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楽しい職場みんなのF2

2002.5.3

「みずほ銀行、システム大トラブル」へひとこと

4/10日経新聞朝刊
みずほHD前田社長「システム設計したのは銀行。その通りに作ったメーカーに責任はない」と9日の記者会見で述べた。

 そもそも対等合併なんてやらずに一社が他社を吸収するというふうにしておけば問題がおこらなかったはず。銀行員にとって吸収される場合は悔しい思いをされることでしょうが対等合併はうまくいきませんよ。
 同感です。何のためにシステムがあるのか。わずか2件のデータのためにシステムを開発(システムに投資)する人はいないのです。やはり、影響を受けたデータの件数で評価するのが正しいのではないかと思います。究極的にはプログラムを1行書き換えれば直ってしまうことなのかもしれません。でも、こんなに影響のある部分の品質が悪かった。何で確認できていなかったのか?こんなにすぐ確認できることが確認できていなかったというところが問題なのではないでしょうか。本番業務に供している時期の評価とは思えません。もっとレベルの低い試験の評価です。見つかってよかったというようなものです。もし、富士通の関係者の人のなかにこのようなことを言う人がいるとしたら、富士通へシステム開発なんか委託する人はいなくなるのではないでしょうか。
 確かに、マスコミの報道姿勢には問題があるけど、その考えも変だと思う。一般の人からしてみると、銀行のシステムにトラブルがあった事なんてどうでもよい問題です。それよりも、自分の通帳から2重に引き落としをされる可能性の方がずっと重要。自分が被害者になったら、どういう気がしますか?銀行のシステムが2件ほどトラぶったか・・・ と納得できますか?それに、”システム障害が2件発生”ではなくて、”超重要 なシステム障害が2件も発生した”と、とらえるべきでしょう。今回の事件を、深刻に受け止めない人が万が一担当者の中にいたとしたら、本当に恐ろしい事です。
 みずほのトラブルに対するマスコミ報道ですが・・・「口座振替ができないのが◎十万件」 「二重引落しが○百万件」「またまた発生・・・」 ・・・もう、うんざりするほど聞き慣れてきていますが、マスコミはこういう問題があるとすぐに大げさ・誇大に吹聴する悪い癖がありますね。システム的に言い直すなら、「口座振替が出来ないトラブル」が1件「二重引落が発生する問題」が1件って感じでしょう。だから、合わせて2件。
 マスコミの報道は、いつも質(たち)が悪いから、関わり合いを持たないほうがいい。関わると、彼らの神経過敏症がこっちにも感染してしまう。みずほのトラブルに対して、口座数の多さを声高に「○十万件も・・・」とやっているマスコミは、一度、精神内科の医師に診てもらったほうがいい。
F2は、こういう神経過敏症の患者の発言を相手にするほど暇ではない。
 三井住友銀行が「行員に使わせてみて」NECのシステムの採用を決定した(らしい)というコメントを見ました。NECは住友系だから決めたのだと思う。それほど、F2として自虐的になる必要はないと思う。逆に、もっと戦略的であって欲しい。特に役員にはね。
 いろいろな受け止め方はあると思う。一番の原因は銀行内にあるようだし、人的な事故も後を絶たないようだ。でも、何誌かの新聞に書かれていたと思うけど、「一旦はDKBの富士通機に決まったが、富士銀のシステムのほうが使い勝手がよいという意見が最後まであり、最終的にどっちつかずのシステムに決まるまでに長い時間が経ってしまった。」ということがあからさまに知れ渡ってしまっている。三井住友の場合も結局はNECになってしまっていて、この場合も嘘かホントかわからないが、両行の女子行員にシステムを使ってもらって決めたなどという話もある。要するに富士通のシステムは、使い勝手が悪いということである。昔からそうであるが、システムが密に結合しているということがなくて、みんなばらばら、切り貼り的な印象は免れない。社内でも協業ということが下手で、みんなばらばら、束ねる人がいない。みんな小粒ながらお山の大将、大いなる中小企業の寄せ集めに成り下がってしまっている。会社が大きくなる過程で、そのままの組織で単純に大きくなることはできなかったと思うが、細かく分けすぎ、その上で束ねる人がサボりすぎ。今年のみずほの偉い人のお話では何年か前に富士通が言っていたようなことを言っていたようだけど、銀行というのは基本的にトップダウンの組織で、個人の力は殺すことになっている。富士通は基本的には個人個人にやり方が任されているはずであるが、任せておいて、結果論で評価する、手かせ足かせでがんじがらめの中で、やり方が任されても客観的にみて束ねる人がサボっている、束ねる人の能力不足に尽きる。結果論で評価することなんか馬鹿でもできる。一番おろかなやり方だと思う。今回は、幸い富士通が当事者でなかったかもしれないが、余裕がなくなってくる中、本当の意味での効率化を行えるよう、考えていかないと、現場、協力会社にしわ寄せを押し付けている現状を改めないと、結局は品質に影響が出てくるはずである。普段の仕事のやり方から見て、しくじる可能性も十分にあると思った人たちが「富士通がしくじった」と勝手に盛り上がったのではないだろうか。ちなみにIもHもあんまり騒いでいない。今回はたまたまと考えて、どのように品質に責任を持つのかかんがえないと、みんな人のせいにするんじゃなくて、富士通がどのように最終的な責任を持つのか考えないとね。

 「緊迫感の欠如」の投稿に関して。明かな間違いがあります。マスコミに躍らされるのもかわいそうですが、あまりに事実を知らなすぎる。ちゃんと調べて投稿しろ!そうしないと、いつしか自分の足元をすくわれるよ。

 だから言っているじゃない。 「●BM」とか「▲立」とかのシステムにしないで、最初から F2一本にしておけば良かったんだ。いや待てよ。もし、F2一本だったら、F2の出動要請が無いということにはならないだろう。責任も皆無と言うわけにもいくまい。そう考えてみると、3本乱立の「責任」分散型システムで良かったと見るべきではないか。F2は問題無しであることを、もっと声高にアピールしたほうがいいんじゃないか?

