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楽しい職場みんなのF2

 

2002.9.10

経営陣に叩きつけられる対案を出しましょう−その2
 SEや設計部門の方の、技術力と経営(マーケティ ングや営業等を含む)を別のように見ている方の意見 (「マーケティングが悪い」等)を見かけますが、私はその方に「あなたの雇用は、あなたの持つ技術だけでは確保されないのですよ。」と忠告させて頂きたいです。「あなたの技術がいい加減に売られているならば、 あなたのプライドをかけてそいつらと徹底的にやりあうべきだ。俺の技術をそんな売り方するな。」と。

 また、製造ラインの方の、「○○は仕事をサボっている」という意見を見かけますが、私はその方に「なぜ陰でこそこそするんですか。堂々と社内で問題にしなさい。伏せ字にしたって問題の解決にはならないでしょう。そういう人を養う余裕が会社にあるのですか。」

 あなたは、何であれば収益を上げることができるのか。あなたが収益を上げるために、どのような環境を実現する必要があるのか。あなたが、より大きな収益を上げるために、何を身につける必要があるのか。そのために、あなたのために会社が何を準備し、何を与える必要があるのか。そのコストが、見合うものなのか。まず、考えましょうよ。

 そして、それを持ち寄って、富士通が収益を上げる具体論を出しましょうよ。リストラ対象者であっても、退職する日までは人的 資源です。皆さん一人一人はどのような立場であれ、どのような能力であれ、他社には使用できない貴重な資源です。経営陣だけがその資源から宝を掘り出すのではあり ません。経営陣が掘り出す能力を持っていないなら、みんなの手で掘り出して、目の前にドンッと置いて見せてやりましょうよ。

 不平不満を燻らせている1日1日が、皆さんには貴重な時間なんです。皆さんは、収益力に欠けるという富士通の欠点を克服する何かを生みだそうというベクトルの方向を合わせる必要があるのです。

 私の記憶は、EF−92の頃で止まっていますが、 当時、FJ−CUGがあり、掲示板やフォーラムでいくつもの意見が戦わされていました。中には、あまり にストレート過ぎて、いつ懲戒処分を受けてもおかしくないような議論があったりしました。しかし、総じて「富士通を他社に負けない会社にしよう」という共通のベクトルが存在していたように思 います。果たして、今、それがあるのでしょうか。

 今の皆さんには、「経営陣と戦う」という意識が強 いかも知れませんが、実際は「時間と戦っている」の です。時間切れになる前に、経営陣に叩きつけられる対案を出しましょう。

 最後に、在籍していたことを、誇れる富士通であって欲しい。皆さん一人一人が、誇れる富士通を作る原動力であって欲しい。心からそう願っています。(おわり)

(みんなのF2;従業員の氏名を意図的に伏字にしているのは私です。)