創立67周年記念 |
2002.5.22 |
F2の成果主義、またもや大幅後退 |
5月13日付で「人材育成に関する評価の明確化」と称する、今年度の目標設定に関する人事勤労部/人事オペレーションセンター長名のレポートが出ていました。 |
(1)幹部社員
「自己の能力開発」項目が追加。「人材育成への取組み」を10%以上個別目標と
して設定。
(2)一般社員
(5級職)「業務への取組み姿勢」(能力開発など)と「業務上の成果」を同じウエイト
で評価。
(6級職)「業務への取組み姿勢」(能力開発など)を10〜40%のウエイトで個人ご
とに設定。人材育成への様々な取り組みを評価。 |
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今回の通知もいつもと同じで、問題点・現状認識に基づく検討・議論のプロセスの説明はなく、結論の押し付けだけでした。推測すると、優秀な社員がどんどん退社し、残った社員のスキルが低レベルのままで重大なトラブルが発生しているのでしょう。いずれにせよ「業務上の成果」のウエイト低下は、3月のSPIRIT対象者大幅削減に続く”成果主義の大後退”であることは間違いありません。人材育成・能力開発は重要なことですが、「成果評価は幹部社員の好みで決定」「資格をとっても給料無関係」「個人の能力を無視した促成・詰込み配転者教育」「通信教育は自己啓発で労働時間外にやるのが原則」「教育時間後の”自主的居残り勉強”は残業ではない」などという具体的な施策を変えなければ、絵に画いた餅でしかありませんね。 |