディアドラと約束したんだ

ディアドラがいいって言うまでは
オイフェになんかわたさないぞ!

(シグルド)

シャナン・・・もういいんだ・・・
おまえはディアドラのことを
まだ、悔やんでいるようだが、
もういい、気にするな

(シャナン)

いやだ! セリスはぼくが守る
イザークの民は
グランベルを憎んでるから、

オイフェたちが行っても
守ってなんかくれないぞ

ぼくはイザークの王子だ
ぼくならセリスを守れる
ディアドラとの・・・約束だもの・・・

(オイフェ)
シグルド様、私も、
シャナンがいてくれた方が心強いです

シグルド様は幼いシャナンを
巻き込みたくないと
かんがえておられるのでしょうが、

彼はもう立派な戦士です
イザークの人々の協力を得るためにも、
シャナンの力は必要だと思います

(シグルド)

そうか・・・
・・・すまないな、シャナン
セリスを頼む・・・守ってやってくれ

(シャナン)
うん! 任せておいて
ぼく、もっと強くなって
セリスを守るから

そして、ディアドラのこと・・・
セリスに許してもらうから・・・

(オイフェ)
では、シグルド様、私たちは行きます
どうか、ご無事で、

勝利の日が
一日も早く来ることをいのっています

(シグルド)

うむ、オイフェも元気でな

(オイフェ)
はい!

(オイフェ、シャナン、セリス離脱)

(シグルド)
セリス、父を許せよ・・・
どうか・・・立派に育ってくれ・・・

リューベック城 をせいあつした!



■会話 シグルド→アイラ



(シグルド)

アイラ!?  なぜここにいる?
シャナンたちと一緒に
イザークに行けと言ったはずだ

(アイラ)

きもちはうれしいが
それでは私の気がすまない
悪いが最後まで残らせてもらう

(シグルド)
バカな・・・きみが行かないでどうする
きみはシャナンを守ると誓ったのだろう

(アイラ)
ああ、死んだ兄に約束したからな・・・

だが、シャナンは
もう一人でも立派に生きて行ける
私のつとめは終わった

(シグルド)
しかし・・・

(アイラ)
イザークには帰る
ただし、この戦いが終わってからだ

そして、シグルドどの・・・
その時はあなたも一緒だ



■会話 レックス→アゼル



(レックス)

アゼル、元気ないな、どうした?

(アゼル)
レックス・・・きみは平気なのか?

(レックス)

ん? ・・・ああ、オヤジのことか・・・

(アゼル)
うん・・・

(レックス)

そうだな・・・
なんともないと言えばウソになるけど
しかたないよ

オヤジは罪もないおおぜいの人を殺した
当然のむくいだと思う・・・

(アゼル)
レックスは強いな、ボクはだめだよ
兄のことを思うと体がふるえてしまう

(レックス)
アルヴィス卿は不思議な人だ
俺達にはやさしかったし
決して悪人だとは思えないのになぜ・・・

(アゼル)

うん・・・
ボクにとっては父親以上の人だった

でも、ときどき
人が変わったように恐ろしくなった
だから・・・

(レックス)
だからアルヴィス卿のところから
逃げだしてきたんだろ

それでいいのさ、アゼル
おまえにはおまえの生き方がある
あまり気にするな

(アゼル)
そうだね・・・



■会話 デュー→ジャムカ



(デュー)

ジャムカ・・・

(ジャムカ)
なんだデュー、まだいたのか
もうおまえの出番はないんだよ
はやくどこへでも消えちまいな

(デュー)
ジャムカまでそんなことを言うんだね
なんだかみんなおかしいよ

勝利は近いはずなのに
みんなピリピリしてる
どうしてなのさ

(ジャムカ)
あっ、ごめん・・・
そうだな、確かにイライラしてる
どうしてなのかな・・・

(デュー)
・・・ジャムカ、
おいらさ、ジャムカのこと好きだよ

いろいろとからかったりしたけど
ごめんね

(ジャムカ)
おいおい、急になにを言い出すんだ
デューだっておかしいぞ

(デュー)

いや、ただ、ちょっとね・・・
じゃ、おいら行く、またね

(デュー消える)

(ジャムカ)
デューも何かを感じてる・・・



■リューベック城制圧ターン終了後



(ランスリッター登場)

(キュアン)

みんな、もう少しの辛抱だ
がんばってくれ

シグルド軍はこのイード砂漠を
南下しているときく

我らが北上すれば
砂漠のどこかで合流できるはずだ

(エスリン)

