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楽しい職場みんなのF2

2005.2.15

経営判断が遅すぎる
  日経ビジネス最新号で叩かれていますね。
  要するに、経営判断が遅すぎる、そしてまた狼少年に
  逆戻りだと。
 
  業績を下方修正したこと自体はいろいろな意見があると
  思いますが、経営判断が遅すぎるのは否定しようがない
  ですね。FHPは完全に売り時を間違えましたね。プラズ
  マは富士通にとっては全くコアで
  ないはず、2003年度が一番の売り時だったことは言うまで
  もありません。これは結果論ではなく、FHPの業績を
  把握してさえいれば簡単なことです。ただそこで
  判断が出来るかどうかだけの問題です。
 
  次は、債務超過に陥っている子会社を整理しようと考えて
  いることと思いますが本当に考えなければいけないのは、
  コアなビジネスではないもので今高く売れるビジネスが何
  かということ。
  多額の赤字を出してから売り先を見つけるのでは遅すぎ
  る。この会社のノンコアビジネスに対する考え方は
  「儲かるならやってもいい、儲からないならやらない」
  だから黒字に転換したら、問題が解決したと思い、
  そのまま内部に置いておく。でもそれではだめで、
  その時こそ売り時。
 
  そう考えると、まず先に考えなければいけないのは、
  HDD。多額の赤字を出していた時には、「一人
  でやっていけるビジネスではない」と公言し、売り先を
  探していたようですが、ビジネスが好転してからは
  そのままですね。でも本当は今こそ売り時なのでは?
  ビジネスモデルがかぶらないサムソンあたりに買って
  もらうのが一番でしょう。こういった判断こそ、
  経営者の判断、担当役員に任せておいたのでは何も
  決まりませんよ。
 
  個人的には現在の社長はよくやっていると思うので、
  がんばってもらいたいですが、ハード部門の建直しと
  共に、年々営業利益率が下がっているソフトサービス
  の建直しこそ最も大事な部分。問題山積ですが、
  がんばって欲しいです。
 
  ついでに、社員を大事にしない会社はいずれ滅びる。
  構造改革が必要な時には実行することが大事。
  でも経営者、幹部社員がきちんと責任を取らなければ
  従業員が納得するはずが無い。業績目標が達成でき
  ないのであれば、結果が出てから、それなりの責任
  (辞めるとかでなくても報酬カットとかいろいろやり
  方はあると思います)を取るのが、成果主義を標榜
  する会社のあり方ではないでしょうか。従業員に負担
  ばかり求めていては、従業員は会社を信用せず、
  どんどん遠心力が働きます。
 
  がんばれ、F2!