remove
powerd by nog twitter

楽しい職場みんなのF2

2002.1.15

再生F2! その2−フレックス制度は誰のためのものか

 今回のシリーズではF2がどうすれば生き返るのか論じます。こんな前向きな話をしようとした矢先に飛び込んできたニュースはフレックス制度の廃止の通知でした。まずはここから話を進めましょう。

 フレックス制度が出来たのは1989年のバブル期に遡ります。会社は急遽フレックス制度を打ち出しました。当時はバブルで求人情勢が厳しく会社としてもリクルート対策としてフレックス制度を打ち出す必要があったのです。それまでF2はフレックスも成果主義もありませんでした。IBM互換路線によって打倒IBMに燃える一方で基本ソフトの複写問題でIBMとの交渉を行っている時期でした。出勤時間がフレックスになるということは生活に自由が出る一方で顧客対応に不便が出る可能性があります。当時それぞれの職場で誰が早く出るかなど決め、概ねフレックス勤務を歓迎する方向で話が進みました。ところがバブルがはじけた以降フレックスは少し利用形態が変わりました。幕張シスラボなどの拠点が遠隔地に出来、多くの社員が強制的に配置先を変更されました。通勤時間が2時間を越える事態。こうなるとフレックスなしには生活できません。そこでフレックスは生活上必要な制度になったのです。フレックス制度は最初は会社のリクルート対策として登場したがその後の会社の政策によって社員にとって不可欠なものになったのです。