2007.6.25 |
この人のモラルがどうなの? |
書いてあることは客観的であり事実でしょうが、内容の
正確さ・深さ云々の前に、何か胸につかえる重たいもの
を感じました。
読んでいてもの凄くイヤな嫌悪感が湧いてくるんです
ね。
暴露本を出版してこの人は富士通に対し何をしたかった
のだろう?‥‥‥‥‥と。
富士通の評判を落としたり、現役の富士通社員ががっか
りてモチベーションダウンしたり、学生が富士通と言う
会社に失望することはあっても、なんらかプラスになる
とは思えませんからね。
人事制度改悪で社員のモラルダウン云々ということを論
じるより、この人がこのような本を出したことに対し
て、この人のモラルがどうなの?‥‥‥‥‥ってことを
聞きたい気がしてくるんですね。
223頁には「いまも富士通に愛着がある」って書いて
あるけど、読んだ瞬間「嘘だろぉ〜コンニャロォ〜」っ
て呟いてしましたよ。
本全体を通じて、富士通に対する憎しみ、恨みしか感じ
ませんでしたからね。
感想は一言でいうなら、「醜い」「汚い」「厭らしい」
「卑怯」‥‥‥‥‥なんて形容してよいやら。
人事部にいたというこの人の執筆姿勢を疑ってしまう本
でしたね。 |
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