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楽しい職場みんなのF2

2004.2.11

具体的プランがない大間抜けな内容
 春闘の労働組合要求案を見ました。家族手当支給規定は単なる「見直し」となっているだけで、どんな「要求」をするのかという具体的プランがない大間抜けな内容になっています。最近、家族手当など諸手当を廃止する企業が増えており、このままでは”廃止”の議論に流れていってしまう可能性が大いにあります。現行の扶養配偶者月額2万、その他1人4500円というのが、"専業主婦"を念頭に置いた古い考え方で見直すというのはわかります。しかし、それなら次世代支援のコンセプトを明確に打ち出した「出産年限定・こんにちわ赤ちゃん手当」、中3・高3の子供対象「お受験手当」、私立高校・大学生対象「福沢大隈手当」など、アイディア豊かな具体案を提出すべきではないでしょうか。もっとも、今の労組幹部は、「処遇の属人的性格を排除し、成果で決める」だとか「子供を設けるかどうか、どこの学校に行かせるかは完全自己責任」だとかいう成果重視型の人事・処遇制度(成果主義)で頭が凝り固まっていますから、社員の”生活起点”の制度など思いつくはずがないかもしれませんね。