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2006.6.19 |
創立71周年記念 |
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矛盾噴出も手放せず |
しんぶん赤旗
シリーズ職場-成果主義を追って-
迷走する富士通④
「矛盾噴出も手放せず」
社員の証言を抜粋
「今年の春闘で、富士通は五年ぶりに千円の賃上げを
したんですが、私の場合、六百円しか上がらないんで
すよ」
「わずか千円の賃上げでも、等級や評価によって格差
をつけています。上がる可能性があるのは若い人だけ
で、中高年はほとんど上がりません。若い人でも千円
以上アップするのは等級が高く、かつ高い評価を受け
る限られた人だけなんです」
「年功的な要素が残る本給は、当然ながら勤続年数の
長い中高年が高い。しかし、最高の業績を上げてもほ
とんど上がらなくなりました。最高の評価でも、わず
か百五十円のアップで、目標を達成しても五十円で
す」
「本給が最高の二十四万円近くあった社員は既に定年
退職し、存在しない。そうやってどんどん全体の水準
が引き下げられている」
「どんなに矛盾が噴出しても成果主義をやめないの
は、それ以上のうま味があるからです。それは総人件
費の抑制効果です」 |
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