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楽しい職場みんなのF2

2004.12.8

少しづつ給料があがり生活がよくなっていく
 富士通の基本給の決め方は業績連動ではなく、成果主義による評価を基にした等級区分と累積ポイントによるものです。一方、賞与は98年以降会社収益を基にした業績連動です。たとえば2005年度は連結営業利益が1500億〜2000億の場合、4ヶ月+(2004年度連結営業利益−1500億)×12.9%/月収総額となります。(2004/8/20人事勤労部発表)したがって、賞与の支給月数は賞与総額があらかじめ決められて、逆算して出されたものです。したがって、業績をよい時にそれを上回る支給月数が得られるわけではありません。私は、諸手当の廃止と基本給アップのセットに賛成ですが、基本給の決定方式に問題の多い成果主義を用いることには納得できません。独身者の生活を成り立たせ、扶養家族や子育てに配慮した”生活主義”に基づく基本給設計を実現してもらいたいと思います。賞与については、98年以前のように、企業業績を考慮しつつ、ストライキ権をバックにした労使の”交渉”(業績の良いときは追い風、悪いときには逆風への防御の役割を果たす)により支給月数を決める方式に復帰することを希望します。こうすれば、賃金のデフレ現象が抑えられ、少しづつ給料があがり生活がよくなっていくという好循環が復活するでしょう。また、マクロ的にみれば、雇用者の収入がふえればマーケットの拡大による会社の成長も期待できます。