 事実関係がはっきりしていない内からFの責任であるという投稿があちらこちらの掲示板でされている。そして投稿内容を見るとどう見ても身内・・・IやHに責任を押し付けろとは言いませんが、あなた達は会社を潰したいのですか?

みずほ銀行自力で復旧?富士通SEに出動要請なし
http://it.nikkei.co.jp/it/foc/index.cfm?i=20020409t1000t1
いよいよやばいかもね。この記事 「みずほのトラブルを巡るコンピュータメーカーの思惑 」 http://pcweb.mycom.co.jp/column/gyokai/gyokai209.html

 投稿の中で、<銀行のトップはシステムのことなんて考えていないのだろう>という話があり ましたが、1人のDKBファンとしては、高杉良さんの「大合併」(第一と勧業の合併を書いた小説=呪縛は匿名の続編です)でも書かれて いるように、常に、銀行のトップも、重要課題 として認識していると思います。「呪縛」の株主総会のラストシーンのように、「がんばれ!みずほ」と言いたいです。(みずほとF2の株主としては・・・)

 無責任なF2犯人説が横行しているのは、会社が黙りこくって社員に対して何のメッセージも発信しないからだろう。

 [緊迫感の欠如]について 真実を理解した上での発言をして下さい。適当な情報からこのような書き込みをするのはやめるべきです。

 そもそも合併で受けるメリットってなんだったろう。 形だけの預金額世界一か。ROEが上がんなくて企業の評価が変わるだろうか。合併でそこらじゅうに同じ名前の銀行が出来て、みんなの目にとまりやすくなって、預金者が増えるか?そんなで増える預金者の数はたかが知れている。実際、振込先銀行を決めているのは、会社との関係やつきあいや通勤途上にあるなどの自己都合のはず。始めは3社連合ぐらいにしてにして互いに利益出すように競走させた らええねん。共通して出来る特典があるとか、時間外手数料の優遇を自銀行と同じにします程度でも十分やん。その後、どうしても落ちこぼれてきた銀行には、どんどん支店の統廃合やってもらって、優良支店だけ残すなどの経営努力をしたらいい。先につぶれるならどうぞつぶれてください。そして、その後合併したって意地の張り合いは無く、めでたく吸収合併だわな。つぶした側の銀行の優良土地に場所の良くない残っているほうの銀行の支店が移転したら、システム統合などまったく必要なし。要するに、心臓手術するまえに、コレステロールを落とせちゅうことや。肥大化した心臓にとって風通しの悪い組織の血管は致命傷だからな。

 これからハードからソフト・サービス中心にシフトする会社のソフト開発能力が露呈したようですね。思いつきの会社経営が社員ばかりか社会の信用を失うことがよくわかったのではないでしょうか。外注に丸投げのソフト開発じゃあ無理もないでしょうけど・・・

 財務大臣が「たるんどる」と銀行を叱ったようだけれど、銀行の役員なんて、システムのこと考えてないでしょ。「くっついちゃおうかな」って感じで、銀行同士が一緒になる。視野が狭いっていうのか、何かを動かすときに「どこにどのような影響が出て、だから、何を考えなければいけないのか」ということが一瞬にして思いつくことがない。組織人には苦手ですね。組織のタコツボの中で誰が偉いの偉くないのといっても、所詮、組織の中にしか意識がないから広く世間を眺めるような視野の広さがない。で、たちが悪いことに、自分は視野が狭いということに気がついていないんだな。頭の悪い人間は、頭が悪いだけじゃなくて、頭が悪いから「自分が頭が悪い」ということに気がつかないんだ。 上に行けば行くほど、大所高所から見渡せるというのは嘘ですよね。嘘というより、若い頃から、全体を一つのものとして眺める訓練をしてこないし、上が辞めれば自分が上がるくらいにしか考えてないから、上に行っても駄目なものは駄目。もちろん、組織人は資質的に最初から大所高所という意識が無くて、役職が上がることを本当に出世だと信じて疑わない人種だから、定年退職すると、世間にバカにされる。
 銀行の役員も、こんなゴニョゴニョしたせせこましい世界で人生のほとんどを過ごしてきた人が多いから、富士通とIBMと日立が簡単に糊でくっつくと思っている。いや、そんなことすら、思い浮かばないのが事実でしょう。ゴミのシステム同士をくっつけてもゴミはゴミ。

 ●世界で一番優れたシステム。・・・それは、システムを作らないこと。

 先日”緊迫感の欠如”という題目で投稿された方へ一言。マスコミ報道や噂を鵜呑みにしないでください。某M銀行のトラブルの件、F社製のハードおよびPP、受注アプリはすべて正常に動作していたことは確かです。その他の部分で不具合がありトラブルが発生したのです。 (公的なHPではあまり細かいことを書けませんが)少なくとも某M銀行のF社担当SEはものすごいストレス の中で、まじめに的確に迅速に対応してきたと思います。都銀の大規模システムをやっている担当SEは、かなりの スキルあります。そこらの小規模なシステムやってるSEと 一緒にしないように!!今回の”緊迫感の欠如...”の投稿者がF内部の人間でないことを祈っています。 (もしも内部の人間だったとしたら、もう少し仲間のことを信用してあげるように!!)
F社SEを知る一開発者より

 みずほ銀行のオンラインストップは情けない限りだった。みんなのモラルが下がっていると「どうにでもなれ」という気持ちにもなる。やめてすっきりしたいという気持ちのSEがいるのもわかる気がする。