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楽しい職場みんなのF2

2004.1.27

ユーザ志向でない社内システムは、そっこく廃止
 富士通はシステムを売る会社ともあって、社内の申請手続きは紙ではなくwebやクライアントモジュールによる端末からの申請手続きが多い。しかし、いくら紙手続きをソフトウェアによる手続きに変えても、ユーザにとって利便性がなければ、意味がない。富士通の社内システムは、運用者にとって導入価値があっても、ユーザにとって利便性を与えるどころか負担を多くしている。例えば、マイオフィスの名刺申請。ユーザの各社員が、自分の名刺のレイアウトを一々入力していかなければ、申請手続きが進まないようになっている。申請者に名刺のレイアウトを作らせることにより、人事総務サービスセンターの負荷が減り、その代わりにユーザの負荷が高まっただけ。こんなユーザ志向でない社内システムは、そっこく廃止か改善するべき。すなわち、ユーザに負担がかからぬ形で、総務部門内での負荷軽減を実現するようなシステムに変えるべきなのである。トヨタや三菱商事の経常1千億円企業の各社員が、自分の名刺を自分で申請している訳がない。もう一度だけ言う。社内システム構築者は、自分の成果物が誰かに負担をかけていないかどうか、事前によく考えるべき。