|
2004.11.29 |
|
手当はどんどん廃止して代わりに基本給を上げるべき |
「会社を含む社会全体による子育てのために家族手当が必要」との「大義名分」を主張される方へ。貴方の「大義名分」定義付け論自体には、賛成です。しかし私は、「基本給のUPを勝ち取りたい」というのが「大義名分」ですので、「家族手当の廃止とそれに代替する基本給UP」を主張します。
・被扶養者が働かない根拠が見当たらない。
・扶養家族がいない従業員にも、生活面や心の面で支援してくれている人がいるケースが多い。
・Ｆ２は基本給が少ないから、特定の従業員にだけ支払われている手当を一旦廃止し、同時に、従業員全員に平らに行き渡る基本給を上げさせるといった労使交渉を行った方が、従業員にとって戦略的。
・社会保障の面では、国家の税制面で、扶養家族を持っている者の方がすでに優遇されている。他方で、会社は利潤追求集団であり、社会保障の観点を安易に持ち込むべきではない。
ところで、「家族手当」存続を主張する貴方は、もし
「基本給UPさせる代わりに家族手当廃止」となって現給保証を受けるとしても、反対ですか？私は賛成ですが。なぜなら、今のＦ２の給与体系は「基本給」がとても安く、オプションで「○×手当」や「△□手当」そして究極の（笑）「残業手当」が付いて来るといった、非常に不安定な仕組みであるためです。それこそ「生活残業」という労使双方に悪影響を及ぼす暗黙の悪習慣を無くすのが究極の目的であると私は考えているため、時代や理屈にそぐわない手当はどんどん廃止して代わりに基本給を上げるべきだと思っているのです。
|
|