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▼知っておくと便利なキーや操作

・F12 ゲームをプレイ中に押すことで、強制的にタイトル画面へ飛ばす。(リセットキー)
・F4 ゲームプレイ中に押すことで、スクリーンをフルスクリーンかそうでないかに切り替えることができる。
・F5 ゲームプレイ時、フルスクリーンでないときに押すことで、スクリーンのサイズを変更できる。
・F9 テストプレイ中に押すことで、デバッグ画面を呼び出し、各種スイッチや変数の状態を確認、変更できる。
・F10 テストプレイ中に押すことで、実行中のイベントを強制終了させる。
・SHIFT テストプレイ時、メッセージが表示されている時に押すことでメッセージを瞬間表示させる。
・Ctrl+方向キー テストプレイ中に押すことで、エンカウントせず通行不可のマップチップ上も通り抜け可能になる。
・右ダブルクリック マップチップ配置中に押すことで、マップチップの編集モードの上層と下層を入れ替えられる。


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▼スイッチって何?

スイッチというのは、イベントの出現条件に用いるものです。スイッチですからONとOFFの2種類があり、スイッチの操作でONとOFFの操作を行います。
各イベントは、本のようなものでページが設定されています。一つのイベントにつき、ページの数だけ多様なコマンドを実行することができます。
イベントとして実行されるページは1ページのみで、任意のページを実行させる為にはイベント出現条件を設定しなければなりません。
その条件の一つがスイッチなのです。では、実際にイベントの例を見てみましょう

主人公が話しかけたら、お金を一回だけくれるお爺さんを作ってみます。
1ページ目には文章の表示でもっともらしいセリフを喋らせ、所持金の増減で主人公の所持金を増やします。
では、このイベントに話しかけたらどうなるでしょうか?

「どれ、おこずかいをやろう。」「100Gもらった!」 ここまでは予想通りです。
もう一回話しかけてみると…。
「どれ、おこずかいをやろう。」「100Gもらった!」
さらにもう一回話しかけてみると…。
「どれ、おこずかいをやろう。」「100Gもらった!」



(以下くりかえし)

なんと、何回でもお金をもらえてしまいます。
太っ腹なのか、あるいは頭が少々アレなのか分かりませんが、これはマズいですね。
そこで、イベントの最後にスイッチの操作を加え、スイッチ0001をONにし、2ページ目の出現条件をスイッチ0001がONにします。
そして、2ページ目には文章の表示で例えば、拒否するセリフを書いてみましょう。
では、このお爺さんに話しかけてみるとどうなるでしょうか。

「どれ、おこずかいをやろう。」「100Gもらった!」
もう一回話しかけてみると…。
「なんじゃ? もうやらんぞい。」

ちゃんと、一回だけお金をくれるお爺さんになりました。これは、スイッチがONになったことでイベントの2ページ目が実行されたことを意味します。
スイッチというものがなんとなく理解できましたか?

・使用例
宝箱イベント(1ページでアイテムを入手させ、2ページ目でからっぽだったという文章を表示する。)
グラフィックの消去(1ページ目でグラフィックを表示、2ページ目のグラフィックを設定しない。)
etc…

・メモ
・スイッチには名前を自由に付けられます。スイッチの用途が分かるような名前にしましょう。
・宝箱Aと宝箱Bがあったとします。それぞれ2ページ目の出現条件がスイッチ0001がONの時とした場合、
 片方のイベントでスイッチ0001をONにすると、両方空になってしまいます。それぞれ違ったスイッチを使うようにしましょう。


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▼変数って何?

スイッチは名前からイメージがつきやすいですが、変数は数字を入れておく箱のようなものと捕らえれば十分だと思います。
スイッチの場合、ONとOFFの二種類の情報しか保存できませんが、変数は数字を使うことができるので、多くの情報を保存することが可能です。
値は-999999〜999999までの範囲の整数を用いることができ、初期値は0と決まっています。
変数の操作では(操作する変数をA、オペランドをBとする)、代入(AにBの値を代入)、加算(AにBの値を加える)、減算(AからBの値を引く)
乗算(AにBの値を掛ける)、除算(Aの値をBの値で割る)、剰余(Aの値をBの値で割った時の余りを代入する)という六つの操作ができます。

例として、操作する変数0001の値Aが8、オペランドBが定数5である時、それぞれの計算を行うと、変数0001の値は以下のようになります。
代入5  加算→8+5=13  減算→8-5=3  乗算→8×5=40  除算→8÷5=1余り3より1  剰余→8÷5=1余り3より3

なお、オペランドの項目から、主人公の各パラメータ所持金を代入することが可能です。
主人公→武器Noなどを代入させれば、現在主人公が装備しているものを判別できますし、乱数を用いることも可能です。
乱数とは、一定の値の幅からランダムに選ばれる数字と思ってもらえば差し支えないでしょう。
例えば代入→乱数→0〜100とした場合、0〜100までの数字の内のどれか一つの数字がランダムで変数に代入されます。

・使用例
小さなメダルイベント(オペランド→アイテム→小さなメダルの所持数を変数に代入し、王様のイベントで変数によって分岐させればよい。)
etc…

・メモ
・変数の最大数を変更し、増やしすぎると、セーブする際に重くなります。


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▼コモンイベントって何?