キュアン、本当にごめんなさいね

父上は病身でありながら
兄上を助けるために兵を出すことを
こころよく承知して下さった

でも、大国グランベルを敵にして
レンスター国の将来は
いったいどうなるのかと思うと、

とても心配で・・・

(キュアン)
エスリン、レンスターは小国といえども
聖戦士ノヴァの血を引く勇者の家だ

これが正義の戦いならば
たとえ滅びようとも悔いはない
心置きなく戦えと父上はおおせだ

エスリン、心配するな
私にはこのゲイボルグの槍がある
この槍がある限り、私は負けはしない

シグルドをきっと助けてみせる

(エスリン)
はい、そうですね・・・
あなたならきっと・・・

(キュアン)
エスリン、もうそろそろ国へもどれ
このあたりは敵の勢力下にある、
いつ戦いが始まるかも知れない

(エスリン)
キュアン・・・
いろいろとかんがえたのだけど
やっぱり、わたしも行くことにしたの

兄上にもお会いしたいし、
それに・・・あなたの側をはなれたくない

(キュアン)
それはだめだ!
途中まで見送るだけだと言うから
アルテナを連れての同行を許した

それでは約束がちがうぞ
アルテナはまだ三才、
今も君のひざの上でねむっているだけだ

もし戦いにでもなったらどうする!

(エスリン)
アルテナは、わたしのそばを
片時もはなれないの

この遠征にも
連れてくるつもりはなかったけれど

泣きさけぶアルテナを
おいて来れなかった

でも確かに
あなたが言われるとおりですね
わかりました、私は国へ戻ります

(キュアン)

エスリン、すまない
きみのきもちはよくわかるが、
国には生まれたばかりのリーフもいる

子供達には母親が必要だ
国の守りに残したフィンとともに
私の帰りを待っていてくれ

(エスリン)
はい、でもあと少しだけ・・・
少しだけでいいから・・・
おそばにいさせてください
おねがい、キュアン・・・

(キュアン)

エスリン・・・わかったよ
あと、少しだけなら

(レンスター軍、北へ行軍開始)

(トラキア軍登場)

(トラバント)
くくくっ・・・キュアンめ
われらが後をつけてるとも知らず
女連れとはのんきなものよ

レンスターのランスリッターも
もはやこれまでだな

砂漠に足を取られては、
やつらも満足に戦えまい

よし、行くぞ!
トラキアのゆめは
今や我らが手中にある!

(キュアン)
なに!? トラキアの竜騎士団だと!
くっ、しまった!
トラバントに後をつけられたか!

エスリン!!  逃げろ!
砂漠の中では、我らは戦えない!

(エスリン)

で、でも・・・あなた・・・

(キュアン)
エスリン、ヤツらはハイエナだ
女子供と言えども容赦はない

トラキアは以前から
わが国をねらっていた

今回の遠征にも兵力の半分を
フィンに委ねて国に残したのは、
トラキアの動きにそなえての事だった

しかしまさか、
我らの後を追ってくるとは
思いもしなかった

これは・・・私のあやまりだ

(エスリン)
キュアン、あきらめないで、大丈夫よ
みんなで戦えばなんとかなります
さいごまでがんばりましょう

(キュアン)

エスリン・・・すまない・・・



※ヴェルトマー城



(アルヴィス)
ランゴバルト卿が死んだか・・・

(レプトール)
ど、どうするのだ! アルヴィス!

シグルドなど
たいしたことはないと言ったのは
貴公ではないか

だからランゴバルトもわしも
兵力の大半を息子達にまかせて
地方の討伐に向かわせた

これでは約束がちがうではないか!

(アルヴィス)

レプトール卿、
そうあわてることもあるまい

わがヴェルトマーの手勢を
すでにイード砂漠の守りにつかせてある

それに、トラキアの傭兵軍団も
まもなく到着するころだ
敵がつかれた頃を見計らって

公爵と私の軍団が攻撃をしかければ
シグルドの反乱軍など、
たやすく撃破できる

(レプトール)
アルヴィス、約束は守れよ
貴公がアズムールなき後の
グランベル王となるのはかまわぬ

しかし我らもまた・・・

(アルヴィス)
わかっている
この戦いが終われば貴殿のフリージ家は
アグストリアの王家となり、

ランゴバルト卿のドズル家は
イザークの王家となる
約束はきっと守る、心配するな

(レプトール)
そうか・・・わかった
ならばわしも、全力で戦おう・・・

(マンフロイ)
くくくっ・・・アルヴィス卿よ
計画は着々と進んでおりますな

(アルヴィス)
マンフロイか・・・
何度も言ったが貴様たちは表に出るなよ
私が実権を得るまでは、
ロプト教団の影は見せてはならぬ

(マンフロイ)
わかっております
レプトールやランゴバルトが
いくら欲のふかい男であっても、

我らの存在だけは
許しはしないでしょうな

ヤツらは利用するだけ利用して
捨てるのがもとよりの計画
あとはヤツらの息子を使えばよいと・・・

(アルヴィス)

