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楽しい職場みんなのF2

 

2002.9.22

リストラと成果主義(5)CEO兼COOは株主に対してどのような責任を果たしたのか
 F2全体で、凄まじいリストラが進んでいます。その中でさまざまな苦しみ、矛盾が吹き出し溢れそうな状態です。ここに至ってF2は秘密主義とり不審者に関する密告をするよう幹部社員に指示し「臭い物に蓋」政策を進めています。どうしてこんな会社になったのか。いつ、どこで道を誤ったのか、ここでは、そのルーツを解明し打開策を考えていきたいと思います。

5.CEO兼COOは株主に対してどのような責任を果たしたのか

 この件でもっとも責任があるのはいつのまにか肩書きが英語になったCEO兼COOであるMr.アキクサでしょう。成果主義発足以降、最高幹部は部下の行動「待ち」という局面が増え自らリスクを冒して事業を推進する態度が減ってきましたが、Mr.アキクサは、その典型と言えます。先ず、Mr.アキクサは自ら現場を見ることが余りありません。多くの情報を取り巻きの部下から得ていますが、これが現場とかけ離れて心地よく加工された情報になっているので判断も狂うと言うものです。次にMr.アキクサは成果主義の枠組みの中でBU単位の成果を強く打ち出しました。うまく事業が進まないと組織を弄繰り回して、無理やり特定のBUに責任を押し付けることばかりやってきました。結局BU毎のエゴばかりがまかり通る世界が作られてしまったのです。今年4月に株主大会を意識してビジネスグループ制を導入しましたが実態は何ら変わらず、会社全体のことよりBUのエゴが優先の世界が依然続いています。そして、上手くいかない仕組みを自分で作っておきながら最後はヒステリックに「社員が働かないから業績が上がらない」とは、何というCEO兼COOでしょう。欧米ではCEO兼COOは株主の利益に責任を負っていると聞きます。このような経営で、本当に株主は納得しているのでしょうか? (つづく)