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楽しい職場みんなのF2

2003.5.5

メーデーの日のF2社員・元社員の表情−信濃毎日新聞5/2付け
 信濃毎日新聞5/2付けでは、メーデーの日のF2社員・元社員の表情を伝えています。昨年夏長野・須坂両工場の従業員計約3300人のうち、1738人が退職。1623人が公共職業安定所に求職手続きをし、1292人(約80%)が再就職できていません。

[労組須坂支部執行部だった徳武秀明さん]
子会社へ転社し、そこでも組合役員となった。「会社存続のためにはリストラに協力せざるを得なかった」が「結果として雇用を守れなかった」と思う。

[今も長野工場に勤めている長野市内の50代女性]
リストラ後「残った者の負担が厳しくなった」と感じている。「労組には期待できない。形だけの訴えには何の意味もない」「組合は結局、会社の言い分を分かりやすく伝えるだけだったように思える」

[須坂支部の委員長を務めていた町田正延さん]
「できるだけ良い退職条件を引き出した」という、組合の役割を果たせたと言いながら、他方で「小泉首相は改革なくして成長なし、と言っていたが、いまだに何を改革するのか、全く見えない。構造改革とは一体何なのか」と国への不満は募る。

[長野工場を離職して求職中の50代の男性]
今年は家族とメーデー会場を訪れた。「メーデーが意味がないとは思わない。これは労働運動という海の中に浮く一つの島。年々狭くなっていますが、消してはいけない」