remove
powerd by nog twitter

楽しい職場みんなのF2

2003.4.7

いわゆるパワーハラスメントの問題が散見される
 最近、「職場マネジメント」という言葉が独り歩きしている。しかし、現状のまま単に管理職に職場の管理をゆだねるというのであればそれは人事部門や組合としての仕事を自ら否定することになりはしないか。現実問題として、目標管理評価制度の理念を正しく理解せず、己の好き嫌いのまま評価を下し、評価時にもフィー ドバックとして通知するべき項目をほとんど通知しない管 理職(指摘すると逆切れして、「お前が言わないのが悪い」と開き直る検査部門上がりの某課長)や、お気に入りには着実に成果の上がる仕事を割り当て、気に入らないも のには成果の上がらない仕事を押し付け、ことあるごとに粗捜しをして文句をいう管理職が散見される。検査部門上 がりの某管理職にいたっては、設計開始当初に決まってもいなかった顧客要件をさも最初から決まっていたかのような言い方で、気に入らない部下に対して「品質が悪い」だの「何度同じ失敗を繰り返すのだ、頭の悪いやつめ」と罵声を浴びせる状況である。しかも、話をする際に両腕を頭の後ろで組んで相手を見下すような目つきをするのである。このように、いわゆるパワーハラスメントの問題が散見される現実を把握しないで、現状のまま職場マネジメントを推し進めれば、ますますF2から人材がいなくなることはバカでない限り容易に想像がつくことであろう。職場マネ ジメントを進めるためには、まず、部下を使い捨ての道具としか思わず、部下に対して思いやり一つも示せない(やがてはロボットにも劣る存在になるであろう)管理職や、成果は独り占めにし問題の責任を部下に押し付ける管理職をキャリアセンター送りにすることからはじめるべきであ ろう。