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楽しい職場みんなのF2

2001.10.23

富士通様の仕事は今期限り

 いつも富士通さんにお世話になっていたソフトウェアハウスの経営を行っているものです。 従来はこのような議論には加わることなどできない程、大変お世話になっておりました。実は、今回ある事件がありとっても受け入れられるような条件ではなかったために、富士通様の仕事は今期限りとし、来期からは独自でSIを行う茨の道の選択を行いました。 今回の事件は、とても腹立たしく、またとても我慢ができるような内容では有りませんでした。仕事を今期限りでお断りしたからといって、大恩ある富士通様を裏切り事など到底できないのですが、秋草社長の発言が話題になり、末端が腐っていて経営陣の思惑通りに合理化等の計画が進められていないのでは、と推察されますので暴露させていただきます。 実は、ここ数年は工数の削減/単価の引き下げを数回にわたって受け入れ、弊社の利益も数パーセントしかない状態が続いておりましたが、今回現場のSEさんの方から10%の一律カットを言い渡されました。おまけに、購買の担当者から、10%の一律単価引き下げを通告されました。こんな状態の元で実質20%の受注金額の引き下げを受け入れることは、困難です。ところが、富士通様との契約は常に口頭発注の状態で、プロジェクトの終盤になって契約書を締結するので、既に下請けのソフトハウスに対しても対価を支払ってしまった状態でこう言う通達は、弊社みたいな零細企業には死ねといっているに等しいのです。以前にも、ここまでひどくは有りませんが、同じことが平然と行われました。これは、経費削減の通達が上層部から廻ってきたら、機械的に下請けに通達を出しているとしか見えません。日産自動車でも、下請けに対してこのような処置がとられたことがあったようですが、彼らのケースとは決定的に違うのは、我々の場合は我々にナンの選択権も無いということです。 通常の単価の2/3〜1/2でも富士通様についていったのは、技術レベルが高くまた、他のメーカに比べてこのような行為が少なかったためです。秋草社長とは弊社が海外のプロジェクトを受注させていただいた時に仕事をごいっしょさせていただき非常にスマート(頭が切れる)でマネージメント能力の優れた方だという印象があります。きっと今回の発言は、話の前後がカットされ東洋経済記者の都合のいいように編集されたのだと信じております。 しかし、経営陣自身が皆、裸の王様になっていませんか?現場は暴走していますよ。長文になってしまいましたが、富士通様には愛着があり、弊社を育てていただいた恩があると思っています。感謝もしています。しかし、現場が腐っていては経営の意思がうまく伝わりません。そこを改革して欲しいのです。今回の件は経営陣の意思ではないと信じています。再生を祈って!!