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楽しい職場みんなのF2

 

2004.7.20

PSSが多大な不満を持って業務をこなしてるのはなぜか
 富士通の工事部門(PSS)が多大な不満を持って業務をこなしてるのはなぜか。富士通は利益の確保のために工事ビジネスに触手をのばしてきた。もともと富士通は工事ビジネスを切捨て、担当部門を別会社(FJSC、現FNETS)として分離した。
・IT産業の雄を自負する手前、多分に不透明な契約形態のある工事を排除する。つまり、商法および建設法の訴追から富士通本体を保護する。
・富士通本体社員とは勤務形態の異なる工事部門の従業員を安い賃金で使用する。
・幹部社員の天下り先を確保する。
 しかしながら、昨今の情勢からこの目論見の見直しをせ まられた。
・建設法の正式施行から工事を丸投げできなくなった (このことから、FJSCを100%子会社化した)。
・富士通本体の売り上げが減少した。
 このため、富士通は(FJSCなどの)子会社から仕事(および技術者)の吸い上げにかかった。
・建設法を(見かけ上)遵守するようにした。このため、工事ビジネスに精通している技術者(ほとんどは元富士通社員・高齢者)を再雇用した。
・FJSCへの発注金額を減額した(工事金額の25% を天引き)。
 FJSCは工事ビジネスを遂行するための主力メンバーのほとんどを富士通に吸い上げられたことから、工事ビジネスを継続することは極めて困難な状態に置かれている。このためにとったは以下のようなものであろう。
・協力会社の囲い込み(協力会社の社員をFJSC社員と同等資格と見なし、営業業務・工事施工等すべてを任せる。仕事の斡旋料として発注金額の一部を天引きす る)。
・協力会社への発注金額の大幅な減額(富士通からの工事代金の50%以下)。
・事務要員(ほとんどは派遣社員)の解雇。
・FNETS社員の工事要員化(もともと事務要員として雇用した者を工事作業者に転換)。
・工事作業員(契約社員)の大量採用。
 このような経緯から、FJSCは富士通の工事商談対応 の要望をこなせず、また、富士通の工事部門(PSS) は多大な不満を持って業務をこなしてるように窺える。近々、このような体制は崩壊すると見ている(期待している)。 それぞれの部門が目標(対象:ビジネス・ユニット)とするところを、責任と自負をもって遂行するようになることを期待している。