2001.4.26 |
F2の先行き不安 |
「F2は中内ダイエー、ゴーン以前の日産並の危機的状態」の記事に対し、もっともと思いながら、投稿します。 |
1.ダイエーとF2との類似点 |
負債総額(連結・1999年度) ダイエー 1兆7207億円
F2 3兆7540億円
特徴 ダイエー 「なんでもあるが、何も買いたくない」
F2 「なんでもあるが、何もヒットしていない」 |
2.ダイエーは問題視されるがF2は有望なのか |
F2は情報産業という成長産業に入っているのでダイエーほど問題視されていないのかもしれません。
しかしITバブルもはじけたし、これからはIT産業も実力で淘汰していく時代になりました。ここでカギを握るのは技術力でしょう。F2は勝ち抜けるでしょうか。成果主義の弊害でかなり技術力が骨抜きになっている今、生き抜いていけるのでしょうか?
会社の屋台骨「技術」に弱点を抱えたF2の方がむしろ深刻なのではないでしょうか。 |
3.「新しい成果主義」で立ち直るか? |
従来の成果主義の弊害を打ち砕くべく、今「新しい成果主義」の取り組みが始まっている「ようです」。「ようです」というのは一般社員には何の通知もなく幹部社員の中だけでこそこそと進められているからです。密室で、こそこそ進める姿を見るにつけ、そこに、真の打開策が打ち出されているようには、とても見えません。 |