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楽しい職場みんなのF2

2003.2.8

何の知恵も工夫もない定昇制度の改革

 日経新聞2/8の3面には「独自制度知恵比べ やる気引き出し勝ち残り」という見出しで解説記事が出ていました。下記のような各社の分類表が出ていましたが、F2は単なる「圧縮型」とされています。そしてこの記事は「総人件費削減だけが目的では、社員はやる気を失う。賃金をめぐる戦略の巧拙が新たな企業間格差を生むのは確実だ。」と結んでいます。

定昇制度の改革

類型・概要(組合員の処遇)

主な採用企業

狙い

若手限定型
一定の年齢や等級まで定昇を残すが、以後は定昇なしで成果重視に
キヤノン、東邦ガス、ホンダ、セイコーエプソン 若手社員の育成や生活に配慮。中堅社員には緊張感を持たせる
既存社員限定型
既存の組合員には定昇制度があるが、新卒採用者に年報制を適用
シチズン時計 実力主義を望む新人を採用し、保守的な企業風土を変革
完全廃止型
全社員の定昇、諸手当を廃止するが、査定では個々人の意欲や姿勢を評価
東洋エンジニアリング 能力、成果主義の浸透
圧縮型
本給の上げ幅を圧縮する方向
富士通 固定費の抑制