remove
powerd by nog twitter

楽しい職場みんなのF2

 

2003.2.7

机上の空論まさにインパール作戦−蒲田新棟計画
 「ペーパーレス」「アウトソーシング」といった流行(はやり)の言葉に彩られながら、悪夢のごときプランが描かれようとしている。その名は蒲田新棟。債務超過の財政にありながら、莫大な費用をかけ粛々として進められるその工事。しかし、逆線表は引かれつつ も、その明確な姿はまだ見えない。完全なペーパーレス。それは富士通という場から「モノづくり」という言葉を奪い去るであろう。もはや、子会社丸投げの開発こそが全てとなる。フリースペースのオフィス。それは僅かに残された「会社への帰属意識」を奪い去るであろう。大量に支給されるというノートパソコン。陳腐化の激しいPC業界においてなお、さらに価値のうつろいやすい資産。それは固定資産として模糊としてバランスシートにその姿を現すのであろう。各事業所からの無謀な移動計画。それは、蒲田への一極集中。フレックス中止による武蔵中原の如きラッシュの激化。ネット環境などのリソース不足。答えはどこにあるのだろう。富士通に残された最後の光−ソフトサービス。淡い栄光と希望の焔・・・それが消えようとしている。2004年に我々はその悪夢の光景を実像として迎えるのであろうか。富士通が企業としての死を迎えたときに・・・それは 巨大な墓標として後世のものたちに戒めを説くのであろうか。