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楽しい職場みんなのF2

2002.4.15

新しいSPIRITって一体...その11−違法行為を継続する愚かさ

 新しいSPIRITは行政当局の『労働時間の適正な把握のための基準』を厳格に適用した法律に則った制度であるがごとく会社は説明しています。過去8年間は法律違反だったが、これからは法に基づきます。SPIRITに代表される成果主義は健在ですと言いたいのでしょう。しかし、この見直しに当たり更なる法律違反を行っています。それは本来仕事の内容によって決められるべき専門型裁量労働対象者(SPIRIT対象者)を過去の成績によって選別していることです。その選定基準は公表されていませんが、職場でSPIRIT適用基準として過去4期でA以上が2回以上であることと、とか、二期連続A以上であることが口頭で伝えられています。労働基準法は裁量労働を自らの裁量によって労働時間を決定できる「仕事」を規定しているわけであって、「人」で裁量労働の可否を選別することは法律違反です。大体、同じ仕事をしている人の中で、どうして一方は裁量労働者、一方は非裁量労働者と区別できるでしょう。これに関して一度も会社から筋の通った見解を聞いたことがありません。