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楽しい職場みんなのF2

2004.12.23

倒産寸前の状態ではなかった
>どこの誰様?いつから「天」になったの?
  これを読んで”天に向かって唾する”は、”天のように偉い人に唾を吐くのはとんでもない”というような意味だと思った人がいるかもしれません。正しくは”上を向いて唾を吐けば、自分の顔に落ちてくることから他人を害しようとしてかえって自分の身をそこなう”という意味です。他の投稿者に「国語力を磨いてください」と 言うような投稿主自身はこの程度の慣用句の意味は先刻ご承知かと思いますが、念のため。
>「倒産寸前の会社が従業員に払うお金を効率化すること自体は止むを得ない」
  「自己資本増強に回した後の残った人件費の総原資を、独身も含めた全社員に均等に振り分け」
 言いたいことはよくわかりました。はじめからそのように行き届いた記述をすればよかったのです。「福祉は、立法や行政へ訴えるべき」の投稿で、「給料や手当を払いすぎて、会社が倒産するということですが、そのような事例があるのなら教えてほしい。 」という問いかけに「いい例が、われらがF2ですよ!」と素直に応じたために真意が他にあることがわからなかったのです。同じ投稿で人件費の総原資の配分に触れていますが、「自己資本増強に回す」は書かれていません。「浮いてる分はみんなで分け合うって事?」の投稿 も真意が理解されなかったことの証左ではないでしょうか。
>基本的な財務諸表の見方が解っていない
 「P/L上で経営力を見極める数値は当期利益」の投稿でも指摘されましたが、確かに営業利益だけで経営状態を論じたのは軽率でした。それでも、 昨年度下期、富士通は倒産寸前の状態ではなかったと見ています。労組向け2003年度第3四半期決算内容説明会(2004.1.29)で守谷経理部長は「第3四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは68億円のプラスとなった 。年度末に向けた売上増に対応するための所要資金を営業活動による利益から生まれる収入でほぼカバーでき、前年同期比では561億円の改善と大幅にキャッシュ・フローが好転した。(中略)フリー・キャッシュ・フローは1,317億円の大きなプラスとなり」と説明しています。 (機関紙富士通労組2004.2.9)このように現金がショートし、経営破綻するようなことはなかったと言っていいのではないでしょうか。
 このサイトをご覧の皆さん、富士通の倒産が取り沙汰されたり、それをなるほどと思わせるような企業活動の実態が紹介されることがよくありますが、どうか鵜呑みにせず、自分の頭でよく考えて判断されんことを願う次第です。