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楽しい職場みんなのF2

2004.1.27

今なら再建への道筋を見出すことも出来る
 企業の生き残りのため個人の幸福は二の次に、というのがこのごろのF2の方針に見える。企業が個人に対して利益となる待遇を与え得たのは企業が成長していたからであった、そう考えるのがいいのではないかとこのごろ思う。成長期を過ぎ、本格的に衰退期を迎えた企業の特徴は、従って、従業員に対する厚遇を取りやめていくことが第一であるように見える。内部的には、真摯な姿勢で対策を講ずることなど経験してこなかった無策管理職が育ち、そのために困窮する事態には全く歯が立たないで、事態に悪化傾向が見え始めた場合には、後手後手の対応しかできないことになる。タイムリーな処置が遅れ、傷口が広がるばかり。対応したとしても瑣末な事項を挙げるだけで、決定的な根治策は思いつかず。外部からみると、有能である社員が見切りをつけて辞めていく。残った従業員は企業に対する思い入れを喪失していく。どちらにしても、企業全体の活力・実力が低下し、顧客対応が悪くなる一方だ。旅費手当ての一時的削減、管理職給与の一時的削減、それらにより連結決算の見せかけを良くすることを目指しているというが、根治対応になっていない。現状の問題点を洗い出し、そのすべてが行き着く諸問題の原点を探し出し、その問題を解決するという基本の基本をしていない。避けているのか。3月を乗り切っても、根本が直っていないのであれば、また次の決算期に向け小細工が繰り返されるのは目に見えている。
 現会長のあの発言からF2は社会的立場が悪化した。週間東洋経済の記事はネット上で依然活きている。さらには待遇悪化によることもあるが、社員の会社への熱意も急速に冷めて来ているとはっきり感じる。皆言わないから考えていないのではなく、考えているから発言しないという人もかなり多いようだ。現状でも優秀な人材を中心に退職者が多くなり、開発部門は技術力が低下している。営業部門も実力が落ち、担当者には危機感が蔓延している。F2の最高権力者の身の振り方の曖昧さが会社全体(グループ全体)に伝播し、じわりとした悪影響が現実的に大きく姿を現し始めている。まだF2内にはまともな人がだいぶ残っている。まだ今なら再建への道筋を見出すことも出来る。だからこそ、もう社員対象の冷遇措置追加をしないでほしいと願う。社員の会社への思い入れの最後の絆を断ち切ることはしないでほしい。もし、更なる追加措置が実施されたら、そのときには将来的な展望が開けないという見切りが行なわれ、雪崩的人材流出の契機になりそうだ。そして、F2終焉へのカウントダウンが始まるように思える。