うむ・・・しかしマンフロイ、
これだけは言っておく

私はロプト帝国を
再建するつもりなど毛頭ない

お前達ロプト教団の存在はみとめるが
世界を暗黒神に委ねたりはしない
忘れるなよ

私の血の中にロプト一族の血が
流れていたとしても

それは、人間のために戦った
聖騎士マイラの血なのだ

私は、炎の聖戦士ファラと
聖騎士マイラの血を受け継ぐ者として

この世界を、差別のない、
だれもが住み易いものに変える

シグルドには悪いが、
彼にはそのための犠牲となってもらう

(マンフロイ)
ほほほ・・・
それもまた、ディアドラ殿の為ですかな
アルヴィス卿は恐れておられる

お妃の記憶がもどることを・・・

(アルヴィス)

言うな! マンフロイ!!
私たちは愛し合っている
もはや誰にも、じゃまはさせない!

(マンフロイ)
くくく・・・
はやくお子をもうけられることですな

きっと立派な王になられるでしょう
・・・くくくっ・・・



※フィノーラ城



(ヴァハ)
反逆者どもが来たか
くくくっ・・・近寄れば容赦なく
メティオをお見舞いしてやれ

この砂漠をヤツらの墓場にしてやるのだ

(フィノーラ城守備兵出現)

(ヴァハがフィノーラ城の守備に上がる)



■トラキア軍VSエスリン



(エスリン)
アルテナ、あなただけは、
この私が守ります!



※エスリンの死



(エスリン)

ああ、アルテナ・・・許して・・・
キュアン、ごめんなさい・・・

(トラバント)
なに?
敵の女が、子供を連れていただと・・・
キュアンの娘だな・・・これは面白い

ヤツに言え、
ゲイボルグを捨てろ、
さもないと娘を殺すとな

・・・ふふふっ
あの男のことだ、イヤとは言えまいよ

(キュアン)

なに! アルテナが・・・
そうか・・・エスリンは・・・
わかった・・・もはやこれまでだな・・・

ゲイボルグは捨てる
だから、娘に手をふれるなと言え!



■トラキア軍VSキュアン



(キュアン)

しね! ハイエナどもめ!!
このゲイボルグあるかぎり
お前達には、負けはしない



※エスリンが先に死んだ場合



(キュアン)

くっ・・・もはやこれまでか



■キュアンの死



(キュアン)

エスリン・・・すまない・・・
フィン、リーフを頼むぞ・・・



■キュアン、エスリン死亡後



※エスリンが先に死んだ場合



(トラバント)

キュアンめ、死んだか・・・
よし、マゴーネ、
貴様は部下を率いてシグルド軍をおそえ

ヤツらの首には高い賞金がかかっている
一人も討ちもらすなよ

(マゴーネ)
はっ、ところであの子供はどうします?
ひどく泣きさけぶもので、
みな手を焼いております

ひと思いに殺しますか?

(トラバント)
それにはおよばん、わしによこせ
わしがゲイボルグの槍と共に、
トラキアへ連れて帰る

(マゴーネ)
これは意外なことを・・・
トラキアへ連れ帰ってどうなさるのです?

(トラバント)
ばかもの! 貴様には関係のないことだ!!
よけいなことに口を出すな!!

(マゴーネ)
ははっ、申し訳ございません
では私は、シグルド軍追撃に向かいます

(トラバント)
うむっ、たのんだぞ!

(トラバント離脱、トラキア軍が敵軍になる)



※キュアンが先に死んだ場合



(トラバント)

なに? 敵の女が、
子供を連れていただと・・・
キュアンの娘だな・・・これは面白い  
  
わしによこせ
わしがゲイボルグの槍とともに、
トラキアへ連れて帰る

(マゴーネ)

これは意外なことを・・・
トラキアへ連れ帰ってどうなさるのです?

(トラバント)

ばかもの! 貴様には関係のないことだ!!
よけいなことに口を出すな!!

(マゴーネ)
ははっ、申し訳ございません
では私は、シグルド軍追撃に向かいます

(トラバント)

うむっ、たのんだぞ!

(トラバント離脱、トラキア軍が敵軍になる)



■フィノーラ城制圧



(シグルド)

ようやくフィノーラまで来たか
わが祖国はもうすぐだな

オイフェたちは・・・
セリスは元気でいるだろうか・・・

(長老)
これはシグルドさま
よくおいで下さいました

(シグルド)
ああ、この街の長老ですね
こんなオアシスの街まで
戦争に巻き込んで申し訳ありません

(長老)
うむ、しかたのないことじゃ・・・
さきほどまでは砂漠の南でも
戦争があったときく

ぶっそうな世の中になったものじゃ

(シグルド)
南でも戦争が・・・それはいったい?

