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楽しい職場みんなのF2

2007.5.8

降格対象は一般社員にだって無縁でない
「今一度、よく考えてみましょう」
2007.5.2「今まで幹部社員降格制度がなかったのが非
常に不思議」幹部社員→6級→5級への降格制度〜の投
稿拝読しました。
なるほどね、過去にも同様な主旨の投稿を目にしたよ
うな気もします。貴殿の投稿を責めるつもりはありま
せん。ちょっと、思ったことを追記させていただきま
す。今一度、よく考えてもましょう!
1.そもそも、成果主義にはキチント評価をする。そし
て良い評価をもらった方は、会社に・上司の元、その
組織体に残り、更に良い評価をいただけるよう、あら
ゆる努力を惜しまない・・・との思いを新たにされる方向
に導きられるであろうと思いたい。
全く逆に、とても満足などできる訳もなく、どう考え
ても納得できない、理不尽な悪い評価を受けた方と思
われる方は、諦めずに理由について質問する。一歩譲
って、どうしたら良い評価が得られるかもしっかり聞
く・・・。ともかくこの先はきっと努力して成果を出して
みよう今一度、自分を信じて奮起するか。少し、冷静
になってから、もし、それでも納得できない、やって
られないとしか思えないなら、自分を認めてくれるだ
ろう別の組織体(一般的には転職)に移る。
会社もとても今後、期待する成果をあげるどころか、
周囲(社外も含め)にもマイナスだと判断したなら、
降格や解雇を毅然として伝え実行する。これは、成果
主義の本当の姿の一面ではないでしょうか?
でも、そうかな〜何か少し大げさな物言いじゃないで
すかと感じられれる方、むしろ正常な感性をお持ちの
方でしょう。
そうです、米国と日本の文化の違いや社会システムの
違い等があります。このことも今一度、加味してみま
せんか。
今のF2いや国内他社も同様かもしれませんが、仮に不
本意な評価を3連続受けてしまえば、多くの正常な人
はモチベーション・ダウンに陥る、その結果もあっ
て、また次回も、低い評価となっちゃう。負のスパイ
ラルのはじまりが訪れます。さすがの人間もくさりま
す。
2.さて、そうなってしまったとき、米国の多くの企業
体・従業員のように、F2も含む日本の会社は待ったな
しで解雇に踏み切れますか、あるいはサッサと見切り
をつけて転職や自営業(会社設立も含む)に踏み込め
る従業員の方、どれだけいらっしゃるものでしょう
か。
評価の透明性とか納得性・・・も、とても・とても大切で
すが、所詮、米国との文化や社会システムの異なると
ころで、きちんとしたインターフェースも考えずに、
成果主義・目標管理をほとんどそのまま直輸入してし
まったことが、この種の問題の根底にあるのではない
でしょうか。(それでも何とかしなくてはと思うも
の、小生に有効な具体案、もっか残念ながらなし。す
みません。諦めず考えたりしていきたいものです)
勿論、今となっては過去の産物となってしまったよう
な「年功序列」「終身雇用制」「充実した法定外福利
厚生」など、維持する原資がないまま、そのまま継続
などというのも、行き詰まっていたことでしょう。
3.降格制度を主張された方、なるほどと賛同された
方、是非は置いといて、降格対象は経営トップから幹
部社員のみならず、一般社員にだって無縁でないと心
しないといけませんネ。そうなったら今以上、誰もが
一層ギクシャクする場面に直面してしまいそうな気が
しませんか?降格で少し賃金を減らしたとしても、と
ことんやる気すら失った従業員を雇い続ける弊害は計
り知れません。
横道にそれますが、例えば「アンダーテンの法則」と
かよく耳にしますよね。100人の組織があったとす
ると、必ず、トップが1割、反対にアンダーが1割を占
める。残りの8割は両者の中間とトップにより近いか、
アンダーにより近いかということでしょうか。その1
00人の集団の価値を上げるためなら、アンダーテン
をいっそのこと切り捨てればよい・・・・と短絡的に考え
てしまいますが、そうすると、その補充がなかったと
して90人の集団が残りますが、90人の集団になったと
たん、新たなアンダーテンの問題に直面します。これ
を繰り返したら、その集団に残る人も気が付けば数人
となり、集団はとっくに崩壊していたということです
かね。
4.最後に、とんでもない幹部社員が闊歩しているとか
の投稿を目にします。客観的な目をもつ大多数の方
が、けしからんという幹部社員は降格より、キャリア
センターに行っていただきましょう。
これは、当人にとっては、懲戒の減給処分や降格より
厳しいと受け止めます。もし、本来、力のある方であ
れば、目をさまし、努力して、ラッキーなチャンスが
あれば、捨てたもんじゃありません。でも、実態は解
雇されたと同じようなもんです。思えば、そうゆう方
だって扶養家族を抱えているんですよね。年金受給も
まだ先の話なんですよね。けしからんと指差される幹
部社員にはなりたくないものですね。