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楽しい職場みんなのF2

2004.11.29

労働組合にとって非常に賢明な選択
>80年代終り頃に労使交渉で属人的手当の廃止とそれに代わる基本給のベースアップが実施
 80年代終わりといえば、バブル絶頂期で高度成長が永遠に続くと思われていた時期です。賃金カットのための人事制度いじくりなど考えられなかった時に、基本給中心の体系にしたということは、労働組合にとって非常に賢明な選択であったと思います。 F2に置き換えて考えると、基本給は完全に基準内賃金ですから、春季交渉の最大テーマである賃金体系の維持・ストライキ権に完全にガードされることとなるからです。80年代終わりと全く異なる最近のデフレ化の中で、人件費の固定化につながる基本給中心の体系に経営 陣が同意するとは容易に考えられません。家族手当の福利厚生化というのはその表れでしょう。しかし、労働組合には、諸手当から基本給アップへそして、毎年の基本給ベースアップをきちんと要求するというように意識改革を行ってもらいたいと思います。