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楽しい職場みんなのF2

2001.1.27

SPIRIT(裁量労働制)ができて以降
 この頃、まわりのみんな、行動する際「これは、自分の目標のどれに該当するのだろうか」ということを常に念頭に置くほど強迫観念に駆られているような気がしています。一つ一つのことに対する取り組み方がセコク、せちがらいのが特徴です。目標管理・SPIRIT制度は成果さえだせば労働時間は問わないとした画期的な制度の筈でした。でも、この制度の目的とは裏腹に、実際には一人一人の行動はせちがらくなっていると思います。SPIRIT制度の無い時代に天才 池田敏雄が会社にもでず、自宅で設計に没頭し、それでもよしとする風潮が会社にあったのです。SPIRIT制度ができて以降、皮肉にも池田敏雄のような豪傑をみたことがありません。SPIRIT制度の無い時代に小林大祐のような上司が「ともかくやってみよう」と部下のチャレンジャブルな目標を大いに評価し煽り立てましたが、SPIRIT制度ができて以降、皮肉にも部下の目標が自分の目標にどう関係するのか計算しない上司を見たことがありません。