「俺は、自分勝手に辞めていく寿退社の女を最低の人間だと思う。」
−＞結婚までの「腰掛」のつもりで、仕事に真剣でない、というなら批判はすべき面がありますが、一般的にはどんな理由でも退職は自由です。また、「女」と限定しているので性差別の意図が伺われ、この発言は誤りです。「会社を辞める奴は、年休を消化する必要ない。それを絶対俺は承認しない。」
-＞年休の計画的取得は、完全取得や業務の円滑な遂行にとって望ましいことですが、法定要件ではありません。労働基準法では業務の正常な遂行に支障のある場合、年休の取得時期を変更させることを認めているのみです。「会社を辞めるから」という理由で年休を承認しないというのは違法です。
「辞める奴の事は、知らんがな。」
-＞上司は「すでに辞めた部下」に対して職務上の関係ありませんが、「辞める予定の部下」に対しては指導・監督の責任があり、この発言は職務怠慢です。