(長老)

きくところによると、
レンスターの槍騎士軍団が北上する途中

トラキアの竜騎士団におそわれて
全滅したそうじゃ

(シグルド)

え!? それは本当ですか!!

(長老)
うむ、レンスター軍には
若い娘もおったようで
可哀想なことじゃとみな話しておる

(シグルド)
それは・・・エスリン・・・
キュアン、許せ・・・許してくれ・・・

フィノーラ城 をせいあつした!


※フィノーラ城を制圧すると、キュアンとエスリンは生存していても
  死亡扱いになり、トラバントはエスリンが先に死んだパターンの会話をする。




※ヴェルトマー城周辺



(アイーダ)

レプトール卿、手はずどおり頼みますよ

(レプトール)
わかっておる、しかしアルヴィスは
本当に出撃するのだろうな

われらだけを
犠牲にするつもりではあるまいな

(アイーダ)

アルヴィス様はすでに
出撃の手はずをととのえておられます
どうか、ご安心下さい

(レプトール)
そうか、ならばよいのだが

(アイーダ)
では、私はヴェルトマー城の守備を
おおせつかっておりますので
これにて失礼いたします

(アイーダが入城する)



※ヴェルトマー城内



(アイーダ)

ふふふ・・・なにも知らずに、
・・・・・あわれな男・・・



※ヴェルトマー城周辺



(レプトール)
よし、アルヴィスの救援がくるまで
もちこたえろ

敵が十分に近づくまで、
動いてはならぬぞ



■会話 アイラ→レックス(恋人時)



(アイラ)

レックス、いよいよ最後だな

(レックス)
ああ・・・しかしおまえも強情なヤツだ
どうしてもイザークへは行かないのか

(アイラ)
なぜだ? 私が女だからか?
もしそうならレックスとて許さない
子供達への責任は二人とも同じはずだ

(レックス)
そうだな・・・すまない
ただ、イザークへ逃れた
子供達のことを思うと・・・

(アイラ)

だから二人で迎えに行こうと言ってる
むろん、この戦いを終わらせてからだが

(レックス)
わかったよアイラ、じゃあ行くか!

(アイラ)
レックス・・・すまない
私にはこんな生き方しかできない・・・

(レックス)
ははは、わかっているさ
だから俺はアイラが好きなんだ

どうなるかはわからないが
二人で行けるところまでいこう

(アイラ)
はい・・・



■会話 アイラ→ホリン(恋人時)



(アイラ)
ホリン、いよいよだな

(ホリン)
うむ・・・

(アイラ)
最後に一つだけきいておきたい
いいか?

(ホリン)
うん? なんだ

(アイラ)
ホリンはなぜ私を守ってくれる?
なにか訳があるのだろう

(ホリン)
俺はおまえを幼いときから知っている
おまえを守ることが俺のすべてだ

(アイラ)

・・・!?
ホリン・・・あなたはまさか・・・

(ホリン)
俺はソファラの領主の子、
そして一人の美しい少女に心を奪われた
バカな男さ・・・



■会話 アイラ→アーダン(恋人時)



(アイラ)

アーダン、大丈夫か

(アーダン)
ふうっ、つかれたぜ
このよろいは重くてたまらん

(アイラ)
ふふっ、でも男らしくて私は好きだ

(アーダン)
おっ、うれしいことを言ってくれる
俺もよ、アイラは女らしくて好きだぜ

(アイラ)

私が女らしい・・・バカな事を言うな

(アーダン)
俺にはわかるさ
アイラほど可愛いヤツはいないぜ

(アイラ)
どうしたアーダン、熱でもあるのか

(アーダン)

まあ、最後ぐらい俺にも言わせてくれよ
アイラ・・・愛してるぜ

(アイラ)
な、なにを・・・バカね・・・



■会話 ラケシス→ベオウルフ(恋人時)



(ラケシス)
ベオウルフ・・・

(ベオウルフ)
ラケシス、もし俺になにかあれば
レンスターに行ってくれ

レンスターには
フィンと、キュアンの子がいる
俺に代わって彼らを助けてやってくれ

(ラケシス)

そんなことを言わないで!
行くときはあなたも一緒です!

(ベオウルフ)
ラケシス、
おまえにはすまなかったと思ってる

(ラケシス)

え? どうして・・・

(ベオウルフ)
おまえのきもちは知っていた・・・

(ラケシス)
・・・・・・

(ベオウルフ)
ラケシス、元気でな
短い間だったが、楽しかったぜ

(ラケシス)

待って! ベオウルフ!!



