■近況
　さて富士通四国システムズ損害賠償事件（平成１６年（ワ）１１７３２号）ですが、 去る１２月１３日、第一回口頭弁論に行ってきました。やりとりは１５分程度で終わり。あっけないものでした。次は来年の何月になるかわかりません。弁護士の人数ですが、原告が１人。被告は物騒な感じのが３人。貧しい病人相手に一個中隊投入ですか？おかねもちですねー。いまのところ両者の食い違いはこんな感じです。

■原告（訴状の主旨より）
・被告は原告に損害賠償金を支払え。
・原告は過剰労働によりうつ状態を発症した。
・被告は安全配慮義務に違反した。

■被告（答弁書の主旨より）
・原告の請求は棄却する。
・原告の過剰労働の事実を認めない。
・原告の症状の有無を争う。
・原告の症状が有の場合、仕事との因果関係を争う。
・原告の症状が有の場合、被告の安全配慮義務違反を争う。
・原告の症状が有の場合、原告が自己の健康管理を怠ったと強く疑う。
・原告の症状が有の場合、原告の素因的要因や自助努力が損害の大小に関連する。
・原告の症状が有の場合、原告の素因的要因や自助努力を疑う。

■まとめ
　従業員がサービス残業や過剰労働をさせられ、うつ状態になったときは富士通はこんな素敵な理論武装で最大のおもてなしをしてくれます。あなたは富士通が好きですか？今後もちょこちょこ近況連絡させていただこうかと思ってます。それではまた。