コモンイベントとはその名の通り、共通のイベントのことです。同じイベントをいろいろな場面で使う場合に有効です。
このイベントは通常のものとは違い、データベース中にあり、その用途はイベント開始条件で大きく異なります。


1.呼び出されたときのみ
開始条件から分かるように、イベントの呼び出しとセットで使われます。
例えば、ドラゴンクエストシリーズでセーブを行ってくれる神父さんを作る場合に用いると便利です。
あの神父さんは世界中に何十人といますが、全員同じことを喋りますよね。つまり、同じイベントがいろいろなマップに配置されているわけです。
いちいち各マップで神父さんイベントを作ると大変ですが、神父イベントをコモンイベントで作っておき、教会に神父キャラを配置します。
そして神父キャラのイベントでイベントの呼び出しを使い、コモンイベントを呼び出します。

上記の方法で、2つのメリットが得られます。
1つ目はイベント製作が簡単になることです。イベントの呼び出しを使うだけですから当然ですよね。
2つ目はイベントの修正が楽なことです。
10人目の神父さんを作った所で、イベントにバグが見つかった場合、10人分のイベントを修正しなければなりません。
しかし、コモンイベントを用いているなら、コモンイベントを修正するだけでいいのです。

・メモ
・戦闘イベントのイベントの呼び出しで呼び出すことはできません。


2.自動的に始まる
この条件は主に使うとスイッチがONになるアイテムや特殊技能と相性がよいです。
使うと書かれている内容を表示するメモを作るとします。まず、使うことでスイッチがONになるメモというアイテムを作ります。
次にコモンイベントで文章の表示を使い、メモの内容を書きます。
コモンイベントの最後でスイッチをOFFにしておきましょう。そうしなければ、延々とメモの内容が表示されてしまいます。
こうすることで、メモを使うことで、どこでもメモの内容を確認することができます。

・メモ
・上記のメモを特定の場合のみ使えるようにしたい場合は、コモンイベントの最初に条件分岐を加えましょう。
 使える時だけスイッチをONにしておき、それ以外の場合はスイッチをOFFにしておきます。
 条件分岐のスイッチがONの時に文章の表示でメモの内容を表示するようにしましょう。


3.定期的に並列処理する
この条件は、例えば5000Gたまった瞬間に発動するイベントや、あるイベントを処理しつつ、他のイベントを処理する場合に使います。
条件分岐をイベントの最初にいれ、条件を所持金が5000G以上の時にします。 5000G以上の時という条件以下にイベントを組んでいきましょう。
実行中はウェイトがかからないので、アクションゲームでのゲージの処理に用いられたりします。

・メモ
・定期的に処理する為、この条件のイベントが増えると処理が重くなってしまいますので、注意しましょう。


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▼どうやったら素材使えんの?

ツール>素材管理でインポートして下さい。グラフィック素材をインポートする際、色をクリックすることで透明色を指定できます。
各素材は以下の規格に沿ったもののみインポートできます。
尚、グラフィック素材は透過色を含め256色以内でなければいけません。対応ファイルの拡張子はBMP(.bmp),PNG(.png)とXYZ(.xyz)です。


・戦闘背景グラフィック(Backdrop)
 横320ピクセル×縦160ピクセル


・戦闘アニメグラフィック(Battle)
 横480ピクセル×縦96〜480ピクセル 横96ピクセル×縦96ピクセルを横方向に5つならべたものを1ブロックとし、縦に5ブロックまで。


・キャラセットグラフィック(CharSet)
 横288ピクセル×縦256ピクセル 一キャラ一歩行パターンにつき横24ピクセル×縦32ピクセル。
 左からLeft,Middle,Rightの3パターン。上から上、右、下、左向きの4パターンの系12パターンで1体。
 縦に2体、横に4体の計8体並べられる。