■会話 ラケシス→デュー(恋人時)



(ラケシス)
デュー、こんなところでなにをしてるの!

(デュー)

それはないっす
おいらもずいぶん強くなったんだよ
少しは見直してよ

(ラケシス)
わかっています
でも、これからの戦いは
今までとはちがう

あなたでは無理よ

(デュー)
ラケシスまでそんな事を言うのか
おいら、もう子供じゃないぞ

(ラケシス)

ふふっ、子供だなんて思ってないわ
だって・・・

(デュー)
あれれ、ラケシス、赤くなってる

(ラケシス)

もうっ、デューったら!

(デュー)
ラケシス、おいら楽しかったよ
やさしくしてくれてありがとう

(ラケシス)
デュー、わたしもよ・・・



■会話 ラケシス→ノイッシュ(恋人時)



(ラケシス)

ノイッシュ、待って!

(ノイッシュ)
ラケシス!? まだいたのか!
きみはレンスターに行けと言ったのに

(ラケシス)
子供達は行かせました
でもわたしは最後まで戦います

(ノイッシュ)
それでは約束がちがう

子供達には母親が必要だ
それに、きみにもしもの事でもあったら
エルトシャンの子供はどうするのだ!

(ラケシス)
アレスは・・・
どこにいるのかもわかりません

(ノイッシュ)
シグルド様は
両親をなくしたアレス王子を
心配しておられた

きみにとってもアレスは特別なはずだ

(ラケシス)

いえ・・・
もう・・・いいのです・・・
わたしはあなたの妻なのですよ

(ノイッシュ)
むろんだ、私はきみを愛している
それだけは忘れてくれるなよ

(ラケシス)
はい、あなた・・・ごめんなさい



■会話 シルヴィア→レヴィン(恋人時)



(シルヴィア)
ねえ、レヴィン・・・

(レヴィン)
うん? どうしたシルヴィア

(シルヴィア)
レヴィンさ、あたしのこと好き?

(レヴィン)
なんだよ急に!?

(シルヴィア)
ねえ、どうなのよ

(レヴィン)
好きだよ、だから一緒になったんだろ

(シルヴィア)
そう・・・よかった

あたしもレヴィンのこと、
大好きだからね・・・
ずっと忘れないからね・・・

(レヴィン)
シルヴィア・・・おまえ・・・



■会話 シルヴィア→クロード(恋人時)



(シルヴィア)
クロード様、大丈夫?

(クロード)
はい、わたしは大丈夫です
シルヴィアこそ、もう行きなさい
軍にいてはだめです

(シルヴィア)
でも・・・

(クロード)
もうこれ以上、
私のそばにいてはなりません

(シルヴィア)
わたしはクロード様を愛しています

(クロード)
それは私とて同じ、しかし・・・

(シルヴィア)
いやです!
ずっとお側においてください

(クロード)
それはできません・・・
シルヴィア、わかってください・・・



■会話 シルヴィア→アレク(恋人時)



(シルヴィア)
アレク、やっと見つけた

(アレク)
シルヴィア?
おまえ、まだこんなところにいるのか
だめだよ、早く城にもどれ!

(シルヴィア)
だってアレクのこと、心配なんだもん

(アレク)
いつまでも子供みたいなことを言うなよ
おまえも、もう母親なんだから

(シルヴィア)
ひと事みたいに言わないでよ
アレクのせいなんだからね

(アレク)
そ、それはさあ・・・

(シルヴィア)

アレク、帰ってきてね
あなたがいなければ
あたしもリーンも生きてゆけない

ねっ、お願いだから

(アレク)
シルヴィア・・・わかっている
俺はきっともどるから・・・



■会話 フュリー→レヴィン(恋人時)



(フュリー)
レヴィン様、いよいよですね

(レヴィン)
そうだな、
でもフュリー、約束は守れよ

(フュリー)
ええ、必ず生きてシレジアに帰る、
そうですよね

(レヴィン)

ああ、俺は死なない
だからフュリーもぜったい死ぬな!

(フュリー)
はい! 約束します

やっと、
幼いときからのゆめがかなったのに
戦争で死ぬなんていやです!

わたしは
レヴィン様のお側をはなれません

(レヴィン)
シレジアには母上が待っている
母上は俺よりフュリーの帰りを
たのしみにしているから

(フュリー)
はい、ラーナ様・・・いえ、おかあさまには
幸せになっていただかなければ・・・



■会話 フュリー→ノイッシュ(恋人時)



(フュリー)
ああっ、ノイッシュ、やっと会えた!

