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楽しい職場みんなのF2

 

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2002.10.18

過労死は自分が報われないだけでなく残された家族を一生苦しめる
 今日のNHKの「クローズアップ現代」の過労死問題を見て昔の自分の置かれていた状況を思い出したので投稿します。毎日午前零時過ぎに退社する日々の繰り返しと、目標管理と成果主義で荒廃した職場に耐えられず数年前に入社1 1年目(6級)で転職しましたが、当時の退職金は本当に少なくて雀の涙程度でした。しかも貯まった連休もリフレッシュ休暇も使うことが許されず退職直前までこき使われ、あげくは年金の会社負担を減らすため、退職日を月末前日に変えられたというおまけもつきました。私がいた当時に比べると更に会社の状況は悪くなっていて大変だと思いますが、上積みで一千万を超える退職金を貰って辞めていける人が正直羨ましいです。もっとも上積み分を得るために、自分があと数年間我慢できたかと言えば、正直できなかったとも思います。既にぎりぎりに追い詰められた状態でしたので、我慢していればおそらく過労死するか精神に異常をきたしたこと でしょう。だから得られなかった上積み分の一千万超の金額で、今の職場と、収入は下がったけれども人間らしい暮らし(もしくは生命)を、数年前に購えたのだと割り切ることにしました。会社を去るのも残るのも地獄だとは思いますが、皆さんも無理はしないようにしてください。過労死は自分が報われないだけでなく残された家族を一生苦しめます。富士通で若くして亡くなった方をこれまでに何人も見てきました。辞めたくない人を無理矢理リストラすることは絶対に許せませんが、富士通に残ることだけが人生でもないはずです。自分が信じていた富士通の常識は決して世間の常識ではなかったという当たり前のことに辞めてから初めて気がつきました。辞めることを安易に薦めているのではありま せんが、辞めるのも一つの選択だし、それは決して敗者の結論ではないということを言いたいと思います。