remove
powerd by nog twitter

楽しい職場みんなのF2

1万アクセス記念                                              2001.5.21

「新しい成果主義」って・・・・・その3

 社会的には注目を浴びながら社内では「こそこそ」と進められてきた「新しい成果主義」の全容がそれぞれの職場で明らかになってきました。明らかになるにつれ、その内容に対する疑問の声も高まっています。  ここでは、この疑問点を順次、論じていきたいと思います。

3.現場任せの運用のリスク

  今回の制度変更の二つ目の特徴は、その運用を出来るだけ現場部門に任せるということです。個別業務目標とそれ以外の比率や、目標設定方針の提示や、評価する分布などをBU(事業部)毎に決めてくれというわけです。これは、どうなっていくのか運用してみないと分からない面がありますが、 一般論として現場任せにすると会社としての統一した人事政策、人材育成政策はとりにくくなります。また、各事業部の事業部長(又は本部長)によって方針がくるくる変わり継続性が保たれなくなることもあります。更に各事業部で誰がこの運用を決めるかというと実質的に各事業部の管理部門でしょう。そういう部署は事業部長お手盛り機関と思われるような部署ですから、ますます、上ばかり見て生きる「ごますり族」が横行するのではないでしょうか。(つづく)