(ノイッシュ)
フュリー、大丈夫か

(フュリー)

ええ、わたしは大丈夫です

(ノイッシュ)
そうか・・・よかった
フュリー、無理をしないでくれよ
きみはもう一人じゃないんだから

(フュリー)

ええ、でもシレジアに残した子供達、
元気でいるかしら、はやく会いたいな

(ノイッシュ)
そのためにも
はやくこの戦争を終わらせよう

(フュリー)
はい、でもノイッシュ
無理をしないでね・・・



■会話 フュリー→アーダン(恋人時)



(フュリー)

アーダン、大丈夫?

(アーダン)
もうまいるよ、砂漠はイヤだ!

(フュリー)
ふふっ、
あなたもペガサスに乗れればいいのにね

(アーダン)
ああ、あと100キロくらい軽くなればな

(フュリー)
アーダン・・・死なないでね

(アーダン)
もちろんさ
やっとフュリーみたいな可愛い子を
嫁さんにできたのに死んでたまるか!

この戦いが終わったら
一緒にシレジアへ行こう
二人で小さな店を持とうぜ

(フュリー)
ええ、本当にそうなればいいのにね・・・



■会話 ティルテュ→アゼル(恋人時)



(ティルテュ)
アゼル、行かないで!

(アゼル)
ティルテュ、約束だろ
きみはシレジアに行け
ボクもあとからきっと行く

(ティルテュ)
でも・・・

(アゼル)
君はフリージ軍とは戦えない
それともティルテュは自分の父親を
本当に殺せると思っているのか!

(ティルテュ)
それは・・・できないわ・・・

(アゼル)
それでいいんだよ
平気で父親を殺せるような人なら
ボクは愛してはいない

ティルテュ、子供達をたのんだよ

(ティルテュ)
アゼル!!



■会話 ティルテュ→レックス(恋人時)



(ティルテュ)
レックス、どうしても戦うの?

(レックス)
ああ、きみはシレジアへ行け
あの国ならきっと
平和にくらせるはずだ

(ティルテュ)
ひどい、一人で行けだなんて
・・・

(レックス)
フリージ家はきみを連れ戻そうと
必死でさがすだろう

でも俺の子は
フリージにもドズルにもわたしたくない
ティルテュ、俺のきもちをわかってくれ!

(ティルテュ)

だけど・・・

(レックス)
おたがい、
つまらない運命のもとに生まれたけど

最後にティルテュとめぐりあえて
幸せだったぜ
短い間だったけど楽しかったよ

(ティルテュ)
ああ、レックス・・・



■会話 ティルテュ→クロード(恋人時)



(ティルテュ)
クロード様、わたしどうしたらいいの

(クロード)
きみはフリージ軍とは戦えないはず
実の父と戦うなんてあんまりです

きみはシレジアに行きなさい
あの国で平和にくらすのですよ

(ティルテュ)
でもクロード様は?

(クロード)
私は最後まで
見とどけなければなりません
それが私のつとめです

(ティルテュ)
そんなのひどい!
それじゃ子供達は・・・

(クロード)
あなたには苦労をかけますが
どうか、お願いします

(ティルテュ)
クロード様!!



■会話 ブリギッド→ジャムカ(恋人時)



(ブリギッド)
ジャムカ、大丈夫?
つかれてない?

(ジャムカ)
ああ、俺は平気だ
きみこそ大丈夫か

(ブリギッド)
ええ、あなたがいてくれるから・・・

(ジャムカ)
本当はブリギッドには戦ってほしくない
やっぱりダメなのか?

(ブリギッド)
まだそんな事を言ってるの
ダメよ、ジャムカ
もう後にはひけないわ

(ジャムカ)
そうか・・・

(ブリギッド)

ジャムカ・・・本当にこれでよかったの?

(ジャムカ)
うん?

(ブリギッド)
私でよかったの?
本当はエーディンのことが・・・

(ジャムカ)
ブリギッド! バカを言うな!!
俺はきみを愛した
その心にいつわりはない!!

(ブリギッド)
ご、ごめんなさい・・・
でも・・・きいてよかった・・・



■会話 ブリギッド→ミデェール(恋人時)



(ブリギッド)

ミデェール、大丈夫?

(ミデェール)
ええ、平気です
でもブリギッドは?

(ブリギッド)
私なら大丈夫
ミデェールがいてくれるもの

(ミデェール)

ボクはブリギッドに会えて幸せでした
感謝しています

(ブリギッド)
どうしてそんなこと言うの
いやだわミデェール
なんだか別れの言葉みたい

(ミデェール)
ごめんなさい
でもこれだけは言っておきたくて・・・

(ブリギッド)

ミデェールは
エーディンが好きだったのでしょ
本当に私でよかったの・・・

(ミデェール)
エーディン様は好きでした
でもそれは愛じゃない
ボクが愛したのはあなただけです!

