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楽しい職場みんなのF2

2001.12.20

再開「新しい成果主義」って一体・・・・・その9

 社会的には注目を浴びながら社内では「こそこそ」と進められてきた「新しい成果主義」。 いよいよ、その評価の時期がやってきました。12月になり「新しい成果主義」の実態はなんだったのかますます明らかになってきました。 さてここでは私たちが評価者になって「新しい成果主義」の成果を評価してみようではありませんか。

9.目標外の成果 成果主義の無意味さを明らかにした・・・評価「SA」

 今回の「新しい成果主義」の原点と私たちが理解するのは3/19の朝日新聞記事でした。F2の成果主義の問題点が社会的に明らかになり、多くの注目を浴びてきました。F2はどうなっていくのか。成果主義をどう立ちなおすのかと多くの方々が固唾を飲んで見守っていたのでしょう。その後、結果はどうだったでしょう?

・結局、終始「こそこそと」「新しい成果主義」を進めてきて内外の関係者にとっては納得感の乏しい半年ではありませんでしたか?
・社長自らが「社員が働かないから業績が上がらない」と言ってみたり、「チャレンジャブルな目標を!」というコブシを上げて前進せよと煽ったと思ったら「大リストラ計画」を発表して後退せよと号令をかけたり。随分、
言ってることとやってることが違うぞとの印象を受けませんでしたか?
・このサイトにも紹介されているように成果主義に関する多くの本や雑誌の記事が掲載されました。その
少なからぬ記事が「成果主義の問題点を解明する」ことを題材にしています。従来、この手の記事は「成果主義が如何にすばらしいか」を題材にしてきたのですから大きな転換と言えます。

 このように「新しい成果主義」は社会に成果主義の無意味さを明らかにしてくれた。この事は、大変な「目標外の」成果であり大いに評価したいと思います。結局「成果主義」という仕組みでは人は動かないし必死にならないのです。一人一人が本当に守られ、みんなが一体となって目標に進んでいると実感しない限り、燃え上がらないし、自らリスクを冒して壁を突破しようとしないのです。そんな当たり前のことを、「新しい成果主義」は教えてくれたと思います。では、これからどうしたらいいのか?それはまた、別のシリーズで論じていきましょうか。