remove
powerd by nog twitter
上司はあなたのここに目をつけている−職場マネジメント研修より
F2の営業部門では、幹部社員向けに「不祥事」を防止するための職場マネジメント研修を開催しているそうです。そこでは次のようなことが教育されています。
1.部下の行動特性の把握
幹部社員は部下の仕事の上での得意・不得意や勤怠などの行動特性を「意識的に」把握するようにしなければなりません。行動特性を見つけ出すための手がかりとして、過去の商談推進上の事例、顧客・上司・同僚・部下とのコミュニケーション、マイオフィスの勤怠や旅費のアラームを挙げています。
2.プライベート情報の把握
幹部社員自身がオフビジネスのコミュニケーション(呑みに行くの類)により部下の個人情報を把握します。同時にプロジェクトリーダや同僚など第三者とのコミュニケーションあるいは評判・報告(チクリ)に留意することとあります。
3.部下の危険な兆候
危険と思われる部下の行動として次のようなポイントを挙げています。

(1)服装やギャンブルなどで金遣いが荒くなったり、頻繁な住所変更、使用電話   の増加。

(2)遅刻、無断欠勤、直行・直帰、夕方からの出張や特定顧客への訪問回数増加

(3)落ち着きがない、上の空で話を聞いていない、単純ミスが増えた。

(4)夜遅くまで一人でいたり、休日出勤が増えた。

(5)預金を多額に引き出す。

(6)仕事への不平不満が増える。机や書類を整理し始める。

(7)幹部社員や同僚とトラブルが増えたり、接触を避けたりする。

(8)出社時刻のばらつきや準欠勤が増える。

(9)実績・見込商談の減少、顧客訪問・面談の減少。

3.幹部社員の皆さんお疲れ様
会社の人事勤労部門は制度や管理ツール(マイオフィス、LISTVIEW,SIIMA)は大変よくできており、あとは現場の幹部社員が自覚してきちんとやりなさいと言いたいようです。こんな研修を大々的に推進しなければならないなんて、どの職場でも相当上司と部下の間に隙間風が吹いているというわけですね。