(ブリギッド)
ミデェール、ありがとう・・・
私を最後まで見守ってね・・・



■会話 ブリギッド→アレク(恋人時)



(ブリギッド)
アレク、バーハラはもうすぐだな

(アレク)
ああ、ようやく祖国に帰ってきた

(ブリギッド)
私も生まれた国にかえれるのか
ユングヴィ・・・どんなところかな

(アレク)
美しい国だぜ、美人も多いし

(ブリギッド)
アレク、うわきは許さないよ!

(アレク)

ははは、わかってるさ
俺はまだ死にたくないからな

(ブリギッド)
そうよ、死んではだめ
あなたには、まだまだ生きて
がんばってもらいます

子供達のためにも、
ぜったいに死なせない・・・

(アレク)
大丈夫さ、俺はツイてる
おまえみたいな美人を
妻にできたんだから

(ブリギッド)
アレクったら・・・



■村1



(おばさん)

グランベルの大軍がリューベックに
進撃してきたって言うじゃないか
シレジアもこれで終わりなのかねぇ・・・

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村2



(青年)

俺達のシレジアは、
ずっと平和な国だった

いったい、いつの間に
こんな世の中になったのだろう・・・

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村3



(おじいさん)

両親の能力は子供に引き継がれる

多くの場合、男の子が父親の力を
女の子が母親の力を
より多く受け継ぐと言われておるがな

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村4



(おばさん)

ランゴバルトの兵隊は
村々から略奪しほうだい

それでも、わずかですが
お金を隠しておきました

これは私たちのきもちです
どうか、お持ち下さい

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村5



(娘)

ノディオン王のエルトシャン様には
亡くなられたお妃様との間に
子供がおられたそうよ

なんでもアレス様とかいうおなまえで
まだ三つか四つくらいだって・・・
おかわいそうにねぇ・・・

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村6



(青年)

イザークはグランベルに
征服されてしまったけど、
地方ではまだ戦いが続いているらしいぜ

イザークの民は
シャナン王子が帰ってくるのを
心待ちにしているという話だ

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村7



(おじさん)

平和を愛したグランベルは、
いまや完全に失われました

グランベル軍は各国に出兵し
他の国々を滅ぼしています

クルト王子がいらしたら、
こんなことは許されなかった
どうかお願いです

一日も早く国にお戻りになり
グランベルを悪い奴らの手から
取り戻して下さい

○○○○ ゴールドてにいれた!



■自軍がフリージ軍の攻撃ラインを越えたターン
  フリージ軍フェイズ



(レプトール)

ようし、今がチャンスだ!
ヴェルトマーの炎魔道士とも協力して
一気に敵を撃破せよ!



■フリージ軍が行軍を開始したターン終了後



※レプトールを先に撃破していても台詞は変わらない



(アイーダ)
よし、手はず通り
レプトールの軍団を攻撃する

皆殺しにするんだ
一人も生かしておくんじゃないよ

(ヴェルトマー軍が中立軍になる)

(アイーダがヴェルトマー城に上がる)



■次ターン、フリージ軍フェイズ



(レプトール)

なっ、なんだと!
ヴェルトマーが裏切っただと!?
くっ・・・アルヴィスに謀られたか・・・



■会話 自軍ユニット→アイーダ



※レプトール撃破前



(アイーダ)

話をしているときではありません
レプトールを倒してから、
シグルド様がおいで下さい



■会話 シグルド→アイーダ



※レプトール撃破後



(アイーダ)

これはシグルド様
よくご無事でいらっしゃいました

(シグルド)
これはいったいどういうことだ
なぜヴェルトマーが私を助けてくれる?

(アイーダ)

シグルド様が無実であることは
アルヴィス様もごぞんじなのです

すべてはレプトール、
ランゴバルト両公爵のはかりごとだと
アルヴィス様はおっしゃっていました

ただ、今までは両公爵の勢力も強く、
アルヴィス様も手が出せなかったのです

(シグルド)
そうだったのか
・・・それはありがたいことだ

これでわが父の汚名も
晴らすことができるのだな

(アイーダ)
はい、アルヴィス様は国王陛下と共に、
バーハラでシグルド様が
おいでになるのを待っておられます

どうか、
王都バーハラにおいでください

(シグルド)

そうか、わかった、すぐに行こう

(アイーダ)
アルヴィス様はバーハラの全軍をもって
シグルド様をお迎えなされるはず

シグルド様の凱旋式として、
国を挙げての、おいわいとなるでしょう

(シグルド)
ありがとう
これでわれらの苦しい戦いも
ようやく終わる

ともに戦ってくれた部下達にも、
やっと報いることができるのだな

(アイーダ)
はい・・・

(暗転)

(勝利のファンファーレと共に、シグルド軍がバーハラへ凱旋する)



■バーハラ城下



(アルヴィス)
シグルドどの、
晴れての凱旋、めでたいことだ

(シグルド)

これはアルヴィス卿、
わざわざお迎えいただきおそれいります
ところで、陛下はどちらに?

