社内ネットではプライバシー保護せず

2001.1.9
「社内ネットではプライバシー保護せず」-Ｆ２社内規定に明記
１２／１付「パソコン／ＷＳ利用規程」改定で堂々と登場しました。
１．幼稚な人権感覚がＦ２の社風？
	Ｆ２では社内ネット上の情報はすべて業務上のものとみなされ、「従業員個人のプライバシー保護や通信の秘密を保証するものではない」という文言がついに社内規定として明記されました。会社が従業員の仕事用のメールを見てよいかどうかについては、社会的には両論あるようですのでさておき、ここでは少々異なった観点で取り上げたいと思います。第一は、どう見ても人権感覚が疑われるような表現をとったのかということです。「私的利用をしてはならない。」と言えば済む話です。第二は、このような規定をする場合、どういう場合にプライバシーが保護されないのかを詳細かつ具体的に規定し、濫用を防ぐべきところをその配慮がなされていない点です。このような一般的抽象的表現では、同僚や上司のメールを覗き見しても何の問題もないととられてもしかたありません。
２．社員のご家族・ご友人の皆さんへのお願い
	このように、Ｆ２社内のネット情報にプライバシーはありませんので社員の業務用メールアドレス（XXX@jp.fujitsu.com）には決して私用メッセージは送信しないで下さい。また、皆さんの勤めている会社や団体ではこのようなケースにどう対処しているか情報を送ってね。fj2@mx9.freecom.ne.jpは業務用アドレスではないのでご心配なく。