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2002.4.16 |
経営者の資質に関する投稿を読んでいて思ったこと。 |
昔のように、労働組合が赤旗を振ってストライキ。団体交渉にピケを張り・・・こういう姿が全く見られなくなりましたね。これはF2だけでなく日本中がそうです。
もしかすると・・・
高度経済成長あたりまでのように、経営者と組合が激しくぶつかっていた時代のほうが経営者にも緊張感というものがあったのでしょう。労資協調という言葉を誰が発明したのかわかりませんが、結果として「双方にとって温い」環境を作り出したことが、経営者の経営姿勢に対する甘さや緊張感の欠如を生み出してしまったとは考えられませんか?この点では、労働組合も経営者と同じです。組合のほうも緊張感が欠如してしまったと思うわけです。
労資協調という甘美な調べに酔っていたら、双方ともが緊張感を失い、その存在意義としての輪郭まで朧気になってきたことが議論を曖昧なものにしています。
激しい労働争議が無くなって久しいですが、経営者の緊張感まで奪ってしまったとしたら、あまりに皮肉と言えませんか? |
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