(アルヴィス)
陛下はおもいご病気で、
もはや身を起こすこともかなわぬ

よって、今では私が
政務のすべてを代行している

(シグルド)
そうだったのですか
それはお気の毒なことです

私のことでも、陛下にはずいぶん
ご心痛をおかけしました

後ほど王宮にまいり、
おわびをいたします

(アルヴィス)
それにはおよばぬよ

(シグルド)
えっ?

(アルヴィス)
卿には反逆者としてここで死んでもらう
王に目通りはかなわぬ

(シグルド)
な、なんと・・・アルヴィス卿、
それはどういうことです!

(アルヴィス)
ふふふ・・・いまごろ気づくとは、
貴公も甘いな

貴公は父親のバイロン卿と共謀して、
王家のさんだつを謀った
その事実になんら変わりはないのだよ

私は王女ディアドラの夫として、
貴公を討伐せねばならぬ
シグルドよ、悪く思うなよ

(シグルド)
王女ディアドラ!?
・・・・・・それは・・・

(アルヴィス)
そうか、貴公はまだ知らなかったな
めいどのみやげに、
わが妻をしょうかいしておこう

ディアドラ、来なさい

(ディアドラが部下に伴われて登場)

(アルヴィス)
ディアドラ、この男が君の父上を殺した
バイロン卿の息子、シグルドだ
うらみ言の一つでも言ってやれ

(ディアドラ)
この方が・・・シグルド・・・さま・・・

(シグルド)
え? ディアドラ!?・・・・・・まさか・・・

(ディアドラ)
・・・・・・なぜそのように・・・わたしを・・・

(シグルド)
ディアドラ、そうだね! きみなんだね!?
ああっ・・・

(ディアドラ)
わたしを・・・ごぞんじなのですか・・・・・

(シグルド)
きみは! きみは私の・・・

(アルヴィス)
もういい
ディアドラ、下がっていなさい

この男は危険だ
反逆者として処罰しなければならない

(ディアドラ)
でも・・・この方は・・・
おねがい、もう少しお話を・・・

(アルヴィス)
だめだ、おい誰か、姫を安全な場所へ!

(ディアドラ)
待って! アルヴィス様
・・・もう少しだけ・・・

(ディアドラがバーハラ城に連れ戻される名残惜しそうに・・・。)

(シグルド)
ま、待て!! ディアドラ!!
アルヴィス、頼む!
あのひとは、私の・・・

(アルヴィス)
もういい、何も言うな!
よし、全軍に告ぐ
反逆者シグルドとその一党を捕らえよ

生かしておく必要はない
その場で処刑するのだ!!

(シグルド)

アルヴィス! ・・・きさま!!


バーハラ軍が敵軍になり、
シグルド軍をメティオで攻撃する(計5発)
シグルドがファラフレイムで焼かれる中
画面がセピア色に変わっていく



■親世代エンディング



かくして、ひとつの時代は終わった

イザークへの遠征に端を発した
グランベルの動乱は
一人の若者を数奇な運命へと導き
そして、いくたの悲しい物語と共に
はかなくも消えた

戦い途上において、傷つき倒れた者


レンスターの王子、キュアン


その妻、エスリン


そしてシアルフィの公子、シグルド


※この他に戦死者がいる場合、
 シグルドの後に追加


また、最後まで
シグルドとともにありながら
バーハラでの戦いに敗れて、
生死不明の者

シアルフィの騎士、ノイッシュ


シアルフィの騎士、アレク


シアルフィの重騎士、アーダン


ドズルの公子、レックス


ヴェルトマーの公子、アゼル


イザークの王女、アイラ


ユングヴィの公女、エーディン


ユングヴィの弓騎士、ミデェール


ヴェルダンの王子、ジャムカ


ノディオンの王女、ラケシス


自由騎士、ベオウルフ


剣闘士、ホリン


盗賊、デュー


シレジアの王子、レヴィン


シレジアの天馬騎士、フュリー


旅の踊り子、シルヴィア


エッダの司祭、クロード


フリージの公女、ティルテュ


ユングヴィの公女、ブリギッド


若者達は、理想を求めて戦った
しかし、そのゆめもかなわぬまま
戦場に散った

彼らの戦いが
いったい何であったのか

そして、光は・・・・・・・・・



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