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楽しい職場みんなのF2

開設1周年記念                                                 2001.9.25

F2 2000年度決算を読む その7

 この間の決算の分析の中で「損益スリム化、資産ファット化という場合、その原因に対しきちんとした分析が必要」と最初の投稿で述べました。そして資産ファット化の原因は1996年という成果主義が全社に展開された時期から始まる棚卸資産の積み上げから始まったことが原因であり、成果主義による失敗先送りによるものであることを明らかにしてきました。それでは損益スリム化はどうして起きたのでしょうか?

1.どこにも見つからない「販売体制のスリム化」の事実

 この間、どうやって販売費用の効率化を図ったかを調べてきました。しかしどこにも決算に影響を与えるほどの営業体制の縮小や仕事のやり方の大幅な変更は見つかりません。寧ろ、耳に入る噂は「どこかの部署では、今まで経費で扱っていた費目を資産勘定に変えて処置している」と言う話ばかりです。そういう話は、いろいろな所から聞こえてきました。

2.ここから推定される恐るべき事実?

 もうこれ以上新事実も見つかりそうもなく、もはや「販売体制のスリム化」は存在しなかったのではないかと考えざるを得ません。どうやって、損益スリム化を成し遂げたのでしょうか?何故?ここからは推定です。 すでに2000年度決算時点でF2経営は棚卸資産積み上げの異常な状況を把握していて、その処置のタイミングを見計らっていたのでしょう。2000年度は社長の株主への公約もあり、ともかく利益を出すために社を上げて経費を抑えて棚卸資産の積み上げを、実施。そして次の年は大幅な赤字にしてリストラの口実にする。これで今のリストラに到った。と考えると一番説明がつきやすいのです。推定です。しかし2000年度決算発表が5月、株主総会が6月、リストラ計画の発表が7月。随分と都合よく話がつながっているのは、事実です。