2002.11.14 |
リストラと成果主義(15)みんなが一体になれるターゲットとは? |
F2全体で、凄まじいリストラが進んでいます。その中でさまざまな苦しみ、矛盾が吹き出し溢れそうな状態です。ここに至ってF2は秘密主義とり不審者に関する密告をするよう幹部社員に指示し「臭い物に蓋」政策を進めています。どうしてこんな会社になったのか。いつ、どこで道を誤ったのか、ここでは、そのルーツを解明し打開策を考えていきたいと思います。
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15.みんなが一体になれるターゲットとは? |
「結集点を示せ」そのことが重要です。F2の結集目標は、分かりやすくて、規模も内容も大きくて、その標語を聞いただけで全社が燃え上がるものでなければなりません。私は、それは「全世界規模でIBMを抜いて世界NO1になる」ということ以外に思い付きません。IBMが企業顧客に焦点を絞って進めてきた一方で、F2は通信も半導体もNIFTYも、と欲張り戦線を拡大しすぎたようです。再度、ライバルIBMを明確な倒し追抜くべきターゲットととして号令を掛けるべきだと思います。成果主義の重箱の隅を突っつくアプローチより、F2社員は、こっちのほうが向いているでしょう。(つづく) |