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楽しい職場みんなのF2

2004.12.25

今年も危機的状況は続いています
 「倒産寸前の状態ではなかった」の人へ:
>>それでも、昨年度下期、富士通は倒産寸前の状態ではなかったと見ています。労組向け2003年度第3四半期決算内容説明会(2004.1.29)で守谷経理部長は・・・(以下、長いので省略)>>
 「期末現金がショートしていないから経営破綻しない」という発想が、あなたが経営の勉強不足だということを表していますね。例えば、ダイエーの平成16年8月中間期の決算書を参考書と一緒に読んで見なさい。あなたが、経理部長の言うことを鵜呑みに引用している「営業キャッシュフローのプラス」「期末現金残高のプラス」はあっても、数ヵ月後に経営破綻しましたよ。それに、富士通の営業キャッシュフローのプラス値や前年比増は、ファナック株式の売却による当期利益の黒字化によるものに過ぎませんよ。ひとたび売却する癖をつけたらいつかは底をつく優良株式の売却に手を染めざるを得なかったのが昨年末少し前の富士通の実情だったのですよ。そうでもしない限りは、銀行や証券および一部取引先から産業再生機構に対する取引不安の苦情を否定するネタを出せなかった、というのが昨年第3四半期の状態だったのです。格付の引き下げや融資回収にでもあって見なさい。ひとたまりもなく、産業再生機構の活用どころか、会社更生法の適用申請となりますよ。ちなみに、ファナック株式売却に伴い配当利益も減る訳だから、翌年以降(つまり今年度)の配当金の見通しは大きく減ることになった訳で、昨年のように信用不安(→倒産寸前)の状況は回避したとしても、今年も危機的状況は続いています。
 さて、あなたはそれでも田舎者らしく牧歌的に「家族手当」という「家族持ちならば仕事がイイカゲンな社員にも能力不足な社員にも一律支払われている手 当」の調整に反対するというのですか?社内においては、能力ない家族持ちへの手当を削って仕事にやる気のある単身者の給与に回したいと思わないのでしょう か。また、社外においては、株主や金融機関・取引先に対して、経営力強化よりも家族持ちの手当を厚くして欲しいといい続けるつもりでしょうか。