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楽しい職場みんなのF2

3万アクセス記念                                                2001.9.17

ありがとう労働組合−リストラ対策の方針3
bz12_06.gif (6604 バイト) みなさん、こんにちは。しんぷる・ゆにおんです。
機関紙「F2労組 2001.8.24」の中央労働協議会報告では、Function/等級制度と成果主義にも触れていますが、前者は非常にわかりにくく、後者は単純明快とだいぶ差がありますので説明します。

1.Function/等級制度は困難に直面。

 Function/等級制度は多様化する職種を効果的にマネジネントし、職種/部門に効率的に配置することが導入経過でしたが、構造改革が大規模になり近隣・通勤圏での配転、出向が困難になり住居移転を伴う転勤が発生してきています。というのが機関紙の説明ですが、どういう意味でしょうか。職種転換や配転が大規模になり、この制度がうまく機能しなくなりつつあるのです。同一ファンクションで中長期的に仕事できるのであれば、熟練や専門性の高度化により等級が上昇し待遇が向上していきます。ところが職種転換により、あるファンクションで到達したコンピテンシーが配転で役立たなくなり、等級が下がるケースが出てきます。今回のリストラのように大規模な配転が発生すると、このような目にあう社員が続出することになります。処遇の属人性を否定した制度の宿命ですが、労働組合は積極的に導入を推進したために今更「失敗」とは言えずこのような表現をしています。

2.成果主義は絶対に変えない。

 一方、成果主義は今後も後退させる気はないと断言しました。しかも問題は評価にあると非常に単純な認識しかありません。成果主義の問題点はもっと広範に指摘されていますので、「後退させる気はない」というような枠をはめずに柔軟に議論していきたいものです。さらに、「F2のDNAは高い目標とチャレンジ精神」とも書かれていますが、ワークスタイルや会社への期待が多用化・個性化している今、従業員ひとり残らず同じ遺伝子が継承されているなどというのは一種のマインドコントロールみたいなものです。(おわり)