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楽しい職場みんなのF2

2007.7.2

ホワイトカラーエグゼンプションについてきちんと考えてみませんか??
※長文ですので、お忙しい方は無視してください。

 ホワイトカラーエグゼンプションについてきちんと
考えてみませんか??
 
 ご承知のとおり、昨年、唐突に出てきたホワイトカ
ラーエグゼンプションも、多くの良識ある国民の反発
でぽしゃった。でも、まだ、水面下でこの制度化実現
への画策は続いているじゃありませんか。
 900万円以上の一部の職種の方にはまんざらでもない
制度かも知れません。しかし、あのとき、政府・経済
界の本音が出た。400万円程度(支給額であり、所謂手
取りじゃありません)の年収での適用だ。これは何を
意味するか、明らかに言わばサービス残業の強制化に
直結する事態となる。平均年収は間違いなくダウンす
ることになります。
 個々人の生活も苦しくなります。貧富の差がより鮮
明になるでしょう。
 マクロ経済から見ても、消費の落ち込み→消費材や
の生産レベルも下降、サービス業の売上も急降下は避
けられません。GDPも名目・実質を問わず落ち込みはじ
めます。日本経済全体としても負のスパイラルに陥り
ます。勿論、年金問題もその原資が賄いきれず、一層
深刻さを招きます。多くの人々がより満足な医療を受
けることすら困難になるでしょう。社会基盤整備も大
きく後退を余儀なくされます。残念ながら犯罪率も上
昇する懸念があることは過言ではありません。
 今一度、庶民の生活について目を向けます。20才代
で年収300万・400万ならまだしも、30代・40代になっ
ても年収は易々とアップしなくなります。40代といえ
ば、子供が高校や大学に進学する年代です。
 いったい年収400万円で、わが子を大学に進学させる
ことが、いかに経済的に厳しいことか、現行の国公立
大の授業料だけ見ても年56万円です。これに、税金・
社会保険料が控除され住居の賃貸料または住宅ローン
の返済を考えて見た場合、親子3人か4人として、月々
の実質生活費はいくらになることでしょう。
 あと約1ヶ月で参議院選挙です。この問題は残念なが
ら、当該選挙戦の争点に浮上しないでしょう。そうで
す、単なる想像としか言えませんが、参議院戦が終わ
って、秋風が吹きはじめる頃に、またもや、突如とし
て鎌首あげてくるかも知れません。あなたは、知らん
振りしてられますか? 例え幹部社員の方でも本当に無
関係だとひとりの良識ある国民として平気でいられま
すか? とにかく、真剣にホワイトカラーエグゼプシ
ョンについて、考えてみてはいただけませんか。因み
に私は、どこの政党にも属してません。正直に申し上
げて、ある程度の年収を受けている身です。