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楽しい職場みんなのF2

1万アクセス記念                                              2001.5.23

「新しい成果主義」って・・・・・その4

 社会的には注目を浴びながら社内では「こそこそ」と進められてきた「新しい成果主義」の全容がそれぞれの職場で明らかになってきました。明らかになるにつれ、その内容に対する疑問の声も高まっています。  ここでは、この疑問点を順次、論じていきたいと思います。

4.不透明な成果評価

  成果評価の基準が業務目標、プロセス、行動様式、全社目標への取り組みと4項目にされた上に、予めモノサシとして基準が定められているのは「高いレベルの」業務目標のみとなります。しかも成果評価は比較評価だという。そうすると問題は目標設定より成果評価の時にやってきます。一般社員からしてみれば、評価基準が曖昧な上に比較評価とされてしまえば、自分の成果がどう評価されるのか全く分からない状況になるわけです。「君も頑張ったけどほかの人も成果を上げているんだ」とか「プロセスとしてこういうところに問題もあった」と後で言われる光景を思い浮かべてみてください。この問題点の大きさが現実味を帯びてくるでしょう。ここまでやるなら本部長、部課長、一般社員まで全員の成績を公表するしかないのではないでしょうか。しかし、そこに踏み切ると、一層職場内の一体感は失われるでしょう。本制度考案者は、ここまで考えて作ったのでしょうか?(つづく)