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楽しい職場みんなのF2

 

2002.9.10

経営陣に叩きつけられる対案を出しましょう−その1
 私は、5年以上前に富士通を退職した者です。在職時は、LSIの論理設計等を担当しておりまし た。なお、富士通が嫌で退職したのではないことをお断りしておきます。今でも富士通は好きです。今の仕事を捨てなさいと言われれば、富士通に戻りたいとさえ思っています。このサイトの発言を見て思うことを述べます。まず、私は、皆さんの個々のエネルギーのベクトルが違うような感じがしてなりません。

 経営陣がソロバンを弾いて、「少なくとも今のままでは会社が存続できない」と結論を出しています。さすがに、この答えが間違っていると言う方はいら っしゃらないと思います。外部から見て、富士通の収益力は、とてもあてにな るものではありません。

 このサイトでの数々の発言が問題としているのは、現在具体的に推進されているリストラの具体論についてであり、それぞれの立場において、それは誤りであると主張しておられます。経営陣の批判、リストラに対する反発、至極当然のものとは思います。しかし、それだけで終わっていては、その後があり ません。改善の具体的手法はともかく、今のままでは具合が悪いことは、明らかなのですから、早急に何とかしな くてはなりません。

 経営陣の、何とかしなければならないという回答が、現在行われているリストラです。この経営陣の具体的手法が誤りであるとするならば、具体的な対案を出すべきではないでしょうか。その対案の策定に至ることなく、一人一人の愚痴や不平不満の積み重ねの域を出ない現状を見ていて、私はそのエネルギーが惜しくて仕方ありません。一人一人の愚痴や不平不満は、どんなに積み重なっても、決定打にはなり得ません。今、必要なのは、富士通のビジネスの体質の変革、収益の上がる商売のやり方とはどういうものなのか、具体的にどういう製品を市場に送り出すべきなのか、人材・能力・ノウハウをどのように収益に結びつけるのか、そのために、いつまでに、何をしなければならないのか。その中で、一人一人が何をしなければならないのかを、ここに集う一人一人が考え、具体的行動 に移すことが最初に必要なことではないのですか?

 会社上層部が信用できないなら、追い出す手段はい くらでもあります。しかし、首をすげ替えても、収益の土台がなければ、結局あなたの雇用は保障されないのです。(つづく)