・チップセットグラフィック(ChipSet)
 横480ピクセル×縦256ピクセル


・顔グラフィック(FaceSet)
 横192ピクセル×縦192ピクセル 横48ピクセル×縦48ピクセルで1点。縦横それぞれ4つずつの16点。


・ゲームオーバーグラフィック(GameOver)
 横320ピクセル×縦240ピクセル


・敵キャラグラフィック(Monster)
 横16〜320ピクセル×縦16〜160ピクセル


・遠景グラフィック(Panorama)
 横80〜640ピクセル×縦80〜480ピクセル


・ピクチャーグラフィック(Picture)
 横1〜640ピクセル×縦1〜480ピクセル


・システムグラフィック(System)
 横160ピクセル×縦80ピクセル


・タイトルグラフィック(Title)
 横320ピクセル×縦240ピクセル



・ムービー(Movie)
 AVI(.avi),MPEG(.mpeg)のファイルが使用できます。


・音楽(Music)
 MIDI(.mid),WAV(.wav),製品版のみMP3(.mp3)


・効果音(Sound)
 WAV(.wav)


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▼自動的に始まるオープニングってどうやって作るの

イベントのイベント開始条件自動的に始まるにしましょう。
ただし、イベントの最後にスイッチをONにして、イベントの最後のページにスイッチONで発動する何も無いイベントを作っておくことを忘れずに。
そうしなければ、同じイベントが延々と繰り返されます
より良いオープニングを作るには、主人公で歩行グラフィックが透明なものを作り、この主人公を初期パーティーにします。
(初期パーティーの設定は、データベース→システムで変更できます。)
そして、透明なマップチップのみで構成されたマップを作り、そのマップに初期位置を設定して下さい。
(初期位置の設定は、イベント編集モード時に右クリック。)
このマップで、画面の色調変更を行ったり、BGMの演奏などを行えば、オープニングの舞台設定を行うことが可能です。
(いきなり、主人公が画面の真ん中に登場してしまうことを防ぐことができる。)


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▼樽や本棚を調べてもイベントが起きないんだけど

イベントのプライオリティタイプ通常キャラと重ならないにしてみて下さい。
プライオリティタイプで通常キャラの下を選択した場合、イベントの真上で決定ボタンを押さないとイベントが発動しないためです。
通常キャラと重ならないの場合はイベントの周囲8マスからイベントに対し決定ボタンを押した時にイベントが発動します。


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▼宝箱を調べると開き方に差があるんだけど

宝箱イベントのアニメーションタイプグラフィック完全固定にして下さい。
この現象は宝箱の向きが固定されていない為、調べる方向によって開き方に差が出る(宝箱の向きが変わる)ため起こる現象です。


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▼キャラクターの動作指定どおりに動いてくれない

キャラクターの動作指定を使った場合、指定した動作を行いながら、同時にキャラクターの動作指定以下の命令を処理します。
これによって、満足な動作をしないままイベントが進んでしまうという現象が生じてしまいます。
これを解消する為には、指定動作の全実行キャラクターの動作指定の下に加えてください。
こうすることで、キャラクターの動作指定を全て行った後、それ以下のイベントを処理するようになります。


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▼SS(スクリーンショット)を撮りたいんだけど

まず、ゲームを起動してください。SSを撮りたいシーンになったら、F4キーを押してスクリーンのモードを変えます。
再びフルスクリーンモードにするには、F4キーを押してください。また、F5キーを押すことで、解像度を320×240と640×480(多分)を切り替えることができます。
適切なサイズにしたら、PrtScキーを押してください。ペイントソフトを起動し、貼り付けを選択して、加工すればSSの完成です。
ツクール作品やエディタ画面をキャプチャーした画像の取り扱いについてはこちらも参照してみてください。


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▼RTPの素材を改変して使ってもいいの?

素材として利用する為には製品登録が必要となるようです。詳しくはこちらこちらを参照してください。


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▼ゲームを公開したいんだけど

まず始めに、エンターブレインはユーザー登録を行った正規ユーザーでなければ、ツクールで作ったゲームの公開、配布を認めていません。
正規ユーザーでない方で公開、配布をなさろうとしている方は、そのことを頭に入れておいて下さい。詳しくはこちらを参照してください。

さて本題です、ゲームディスクを作成するという機能がツクールにあるのですが、これを利用している方は少ないように思います。
多くの方はプロジェクト管理フォルダ(プロジェクトを開くのフォルダ名に書いてあるフォルダのこと)を圧縮して配布されているようです。
圧縮には専用ソフトを使うと便利です。
例えば+Lhacaを例に挙げると、+Lhacaを起動させて、対象のフォルダをドラッグ&ドロップでOK。初期設定ならデスクトップに圧縮ファイルができるはずです。
それをサーバーなりアップローダーなりに転送しましょう。転送の仕方は各サーバーやアップローダーの説明をよくお読みください。


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