目標管理の成果

2001.2.21

企業業績に見る目標管理の成果

１．目標管理実施前後を定量評価！

この間の「みんなのＦ２」をよんで、目標管理の影響に興味を持ちました。そこで目標管理発足以降、経営指標数値がどう変化したか定量的に調べてみました。過去10年間の決算資料です。

決算月	売上高(億円）	経常利益（億円）	従業員数	一人当たりの売上高 (千円）	一人当たりの経常利益（千円）	備考
1991.3	23,378	1,273	50,768	46,539	2,533
1992.3	24,341	400	52,039	47,319	778
1993.3	23,976	-87	54,442	45,002	-163
1994.3	21,730	289	54,091	40,016	532	93年4月　目標管理制度開始
1995.3	22,598	601	51,208	42,893	1,141	94年4月　ＳＰＩＲＩＴ開始
1996.3	26,022	850	48,225	52,303	1,708
1997.3	31,237	958	46,795	65,698	2,014
1998.3	32,291	801	45,166	70,172	1,741
1999.3	31,911	157	44,191	71,366	351
2000.3	32,513	159	43,627	74,518	364

２．傾向

・売上は目標管理前に比べ36％伸ばしているが、従業員は1万人以上削減され２０％も減っ　ている。その結果、従業員一人当たりの売上額は６６％も伸ばしている。皆さん必死に働いている様子がわかります。
・経常利益は目標管理実施前の93年3月決算は赤字ですが、その前年、前々年と、それ以降を見てみると、それほど増えていない。むしろここ2年は減る傾向もある。
さて、この数字をみなさんは、どう読みますか？