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楽しい職場みんなのF2

 

2002.6.21

富士通グループの再生策・構造改革その3−反発、抵抗への対策

「もし、私が経営者だったら!」と題し、富士通グループの再生策・構造改革の施策について、3つの視点から提案させていただきます。長文になりますが、よろしくお願いします。
 3点目は、以上、申し上げた2点で大きな効果が想定されますが、それを上回る反発、抵抗が確実に予想されますので、その実現に向けた環境整備について記述します。
 社会的影響については、富士通グループ従業員と家族を含め、約20〜30万人の生活を脅かすものになるため、政府をはじめ、経団連、連合が主体となって推進を検討しているさまざまな「セーフティネット構想の実現」に積極的に取り組んでいきます。また、退職加算金についても、十分に惜しみなく付与していきます。当年度大幅赤字で株主対策には苦慮するかもしれないが、大きな声として、次年度の展望を説明し理解を得ていただきます。また、格付け企業の評価については、一時的な低下は覚悟し、施策実施後の損益急上昇により、正当な評価をいただけるものと確信しています。
 労働組合対策については、ユニオンショップ制、チェックオフの見直しを含め、数々の検討事項を切り札とし、大規模な構造改革費用を抑制した施策を講じせざるを得ない状況を理解していただきながら、大いなる決断を促します。
 労働争議になるかも知れないが、「勝つか、負けるか」「生き残れるか、そのまま自然消滅するか」の選択であれば、実行するしかないであろうし、大規模ストをもし実行したら、間違いなく富士通グループは終わりますので、大いなる英断のもと労使ともに協力しながら、「明日の富士通グループを創出する第一歩を!」をスローガンに、取り組んでいきます。